天秤丸の独り言

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親父、ゲームをする

2008-01-04 | Weblog


「 おい、任天堂DSやらせてくれ 」



突然そう言い放ったのは、俺の親父


何のつもりか知らないが、とりあえずDSを親父に渡す。



どんなソフトでもいいという事だったので、


とりあえずゲーム機にささっていたソフトをそのままプレイしてもらう事に。



ソフト名は『テイルズオブイノセンス』というRPG。


爽快かつスピーディーな戦闘がウリのゲームだ。


俺は、途中で飽きてなげたので、その途中からプレイしてもらう。




ゲームが始まる。



数分後。



親父 「 おい、なんか強そうなんが出てきた 」


俺  「 え?マジ?どれどれ 」




おいおい。



どこをどうさまよったのか、



親父、



ボスまでたどりついてた。





俺  「 親父、これボスやわ 」


親父 「 ボスか。強いか? 」


俺  「 強いで 」


親父 「 そうか、強いかー 」




とりあえず、ボスが強いという事を教える。




俺  「 あとこれな、このボタンな、必殺技が出るから 」


親父 「 必殺技か。強いか? 」


俺  「 強いで 」


親父 「 そうか、強いかー 」




ついでに必殺技が強いという事も教える。




長ったらしいボスとの会話イベントが終わり、いざ戦闘に突入。




ペシ ペシ ペシ ペシ ペシッ



戦闘がはじまるやいなや、


狂ったように必殺技ボタンを連打している親父



俺( え?ええええぇーーーー!? )



必殺技は確かに強い


しかし強いからこそゆえ、使用後にが生じる。


その隙をうまく補いつつ立ち回らなければならない。


雑魚敵ならまだしも、ボスに必殺技連打なんてもってのほかである。



「 センクーレッパッ!うぐぅっ! 」


「 センクーレッパッ!ひでぶっ! 」


「 センクーレッパッ!あべしっ! 」




例のごとく親父、



必殺技後の隙に、



ちゃんとボスのコンボをもらっている。




どんどん減ってゆく味方のHP。



俺  「 親父!回復!回復ぅぅっ! 」


親父 「 えぇい!うるさい! 」





ベシベシベシベシベシベシィィッ!




俺  「 親父!味方死んでる!死んでるぅぅっ! 



親父 「 はははははははははは!! 」





親父、何がおかしいのか笑い出す。




数秒後、




案の定、全滅。




親父 「 おい 」



俺  「 ん? 」






親父 「 おもしろいなぁ、コレ 」




親父、テラヤングマン。



           
             ーーーー完ーーーー