uparupapapa 日記

ようやく年金をいただける歳に。
でも完全年金生活に移行できるのはもう少し先。

舛添氏、自分を「トップリーダー」発言に批判噴出…火に油「勘違い」「自分で言うな」

2016-04-30 04:00:44 | 日記
高額出張費および公用車問題に揺れる、

東京都の舛添要一知事が28日の会見での釈明時に、

自身を「政治家ってのはトップリーダーです」

と発言したことが極めて不評を買っている。

平時なら聞き流されたかもしれないが、

特権意識が招いた問題とも批判される中での発言に、

ネット上などで「自分でよく言えるよな」

「見下した発言」「思い上がり」と批判の声が噴出した。

舛添氏は、昨年4月から約1年間で計48回、

公用車で神奈川県湯河原町にある別荘に行き来していた。

会見では、毎週のように別荘に向かった理由を

「あのね、政治家というのはトップリーダーです。

先々のことを、

大きなグランドデザインを描く作業があるんです」と発言。

斬新なアイデアを生むためのリフレッシュの必要性を説いたが、

状況的に「トップリーダー」は反感を買ったようだ。


ツイッターには「総理大臣が言うならまだしも」

「自分の事をよくトップリーダーって言えるよな」

「トップリーダーは自分でトップリーダーとは言わない」

「周囲にトップリーダーとおだてられて

思い上がったか」などと批判が集中。


発言に対し「見下した発言」「ズレ過ぎ」

「勘違いしている」「トップリーダーと威張る都知事」

「ダメだこりゃ」と、印象はよくなかった様子で、

火に油を注ぐ一言となってしまったようだ。


-デイリースポーツ 4月29日(金)20時36分配信-









政治家=トップリーダーなのではない。

民衆から支持を得た高邁な施策・政策のため

死にもの狂いで頑張り、実現を果たす者、

会社経営などで、利潤追求のみにとらわれるのではなく

仕事に携わる人々や、他社や社会全体に

多大な影響力を発揮し引っ張ってゆく者などを云う。



わたしの認識するトップリーダーとは

そうした人たち。


別な言い方をすれば、『指導者』だ。


首相や重職に就いた者が勘違いしがちだが、

ただその職に就いただけの人間を、

世の中の人々はトップリーダーとは認識してくれない。



それを端的に示してくれるのが

サミット=先進国首脳会議だ。



『サミット』と云うだけあって

参加者は各国の代表であり、

世界をけん引するだけの力のある国のトップが集まる。


しかし、数年でコロコロ変わり、

世界のリーダーとしての指導力を

発揮できていないようなどこかの国は、

まるで刺身の褄であるかのように

記念撮影時、隅っこに追いやられる。



もし誰もが認める重要人物なら、

例え場所取り争いでつま弾きにされても

すぐにその場の雰囲気や空気で

真ん中に呼び戻されるだろう。


それは単にその国の国力でそう扱われるのではなく、

その人間のリーダーとしての資質と実績、

更に会議を引っ張る指導性などによるもので決まる。


会議で寝ているような人間は

居ても居なくても同じ。

どんなに重要なポストや立ち場の者でも

記念撮影時、真ん中に呼ばれたりしないのだ。



もうすぐ始まる伊勢志摩サミット。

今年は議長国としてきっとオバマの隣に収まるだろうが、

歴代の日本の首相の立ち位置はどうだったか?

そして、それは何を意味するのだろう。




また、もしも(想像したくもない悪夢だが)

トランプやテッド・クルーズが大統領として

次のサミットに出席したならば、

きっと会議は台無しだろう。

果たして真ん中に立てるのだろうか?





翻って舛添さん、

今回の騒動で、あなたはたくさんの批判を受けました。

もう一度振り返ってみて、

本当に自分をトップリーダーだと改めて自認し、

胸を張り自負できますか?



きっと次の都知事選。

対抗する候補がかなり低い資質でも

楽々当選できるほどハードルが低くなるでしょう。

私はそう思います。





一連の2020年東京オリンピックの迷走から

うまく距離を保ち、批判の渦中から逃れたり、

熊本地震への支援を表明することなく

職員の派遣も物資を送ることもしない都知事。



とても情けないとしか感想を持てないオヤジが一句。





別荘に ファーストクラスも 公用よ

(血税消費認定委員会)



お粗末。 

日本ハムが“ハンカチ王子”を「クビ」にしない理由

2016-04-29 04:34:12 | 日記
一軍でなくとも久々の快投だった。

北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手が

4月22日のイースタン・リーグ楽天戦に先発。

1失点で完投し、二軍で今季初勝利。

ここまで二軍でも0勝3敗、

防御率6.00と散々だったが、

今季6試合目の登板でようやく白星をつかんだ。

とはいえ、その斎藤も今季でプロ6年目。

もういい加減、一軍で活躍しないと

「解雇」の二文字もチラついてきそうなものだ。

日本ハムに入団した2011年のルーキーイヤーにマークした

6勝(6敗)、防御率2.69が、

いずれも自己最高の成績。

以降は2012年・5勝8敗(防御率3.98)、

2013年・0勝1敗(防御率13.50)、

2014年・2勝1敗(防御率4.85)、

2015年・1勝3敗(防御率5.74)

と苦しい内容が続いている。


プロ2年目の12年シーズン終了後に

右肩関節唇損傷と診断され、

右肩に大きな不安を抱えた時期があったとはいえ、

それを差し引いても、

この体たらくは余りにも寂し過ぎる。

かつて学生野球時代に甲子園、神宮球場を沸かせた

「ハンカチ王子」の姿は残念なことに、

どうひいき目に見ても今の斎藤には感じられない。


それでも日本ハムは斎藤に

「猶予」を与えるつもりのようだ。

段々と下降気味になっているとはいえ、

やはり「佑ちゃん」の人気はいまだ健在。

日本ハムの中でプロ野球ファンだけでなく

一般層にも、その名が広く知られている選手は

斎藤以外にそう多くは見当たらない。

主力中の主力である二刀流・大谷翔平投手や

チームの主砲・中田翔内野手の名前を聞いて

ピンと来なくても「斎藤佑樹なら知ってるよ」

と答える人は言うまでもなく相当に多いはず。

斎藤の持つ一般的認知度は球団側から見ても、

やはり捨て難いものがある。


●日本ハムが描き続けるシナリオ


こうした側面から企業経営を考える上で、

日本ハムにとって斎藤は

まだまだ魅力的な所属選手であることは間違いない。

その斎藤については現状で

二軍暮らしが大半であるにもかかわらず、

球団内からは実際のところ

「さすがに大谷と中田の2トップには及ばないが、

グッズの売り上げは

他の主力クラスとそん色ないかそれ以上」

との証言もある。


グッズ収入のように目に見える形のものだけでなく、

他の部分で反映される莫大なCM効果も

斎藤にはあるらしい。

球団関係者によると

「あの佑ちゃんがいる球団=日本ハム」

として認知している

一般層の人が世間には相当数でまだ存在するとのこと。

その具体的な人数も非公開レベルながら

球団内部でデータ化されて保管されており、

これは球団幹部たちの間でも

無視できない事実として受け止められているという。


例えば、野球にそれほど詳しくなくても

「佑ちゃんは一軍ではないけれど、

彼がいるチームだから日本ハムの試合を

応援しに行ってみようか」と思うような人も

中にはいるということだ。

これは逆に言えば、

かつての「ハンカチフィーバー」の名残が

世間に残っている証明でもある。

そう考えると、やはり斎藤佑樹という選手が

アマチュア時代に一世風靡(いっせいふうび)した

“残像”は人々の脳裏にいまだ焼き付いているのだろう。


日本ハムは、その“残像”が

プロでリアルに蘇ることを本気で期待している。

すでにプロ入りから5年もの歳月が経過しながら、

ここまでさしたる成績を残せていない。

だが我慢に我慢を重ねた末に

チームの戦力となって眠り続けていた才能が開花すれば、

先に挙げた「佑ちゃん」を知る一般層を中心に

爆発的人気が再燃する――。

それが日本ハム側の描き続けるシナリオだ。



●究極のプラス思考で前に進む



斎藤は、今年6月で28歳を迎える。

もし今後、安定して結果を残し始めるとすれば

俗に言う「遅咲き」だ。

日本プロ野球界において、

遅咲きの投手は過去何人かいる。

近年でいえば、

チームメートの日本ハムの吉川光夫も

その1人に挙げられるだろう。


奇しくも斎藤と同学年だが、
プロ入りは吉川のほうが4年早い。

広陵高校から2011年のドラフト1位で入団したが、

プロ5年目の2011年シーズンまでは

3年連続白星なしでルーキーイヤーの4勝がマックス。

しかし翌2012年に14勝、

防御率1.71で初タイトルも獲得し、

プロ6年目にして長いトンネルを抜け出してブレイクした。


吉川のように高卒入団ではなく、

社会人からのプロ入りで即戦力クラスと言われながらも

才能を完全開花させるまで時間がかかった投手もいる。

阪神のベテラン左腕・能見篤史は

2004年ドラフトの自由獲得枠で

大阪ガスから入団したものの、

2008年までシーズン最多は4勝止まり。

しかし30歳を迎えたプロ5年目の2009年シーズンに、

13勝(防御率2点台)をマークし才能を開花させた。


斎藤は残念ながら吉川や能見のように

「これぞ」という

何か1つの武器を持っているわけでもなく、

常に抜群の制球力を発揮するタイプでもない。

しかし過去にも当記事で書いたが、

自分の置かれた状況を冷静に見極め、

たとえ窮地に追い込まれても

単に落ち込むのではなく

究極のプラス思考で

前に進もうとすることができる選手だ。

いい意味で「スーパーKY」と評してもいいかもしれない。

これに同調するように

斎藤を入団当時から知る球団関係者も次のように

「佑ちゃん」に対する本心を打ち明けた。


「これだけ注目されて5年以上も結果が出せないでいたら、

普通の神経の持ち主ならば

『辞めさせてください』と言って来ても不思議じゃない。

それでも彼は

ひたすらマイナスのことを考えないでいるでしょう。

ボコボコに打ち込まれ、周りからどんなに叩かれようとも、

それを糧として次に進もうとする。

あの精神力はハンパじゃない。


我々は彼に何かスイッチのようなものが入ることを

期待しているのです。

それが、どういうタイミングになるのかは

分からないですけどね。

そういう遅咲きのチャンスはきっと来ると思っています。

だからこそ突然、

忘れたころに大ブレイクするかもしれないと

思わずにはいられないのです」


日本ハムが斎藤をクビにしない理由は何となく理解できた。

しかしながら、

いくら何でも

それに延々と甘え続けるわけにはいかないだろう。

プロ6年目の斎藤には

今年こそ誰もが納得する結果を出して欲しい。

(臼北信行)



-ITmedia ビジネスオンライン-







今日のニュースの引用も長くなってしまった。

しかも北海道日本ハムファイターズという

プロ野球パリーグの地方球団・二軍選手の話題。

全く興味のない人も多いだろう。



かく云う私は北海道出身。



熱狂的野球ファンではないが、

北海道在住時代はそこそこ札幌ドームに足を運んでいた。


北海道在住=日ハムファンという図式が

ある程度形成しつつある地域風土の中、

人並みにプロ野球観戦を楽しんでいたひとりだ。



“ハンカチ王子”斎藤佑樹投手については

甲子園時代からの因縁をもって注目していた。


早稲田実業学校の投手として

2006年の夏の甲子園。

駒大苫小牧高校のエース、田中将大との投手戦で

延長15回でも決着がつかず、

決勝引き分け再試合となった。

翌日の再試合でも自ら先発を志願し4連投。

最後は田中を三振に打ち取って13奪三振で接戦を制し、

早実を初の夏の甲子園大会優勝に導いた。



斎藤佑樹投手を知る人の誰もが思い起こす伝説。



当時北海道代表だった

駒大苫小牧を打ち負かした斎藤投手に対し、

恨みにも似た気持ちを抱いたのを覚えている。


しかも彼は同年の甲子園2回戦の

大阪桐蔭高校戦で、

プロ入り後にチームメイトとなる中田翔と対戦、

4打数無安打3三振に封じている。



正直言ってプロ入りのドラフト会議では

斎藤佑樹投手ではなく、

地元北海道を夢の甲子園大会優勝に導いてくれた

田中将大投手に入団してほしかった。


田中投手の楽天入団の年と

斎藤投手の日ハム入団の年は4年の開きがあり、

その辺の直接的因縁はないが、

私と同じ思いの日ハムファンは多かったことだろう。



それにしても北海道日本ハムファイターズ。


大の野球好きで知られるオーナー・大社義規社長(当時)。

所属選手を大事にし、辛抱強く育成し

チームを強くしてきた人だ。


2004年に本拠地を北海道に移し、

選手の育成と地域のファン育成に努力した球団の姿は、

大社社長の姿勢そのものだった。


2005年にそんな社長も死去し、

チームは5位に終わる。

しかしそんなチームも一念発起、

2006年にはリーグ優勝、日本シリーズを制覇し日本一。

アジアシリーズでも優勝を飾り、アジア王者となった。




今期は今のところ下位に甘んじ、

チーム全体が不調に喘いでいるようだが、

おそらくそんなことは意に介さず、

日ハムファンは今日も応援しているだろう。




プロ野球は仲良しクラブではない。

力の無い選手は生き残れない。



そんなことは百も承知だ。


でもそれを踏まえた上でも云いたい。


私は選手とファンを大切に、大切に育ててきた

北海道日本ハムファイターズが好きだと。




今私は東京の空を見上げ、

故郷の球団にエールを贈りたい。

そして斎藤佑樹投手にも。




今度北海道に一時帰郷したら、

久しぶりに是非札幌ドームにも

足を運びたいと思うオヤジが一句。




ハンカチを 見るたび思う 斎藤さん

(ハンカチを使った新たな『斎藤さん』ゲームができないかな?)



お粗末。






















クルマは本当に高くなったのか?

2016-04-28 04:14:04 | 日記
「最近のクルマは高いよね」とよく言われる。

確かに軽自動車がものによって200万円と聞くと

「全くその通り」と思うが、一方、頭の中には

「それはちょっと違うんだよなぁ」

と思うもう一人の自分がいる。

今回は日本人のデフレ慣れと

クルマの価格について考えてみたい。


●無茶なローンを平気で組んだ30年前の若者



30年前、筆者がホンダ・ディーラーで

整備士をやっていたころのことだ。

そのディーラーは珍しいことに四輪だけでなく

二輪の販売店も持っており、

たまたまそこに配属になっていた時期がある。


二輪のお客さんは四輪のお客さんより

概して整備の現場が好きである。

工場に入り込んで来ては修理作業を眺めていくので、

段々親しくなる。ある日、その常連客のUくんが言う。

「池田さん。俺、今度クルマ買うんですよ」

「へぇー、いいじゃない。何にするの?」

「プレリュードが欲しいんすよね」

「おー、金持ちだねぇ」

「いや、そんなんじゃないっすよ。

見積りもらったんですけど、頭金なしの毎月6万円36回ローン」

Uくんは屈託なく笑っていたが、筆者はちょっと心配した。

建築資材会社で2トントラックを運転している彼の給料は、

恐らく手取りで10万円ちょっと。

15万円に届いているとは思えなかった。

可処分所得の半分をローン返済に回してしまうのは

当時の常識としても危うい。

「うーん。50万円だけでも頭金作ってからにしたら?」。

彼が欲しがっているE-AB型プレリュードXZは

160万円くらいのクルマだ。

だが、エアコンとオーディオを付けて乗り出しの価格は

恐らく200万円を超えるはずである。

ショールームに戻って電卓を叩いてみると、

頭金50万円を用意して48回払いにすれば

何とか返済額が4万円を切る。

それならまだ何とかなるように思える。

だが、同じような境遇の彼の同僚が

8万円のローンを組んだことに自信を得て

、Uくんは月6万円のローンで本当に買ってしまったのである。

こういう無茶なクルマの買い方をする若者は

多数派ではないまでもそこそこいた。


ー中略ー



ということで、公平な比較かと言われると、

いろいろと言い訳すべきポイントは多いが、

シンプルに額面だけで比較すれば

高くなっているのは間違いない。

本来30年分のインフレその他を

加味する必要があるのは当然なのだが、

そこは日本の経済に

妙なことが起こっていて簡単に話をまとめられない。

それは後で別途じっくり考察するとして、

まずは当時の若者が

こんな無茶なローンを組んだ理由を書いて置かねばならない。

それも後でパズルにはまるのだ。


若者がこぞってクルマを買った背景としては、

当時の世相もある。毎年当然にベースアップがあって、

特に新卒入社直後の数年は

1万円以上の昇給も少なくなかったから、

返済を始めてみれば毎年1万円ずつローンが軽くなっていく。

そういう計算が成り立った時代だったのだ。


だから、手元に現金がなく、給料が少なくても、

多くの若者が新卒入社と同時にクルマを買った。

そういう消費が回り回って、企業が利益を上げ、

それがまた給与になって戻って来るのが

好景気の良いところだったのだ。


ところが、今や毎年のベースアップなど一部上場企業の中でも、

限られた特別な会社だけのもの。

現代のUくんたちは初任給が

右肩上がりに増えていくものとはハナから考えていないし、

雇用形態によってはボーナスもない。

それは月給20万円なら年収240万円のまま

ずっと生きていく覚悟をする世界だ。

ローンなんて組みたくなるわけがないし、

非正規雇用ならローンの審査を通らない可能性もある。

落とされたショックを考えれば、

余計申し込みたくなくなるだろう。

買ったら買ったで初期コストとは別に

維持費だってむしり取られる。

若者のクルマ離れなんて

勝手な言いぐさで若者の責任にする方がおかしい。


だからクルマは相対的に高く感じる。

おっさんたちは人事のように

「近ごろの若者には夢がない」と言うが、

夢が見られない社会を今までの世代が作ったのだ。


●なぜ高くなったのか?


では、いったいなぜそんなことになったのか。


図は首相官邸ホームページの政策会議資料の中にある

平成25年第2回会議資料の一枚だ。

日米欧それぞれの名目賃金の推移がグラフ化されている。

1995年の各国名目賃金を基準(100)としたとき、

2012年の値は米国で180.8、欧州で149.3ある。

ところが、日本は87.0と、

この18年間で2割以上もダウンしているのだ。


プレリュードは1982年デビューなので、

この資料の起点から

さらにさかのぼること13年前の物価なのだが、

そこには目をつぶって、

あくまでも目安として

当時の価格にこの名目賃金の比率を掛けてみる。

170万円の現在価値は各国でどのくらい違うのか。

米国では307万円、欧州では254万円、

日本では148万円になる。


クルマのようなグローバル商品は、

国による価格差はそれほど大きくない。

せめて欧州の賃金上昇率程度に

日本の賃金が上がっていたら、

86やBRZやロードスターを

若者が購入していた可能性は十分にあるのだ。

しかし、

欧米にインフレ補正を掛けなくてはならないのと反対に、

日本ではデフレ補正を掛けなくてはならない。

なんたることだ。


今、日本の物価と給与水準は明らかにおかしい。

牛丼が一杯380円という水準はOECD加盟34カ国の中で、

もはや最貧国レベルの物価だ。


筆者の友人に企業再生コンサルタントがいる。

多くのリゾート物件再生を手掛けてきた彼に話を聞いて驚いた。

少し前から、ニセコのスキー場には

オーストラリアやニュージーランドからの旅行者が

多数押し寄せている。

外国人旅行者はスキー場の2300円のカニ・ラーメンを

「日本は物価が安い」と喜んで食べているという。

驚くべきことに、

この店ではこのカニ・ラーメンが

一番人気のメニューだと言うのだ。


こうした旅行者のおかげで

ニセコでは物価がぐんぐん上昇している。

マンション価格も坪単価600万円に達しているという。

ニセコの山の中のマンションの坪単価が

山手線目黒駅前のタワーマンションに匹敵するのだ。

もちろんこれが平均的な話なのかと問われれば

そうとは言い切れない。

欧米ではスキーは富裕層の遊びである。

ましてや海外にスキー旅行に出掛けるともなれば

選ばれた人々なのだろう。とはいえ、

彼らはそういう富裕層だからこそ

母国と日本しか知らないわけではない。

あちこちのリゾートで遊んだ末、

日本の物価が安いと言っているのだ。


だから、こうした外国人にヒヤリングすると、

2300円のカニ・ラーメンでは飽き足らず、

ミシュランの星付きレベルのレストランが

なぜニセコにないのかと尋ねられるらしい。

友人は「夏の間どうやって生きていくのか」

と苦笑いするが、それほど世界から見て日本の物価は低い。


もう少し普通の例を見てみよう。

大手町あたりのサラリーマンが

昼食にちょっと良いものを食べたとする。

それでもせいぜい1000円から1500円というところだろう。

ところがロンドンあたりで同じ感覚で食事をすると

2500円から3000円の相場になっているという。


毎日のように報道される中国人観光客の爆買いも、

構造は同じだ。

「多少高くても良いものを」と買い求めているのではない。

「安くて良いものだから買わないと損」なのだ。

今や日本の物価は全く先進国水準ではない。

そこにグローバル価格の商品を置けば

割高に見えるのは当然のことになる。

クルマは高くなった。ただし日本人にとってだけだ。


●クルマのコストアップ



もちろんクルマの価格が上がっているのは

もっと技術的な理由もある。

1990年代に世界中で衝突安全基準が設けられ、

シャシーの開発コストが高騰した。

各種の電子制御安全デバイスも必要になった。

排気ガスや低燃費など低環境負荷対策にもコストはかかる。

そういうものを飲み込みつつクルマの製造原価は上がり、

同時にそれと釣り合うように

賃金が上昇してきたのが欧米だ。

しかし、その間日本の賃金だけが

20%以上も目減りしていたのだ。


自由主義経済の基本は競争だ。

より良い性能のものをより低価格で作る。

それを徹底的に貫いて日本はクルマを作ってきた。

隣国に「世界の工場・中国」があったせいもあるだろう。

中国に負けないために、

日本は必死に労働単価の差を補正し続けてきたのだ。

近年の製造業の日本回帰を見れば、

それに成功したとも言える。

しかしその成功の結果、賃金は異常に抑制され、

マーケットの購買力がなくなった。

成功したにもかかわらず、

メーカーも消費者も誰も得をしていない。

得をするのは海外からの旅行者だけという

極めて皮肉に満ちた結果になっている。


ではどうすべきなのか。

日本人はデフレ経済に慣れすぎた。

2500円のランチを普通に食い、

300万円のクルマをポンと買うようになれば、

物価は急速に先進国水準に戻るだろう。

だが、それを消費者に丸投げされても困る。

筆者自身もとても2500円のランチは食べられない。

牛丼にトッピングして500円オーバーになっただけで、

ちょっと節約が足りていない気分になる。


では企業が賃金を上げればいいのか。

それができればいいが、企業の側にも都合はある。

バブル崩壊以降、

人件費に圧迫されて窮状に陥った記憶が骨身にしみている。

厳しい労働法規のせいで、

人件費の弾力性がゼロなのだ。慎重にならざるを得ない。

鶏が先か卵が先かの話そのものだが、

企業が賃金を上げないから消費が伸びず、

消費が伸びないから賃金が上がらない。


日本の労働者の質は高い。

世界に冠たるサービスを安い賃金で提供する状況に

すっかり慣れてしまっているのだ。

俯瞰(ふかん)的に見れば、製品やサービス、

労働のクオリティを正しく評価し、

対価を支払える人が減ったことが

その原因であることはほぼ間違いない。

では、それを解決するにはどうすべきなのかという決め手が

今のところどこにもないように思える。

企業は適正な人件費を払わず、

顧客は商品やサービスに適正な対価を支払っていない。

教育の問題と言えばそうなのだが、

それを誰がどこでやるのか。その先が見えてこないのだ。

(池田直渡)


-ITmedia ビジネスオンライン-






記事の引用が長くなったので

私のコメントは短めにしたい。


多分皆さん、あまりに長い記事を見、

呆れて大部分をスクロールしたことと思う。

長すぎてごめんなさい。




若い頃からのホンダ党である私にとって

『プレリュード』は憧れの車であった。


車体本体価格160万円は、

当時のプレリュード・ラインナップの中でも

安い価格の車種だ。



それでも私には手が出ない。


そんな悲しい思い出が『プレリュード』にはあった。



昔の若者には、車に対する強烈な憧れがあり、

記事の中の無茶買いをした彼の行動は

内心無茶だと思いながらも共感できた。


日本人の賃金が減った理由。


それは正社員が減り、非正規社員が増えたから。


その正社員にしても

ベースアップが抑えられ、

定期昇給すら見込めない状況にある。


つまり現在の日本の現状は、

労働者の賃金抑制という犠牲の上に

成り立っていると云ってよい。


一方で企業内留保が1000兆円を超え

パナマ文書に見られるように

儲かる企業のみが儲かり

私腹を肥やしている。



確かに中国・韓国の追い上げにより

日本の企業は守りに入らざるを得なかった。

1980年代に、盛んに手取り足取り

技術移転をした結果がこれだ。


おまけに今の、なりふり構わぬ日本批判。



この怒りのやり場を

一体何処にぶつけたら良いのか?



わが身の保全と、私腹のみ追及する日本企業か?

そうなるように主導した政府か?

傍観するしかない無能な野党か?

平気で恩を仇で返す中国・韓国か?




その全部が敵に見えるオヤジが一句。




プレリュード  私が買えたの アコードよ

(エアコンなし パワーウインドウなし 彼女なし)




お粗末。














































































アトピー性皮膚炎のメカニズム、理研が解明 ワセリンで予防の可能性

2016-04-27 04:46:53 | 日記
理化学研究所は4月26日、

アトピー性皮膚炎の原因遺伝子を突き止め、

ワセリンを塗ると

発症を予防できる可能性があるとの研究成果を発表した。

新たな治療法や予防法の確立につながるという。



アトピー性皮膚炎を自然発症するマウスを作製し、

病気の原因となる遺伝子変異を調べたところ、

細胞の増殖や分化に必要なたんぱく質

「サイトカイン」を伝達する

「JAK1」分子の遺伝子配列に

突然変異が生じていることを発見した。

JAK1の異常が角質をはがす酵素

「プロテアーゼ」にも影響し、

角質による保湿効果が低下することで、

アトピー性皮膚炎を招く――というメカニズムを解明した。


こうしたマウスの表皮に、

JAK1の働きを阻害する薬剤や、

保湿効果を高めるワセリンを塗布したところ、

発症を遅延・予防できた。

発症前に皮膚バリアの破壊を防ぎ、

角質の適切な新陳代謝を促すことが

アトピーの予防につながることが分かった。


同研究チームが、

人間のアトピー患者の皮膚も調査したところ、

6人中4人が同様の遺伝子異常を起こしていた。

今後、遺伝要因だけでなく、

皮膚や免疫力、環境など、

他の複数の発症要因を分子レベル、

遺伝子レベルで検討し、

予防法や治療法確立につながる可能性があるという。



成果は、米科学雑誌「Journal of Clinical Investigation」

(電子版)に現地時間25日付で掲載された。


-ITmedia ニュース-








アトピー性皮膚炎の原因遺伝子を突き止め

メカニズムを解明できたのなら

こんなにすばらしい事は無い。


ただし理化学研究所と云えば

STAP細胞“捏造”事件。

小保方晴子・元理化学研究所研究員にまつわる

一連の騒動は記憶に新しい。


彼女が最近、

STAP細胞の作成手順を記した

『STAP HOPE PAGE』

というタイトルのホームページ

を開設した。

また1月下旬に、2年の沈黙を破って

騒動のあらましを記した手記『あの日』

(講談社)を出版するなど、

ここにきて“寝た子を起こすような活動を始めたという。



STAP細胞の存在については

“捏造”だったのは疑いようがないみたいだが、

すべての罪が小保方氏にあるわけではないようだ。

「研究の世界も、ひと皮むけばドロドロの世界。

研究者も人の子ですから、

研究費のぶん捕りのための権謀術数、権力や名誉欲、

女性問題まで、他の世界同様、いくらでも出てきます。

小保方さんも、そうした中でうまく利用された一人で、

しかし、その研究テーマが世界中が

注目する最先端の万能細胞だったことから注目を浴び、

バッシングも凄まじかったという側面があるのは事実でしょう」

とは米イリノイ工科大学の元助教授(化学科)で、

遺伝子の構造解析などの研究をしていた、生田哲薬学博士の言。



存在が否定された以上、

毒にもクスリにもならないはずの『STAP』HPだが、

どういうわけか開設直後にサイバー攻撃を受け、

翌4月1日にはサーバーがダウン。

一切、見られなくなってしまったという。

サイバー攻撃の犯人が誰か判らないが

きな臭くなってきた。




2年前の一連の騒動の責任の所在を追及する過程で

国による理化学研究所の解体が取りざたされていたが

どうやらまだ存続しているようだ。



そんな理化学研究所の研究チームの成果を

はたして素直に信じて良いものか?


前科がある分、半信半疑になってしまうが

多数の人々が苦しみ、特効薬の開発が望まれている以上、

ここは希望を託してみるべきだろう。



以前アトピー性皮膚炎については

ステロイド(副腎皮質ホルモン剤)との因果関係や

副作用が疑われるなど、

話題性に事欠かないが、

アトピー性皮膚炎の研究の取り組みと

注目度は患者さんの多さからも注目の的であった。



罹患された皆さんの中には、

多分一生治らないのでは?

と諦めの境地にいた人も多かったハズ。



発症のメカニズムが解明されれば

薬の開発も急ピッチで進み、

病気の苦しみから解放される日も近いと

大いに希望が持てるだろう。


今回メカニズムを解明した研究チームは

STAP細胞チームとは違う部署なのかもしれないが

ここは理化学研究所全体の汚名返上となってほしい。



私自身はアトピーではないが

金属アレルギーという症状に悩んでいる。

皮膚に金属を触れさせない限り

ただれたりすることはないが、

皮膚疾患の話題に関しては

どうしても敏感に反応してしまう。



今回の発表を受けて、

一日も早い特効薬の開発が望まれる。

研究者の皆さんの一層の奮起を期待して

心から応援したい。




アトピーとは別物で、

金属アレルギーとも違った、

一向に治らない皮膚炎に

悩まされたことのあるオヤジが一句。





陰謀は この際止めて 仕事して





お粗末。




























熊本地震直前にオークションで落札、届いた荷物に見慣れぬ物が 被災地に届いた出品者の真心

2016-04-26 03:59:45 | 日記
熊本県で地震が発生する前日、

熊本市近郊に在住のウルさんは「ヤフオク!」で

バイクのキャブレターを落札した。

そして、後日届いた段ボールには落札した部品のほかに、

落札した覚えのない、普段ならどこでも手に入りそうな、

しかし地震後にはとてもありがたい

菓子パンや米菓とともに出品者の真心が入っていた。


バイク部品を13日に落札したものの、

翌日の地震で支払い期日には振り込むことができず、

かつ県内の配送も遅延していたこともあり、

21日になってからようやく落札した品物が届いた。

段ボールの発送ラベルにある

「バイク部品/お菓子」の文字に戸惑いながら開けてみると、

部品とともにドーナツやチョコスティック、

ばかうけなどが入っていた。

出品者には地震の影響で

支払いが遅れてしまったことは伝えてはいたが、

その気づかいがうれしかったとウルさん。

http://image.itmedia.co.jp/nl/articles/1604/23/l_wk_1600423okashi01.jpg



ねとらぼの取材にウルさんは、

取引ナビでお礼は伝えていたが、

やり取りの中で特に救援物資について

触れることはなかったと振り返る。

ただ、あらためてねぎらいの言葉が添えてあった。

ようやく振り込んだらすぐに荷物は届いたという。

届いた荷物には応援の手紙も封入されていたが、

出品者の気持ちも考え自分だけの宝物とした。

それに「特別美談にもしたくは無かった」と明かす。

「機械的なやりとりではなく

ちゃんと『人』とつながってたんだなと実感しました。

逆の立場に立ったら今度はお返ししたい」とウルさん。

出品者と落札者という

普段なら商品とお金のやりとりだけで終わるはずが、

こんなドラマが生まれるとは。

ウルさんが

「物が届いてこんなにうれしかったのはじめてかもしれない」

という気持ちのまま投稿したツイートは

またたく間に拡散。

4万近くリツイートされ「神出品者すぎ」

「世の中捨てたもんじゃない」「素敵なつながり」

「自分もそうゆう人間になりたい」と感動を呼んだ。


見ず知らずの人間に対してここまでできるものかと、

ウルさんはお手本にしたい大人の見本だと返答している。

幸いウルさんの住居はダメージを被ってはいるものの、

住むのに支障はないそうだ。

なお、届いた菓子パンはさっそく朝食で食べ、

ばかうけ他お菓子は非常用に取っておくことにした。


-ねとらぼ-








地震の爪痕から

徐々に復興の兆しを見せる熊本などの被災地。

終わりの見えない避難所暮らしの問題点など

まだまだ苦しさ・辛さからの脱却は遠い遠い道のりのようだ。



そんな中、私に限らず大勢の人たちが

こんな胸が温かくなるような話題に

飢えていたのかもしれない。


当然のことながら

例えネットを使った売買取引でも

人と人とのやり取りである。


お互いの情報伝達手段を直接対面で行うか、

電話などの音声を介在して行うか、

通販やネットオークションシステムなど

メールのみの、

扱う人としての相手の情報を

一切省いた状態で行うかの違いはあるが、

どんな状態であれ、人と人とが行う以上、

そこに血の通った温かさが存在していても

全然おかしくはなかった。


今回のエピソードは

そんな事に気づかせてくれたように思う。



本来ネットオークションは、

落札後、期日厳守の速やかな入金と

入金確認後、注文通りの速やかな発送が求められる。

そこにお菓子などの入り込むような余地は無かったハズ。



ネットに限らず通販産業が発達し、

そういうものから無縁な状態の商慣行に慣れ、

双方感覚が麻痺してしまっていたのかもしれない。



でもそんな相手の見えない商取引でも

人としての心をちゃんと持った人が行うと

こんなに心が洗われ感動するものなのだと

改めて感じた人が多かったようだ。


心意気を見せた人

その心に感じいった人。




被災地の空き巣問題などがクローズアップされ、

暗澹たる気持ちと、やるせない思いがする中、

「日本人もまだまだ捨てたものでないな」と

思わせてくれるエピソードだった。




それからもうひとつ気づいたことがあった。


被災地では、食料は足りてきたというが、

お菓子などの各々が食べたいものは

まだまだ制限があり、

自由にはなっていない環境にあるということだ。



大人でもあれが食べたい、これが食べたいと思うのに

小さな子供たちなら尚更だろう。


そんな切ない気持ちのまま身を置く被災地での生活は

どれだけ辛いか察して余りある。





でもそうした不自由な環境に身を置くからこそ感じる

「有難い」と思う気持ち。


そういう思いをこれからも大切にし、

被災地で暮らすあなたたちも

報道で知った私たちもお互い共有して

暮らしてゆけたらと思う。




毎日ビール無しでの生活なんて考えられないオヤジが一句。





備蓄する 筆頭もちろん ビールです






お粗末。