９月１日の雷鳴

９月始まりの朝。６時前からもうずっと、雷が鳴り響いてる。段々と遠ざかっているようだけど、７時前の現在、まだ止まない。
もの凄い雷鳴が二度、三度と響いた時は、まるで、地震直前の地鳴りのように、部屋の床や壁がビシビシ揺れて震えた。近くに落雷したのか…。
あぁ、恐っ、今日が仕事休みで良かったよ。台風の影響でザンザン降りだし、連発する稲光と雷鳴の中じゃ、もう怖くて傘さして歩けやしない。
雷に見舞われて、９月が始まった。何だか不穏な空気が漂う感じ。何だか不安。何かが、始まる予感がする。でも、それが何なのか分からない…。

日本列島は、龍の姿を象っているのだとか。
今朝のような、強烈な雷鳴が続くと、龍神様の怒りかと、半信半疑ながらにも思う。
いや、怒り、というより、苦しみ…？
雷鳴は龍の悲鳴、洪水は龍の涙、地震や火山の噴火は龍の掻き、日本列島を象った龍が、ウォンウォン慟哭しながら、のたうち回っているようなイメージが浮かんでくる。
何に苦しんでいると…、ここに住まう私達は、何を為せばいいのか…。
龍神様の慟哭が、台風を引き寄せてしまうのか、とも思ったり。
今年の台風は、例年にない頻度で発生して、しかも、異様に方向転換して日本列島を襲ってきた。まるで、台風自体が意思を持ってるかのごとく。
西日本に豪雨をもたらした台風12号は、通常あり得ないコースで上陸し、津波同然の大水害を引き起こした。
台風の予報コースを知ってビックリ。南から発生した12号、北へ直進していたはずが、日本列島にかかった途端、もう本当に、グキッと西へ直角に向きを変え、西日本を襲った…。
普通、曲がるなら東でしょ、何で西に曲がるか、それもいきなりの方向転換。あの流れは自然じゃなかった。まるで、何かの意思が働いたみたいで怖かった。
しかも、西日本の被害が収まらない内に、次の13号が発生して、今度は東日本に上陸…。まるで割りふるように、西を、東を。
しかも、しかも、今また新たな台風、21号が発生して、今度は日本列島全土を横断しそうなコース予報。今年最大級の猛烈な風力を持っているとか。
いったい、何、この非常事態。私達の知らないところで、いったい何が起こっているのか。まだこの先、何が起ころうとしているのか。
知らない、知りようがない。でも、今の日本の自然現象が、尋常ではないことは分かる。
だから、常に、覚悟だけは持っておこうと。何が起きても、慌てず、騒がず、落ち着いて行動出来るように。

今はもう11時を回った。外が明るい。雷は去った、雨も止んでる。ホッとしたけど、安心は出来ないか。嵐の前の静けさかも知れない。

龍神様の嘆きが癒された後の日本が、再生の光に包まれた日本でありますように。
光に癒され、再生の、智恵と、勇気と、力を賜れますように。

弥栄、日ノ本！