酒屋のその後と大阪都構想(９)

出直し市長選の際、選挙前に配布される、候補者自己PRの紙面で、橋下市長は訴えていた。ウロ覚えだが、私の頭に残っているのは、「未来を担う子供たちの為に、大阪都構想は実現させなければならない」といった主旨。
それはつまり、現在を生きている大阪人は、大阪都の実現で、変化、混乱する時代を辛抱して生きねばならず、大阪都の効果が現れる頃には、寿命が尽きているかも知れない、という事で。つまり、大阪の安定と繁栄は、未来を生きる今の子供たちに託して、私らはその礎になれ、て事でしょ？
だよな～。そう単純に、一足飛びに、大阪都の効果が現れるはずない、てことは分かる。でも、辛抱するだけ辛抱して、大阪都の恩恵を知らずに死ぬのは、どうにも癪だな。私に、未来を託す子供はいないし。
それに、大阪都が実現したって、成功するとは限らない。失敗したらどうするの？大阪都への道半ばで、橋下市長が失脚したらどうなるの？
大阪都構想で、大阪の危機が増すのか、救われるのか、考えてはみるも、私の中で答えは出ない。