「クリッカー」より
スズキ会長「軽」増税に反論 ! 軽自動車税は本当に安いのか?
スズキの鈴木 修会長は軽自動車税の増税について
「比較的所得の低い人も乗っている上、軽自動車関連の仕事に従事しているのは中小零細企業が殆どで、企業にとってもユーザーにとっても得策ではない」としており、
「消費増税で自動車取得税が廃止されても、その代替財源を軽自動車税に一極集中されるのでは困る」
との考えを明らかにしました。
今回の軽自動車税の増税案は米国とのTPP平行交渉の中で出て来た話で、米国が軽自動車の税制を「非関税障壁」と看做しているとされており、その意向にリンクさせて自動車税や自動車取得税を管轄する総務省が軽の増税分を2015年の自動車取得税廃止の際に穴埋め財源に利用しようというシナリオ。
鈴木会長がこうした税収減を右から左に移動させるだけの発想に落胆するのも無理は有りません。
しかも自動車税の増税は毎年軽ユーザーの負担を強いることに。
確かに軽自動車税は7,200円/年で、登録車が29,500円/年以上である事を考えると「軽の税金は安い」という話になりがちですが、ここで誤ってはいけないのは、日本の自動車諸税が諸外国に比較して、そもそも異常に高額である点
日本自動車工業会の豊田会長も「軽自動車税が安いということでは無く、登録車の自動車税が高過ぎる」と指摘しており、「世界的に見ればむしろ現行の軽自動車並みの課税が適正」とのスタンス。
日本の自動車諸税の突出ぶりは当然輸入車の販売にも影響を与えている訳で、その観点では米車の売れ行きに何ら影響していない軽自動車を責めている場合では無く、むしろ米国にとって影響が大きい登録車税の適正化に目を向けるべきなのです。
こうした比較結果は税を「取り易いところから取る」という慣習を改めるべき段階に達していることを如実に物語っているようです。
詳細は以下のサイトで ↓
http://clicccar.com/2013/09/02/229488/
自分も安易な軽自動車税引き上げには反対だ!
個人的には「自動車取得税」廃止の替わりなら、「1・3・8ナンバー」登録の自動車税に“10%の高級品税”を課税徴収すべきだと思う。
軽自動車はアメリカ大陸横断もラクラク出来るが、キャデラック並の大型車は四国・祖谷や埼玉・正丸峠や秩父往還、岐阜・長野県境の安房峠のような狭く急カーブ急斜面が続く道は走れない。
'90年代後半の規制緩和以前は“適材適所”という発想が当然だったように、財務省や政権担当者は共存共栄の原則を思い出して欲しい。
財務担当者は東京の公官庁舎でアメリカの顔色をうかがってるよりも、福島県只見町や北海道湧別町のように(公共交通の足があまりにも貧弱で)マイカーがないと生活が成り立たない地域を1泊視察旅行してから十二分に検討されたい。
スズキ会長「軽」増税に反論 ! 軽自動車税は本当に安いのか?
スズキの鈴木 修会長は軽自動車税の増税について
「比較的所得の低い人も乗っている上、軽自動車関連の仕事に従事しているのは中小零細企業が殆どで、企業にとってもユーザーにとっても得策ではない」としており、
「消費増税で自動車取得税が廃止されても、その代替財源を軽自動車税に一極集中されるのでは困る」
との考えを明らかにしました。
今回の軽自動車税の増税案は米国とのTPP平行交渉の中で出て来た話で、米国が軽自動車の税制を「非関税障壁」と看做しているとされており、その意向にリンクさせて自動車税や自動車取得税を管轄する総務省が軽の増税分を2015年の自動車取得税廃止の際に穴埋め財源に利用しようというシナリオ。
鈴木会長がこうした税収減を右から左に移動させるだけの発想に落胆するのも無理は有りません。
しかも自動車税の増税は毎年軽ユーザーの負担を強いることに。
確かに軽自動車税は7,200円/年で、登録車が29,500円/年以上である事を考えると「軽の税金は安い」という話になりがちですが、ここで誤ってはいけないのは、日本の自動車諸税が諸外国に比較して、そもそも異常に高額である点
日本自動車工業会の豊田会長も「軽自動車税が安いということでは無く、登録車の自動車税が高過ぎる」と指摘しており、「世界的に見ればむしろ現行の軽自動車並みの課税が適正」とのスタンス。
日本の自動車諸税の突出ぶりは当然輸入車の販売にも影響を与えている訳で、その観点では米車の売れ行きに何ら影響していない軽自動車を責めている場合では無く、むしろ米国にとって影響が大きい登録車税の適正化に目を向けるべきなのです。
こうした比較結果は税を「取り易いところから取る」という慣習を改めるべき段階に達していることを如実に物語っているようです。
詳細は以下のサイトで ↓
http://clicccar.com/2013/09/02/229488/
自分も安易な軽自動車税引き上げには反対だ!
個人的には「自動車取得税」廃止の替わりなら、「1・3・8ナンバー」登録の自動車税に“10%の高級品税”を課税徴収すべきだと思う。
軽自動車はアメリカ大陸横断もラクラク出来るが、キャデラック並の大型車は四国・祖谷や埼玉・正丸峠や秩父往還、岐阜・長野県境の安房峠のような狭く急カーブ急斜面が続く道は走れない。
'90年代後半の規制緩和以前は“適材適所”という発想が当然だったように、財務省や政権担当者は共存共栄の原則を思い出して欲しい。
財務担当者は東京の公官庁舎でアメリカの顔色をうかがってるよりも、福島県只見町や北海道湧別町のように(公共交通の足があまりにも貧弱で)マイカーがないと生活が成り立たない地域を1泊視察旅行してから十二分に検討されたい。