shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

問うことが生きること~「銀の匙」を読んで/俺たちの朝(1976・松崎しげる)

2013-05-12 | 日記
俺たちの朝(1976・松崎しげる)

作詞:谷川俊太郎
作曲:小室等
編曲:チト河内
同名テレビドラマ主題歌

歌詞:Uta - Net
 https://www.uta-net.com/song/39147/


今更ながら、少年サンデーで連載中のコミックス「銀の匙」をまとめ買いした。

家と学校との往復だけの生き方、なにより命令口調の父親と何も言わない母親に嫌気がさし、
全寮制と言うだけで札幌から大蝦夷農業高校へやってきた八軒勇五。
汗・土にまみれてさまざまなカルチャーショックを受けて、
彼は生きるということを学ぶ…


現実に農業が厳しい世界であることは百も承知だ。
厳しくなかったらたくさんの離農者がでるわけがない。
(クルマで道内や避暑地を走ると、離農者たちの廃屋を見ることがある)
 
今話題のTPPも基本的に日本の主力産業・自動車製造などにこそ有利だが、
農業はアメリカ・オーストラリア・ニュージーランドの製品が流れ込んで、壊滅さえ予想される地域がある。
それでも、未成年のうちに農業にどっぷりつかった体験をすると、豊かな人生体験が積めると思う。


マンガを読んでいるうちにふと頭に浮かんだのがこの歌だ。
歌の舞台は都会っぽいので、当たり前だけどマンガと直接の関係はない。

大人になると否が応でも
“これ位知ってるだろ” “こんな事も知らないのか” と思われる事が多々ある。
でも、人間の生き方はさまざまで、環境の違うAという個人の生き方に
どう生きれば正解だ、なんて断言はできないだろう。

年輪積んだ大人であろうと、知らないことに堂々と「知らない」と言える勇気も持ちたい。
そこから学びとる大切さや、学ぶ事で生まれる人の縁を信じてみたい。


「越えてゆけそれを、越えてゆけそこを
 今はまだ人生を、人生を語らず」   (吉田拓郎)

・・・それにしてもさ、
こういうさわやかな青春ドラマって、
今はまったく見ないねぇ・・・

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