今日、年輩の方より砥石の面を平らにしない方が良いと京都の初削りで教わったと、私が砥石の面を平らに直している時に質問されました。
ハッキリ言います。
ケースバイケースです。
大入れ(叩き)ノミを研ぐのに中が凹んだ砥石では困る。
鉋で鉋より幅広い木を削る際には基本的に凹んだ砥石では困る。
「基本的」にはである。
このニアンスは多少の工夫が必要と言う事を意味する中で、色々な解釈出来る意味合いがあると言う事である。
しかしそれでも、基本的には目で分かるぐらい凹んだ砥石では困る。
やはり平面は大事!
しつこい様だが「基本的」にはである。
砥石の面精度について削る技術
研ぐ技術も無いのに聞い聞いて
正解を探しをしたい気持ちも分かりますが!
まず研ぐ経験を身に付けてからです。
大事な事をすっ飛ばしてはいけません。
だから私がノミを研いでいる最中に、「砥石が凹んだ方が良いと京都の初削りで教わった、そんな平らにする必要があるのか?」なんて状況判断出来ていない質問をするのである。
砥石の面精度はケースバイケース!
基本的に木をキレイに仕上げる事が目的
目的の為に色々な工夫をするのです。
砥石の面精度より、木をキレイに仕上げる方が大事なのです。
木をキレイ仕上げる為の砥石の面の工夫
それが順番ですよ。
砥石の面より、木の仕上がりが大事です。
それを考えての面精度です。
しかし、ノミを研ぐのに中が凹んだ砥石はお勧め出来ませんよ。
研ぎの技術と経験
鉋を使う技術と経験
ノミを使う技術と経験
木を削る技術と経験
色々と経験してから質問した方が納得出来るとは思います。
いくら年輩の方でも、技術と経験が無い状態では難しい事。
聞いて分かって直ぐに出来れば経験なんて必要無いのですが、そうは行かないのです。
まずは鉋を研いで削る
ノミを研いで穴を掘る
経験を積んで下さい。
それからです
※この記事についてのコメントは直接お会いしてのコメントにして下さい。
(文字だけの表現で誤解を招く場合があるので)
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