朝4時に起床して我が家から70キロ程
離れた〇〇山に向かう。
福岡県と佐賀県にまたがっている背振山系
の山。春から秋にかけて様々な花が咲き、
希少な植物も自生している。
一度訪れたいと思ってはいたがなかなか
機会がなかった。
今回、ネットや本で下調べを行い
楽であろうA登山口からの
登りをするはずだった。
7時過ぎ頃その登山口近くに着くと、
多くの車が次々とその登山口に
向かっている光景を目にして
駐車することは難しいだろうと
判断しB登山口からと変更。
目的は登頂ではなく、オオキツネノカミソリ
の大群生を見ること。
かつて自宅から一時間以内で行ける山にも
オオキツネノカミソリが群生していたが、
何らかの原因で2018年から群生をしていない。
オオキツネノカミソリの群生を見ないと
夏が来ないような気がして淋しかった。
B登山口を登っているとルビコン川を
渡るがごとく沢を横切る事が2,3ヶ所あり
緊張しつつ不安になりつつ登る。
しかも群生地に向かう分岐点が
分からず、登ったり下ったり、迷ってしまった。
ああ、どうしよう。遭難。元の地点に戻ろうと
しても、道が見つからない。(落ち着いて見れば
ホンの近くに道はあったのだがパニクって見つける
事が出来なかった。)
とそこに鈴を転がすような美声が聞こえるでは
ないか。
女性二人が本道を歩いている。あっなんだ。そこが
道だったのね。
その女性達からよかったらご一緒にという事で
群生地に向かう。
年齢も近く、話も弾んで楽しい道行きになった。
狐さんありがとう。
楽しい同行者を招いてくれて。
目玉おやじではなくイヌビワの実