昨日は母の日だった。
すっかり、忘れていた。
現世か前世での事が定かでは
ないと思うほど遠い昔の
事なのだが私もお母さんと
呼ばれていた時期があった。
小学校に上がる前の
手足が長くて
目がクリクリの女の子。
まあまあ、仲良くしていた。
私の後をどこに行くにも
ついてきて
一緒に風呂に入り一緒に
眠っていた。
その子は日なたの匂いが
していたなあ。
元夫には余り似ていなかった。
その子を呼び捨てに
したことは一度もない。
手をあげたこともなかった。
が、中学生になって状況は
一変した。
反抗的になり私の手には負えなくなった。
その子が人様に迷惑を
かけたことから一度だけ
頬を叩いた。
今なら継母の虐待と言われるのかな。
あの子も一般の日本人の
外見とは違うため学校で
イジメられ
辛かったのだろう。
グレにグレた。
反抗期には私も平常心を
保つのが精一杯だった。
結局、中学卒業を待たずに
実母の所に行った。
実母は南太平洋の某国の人。
英語は小学校2年から塾に
通ってはいたけど余り身に
ついてはいないようだったから苦労しただろうね。
それからすぐ、
私も元夫とは離婚した。
元夫とあの子が
今どうしているか
等と思う事は全くない。
それどころかあの体験は
現実だったのだろうか。
夢でも見ていたのだろうと
思うほど
遠い昔の事になった。
オニアザミ継子ぶつ手の痛さかな