ひょんなことで世界が少しだけ広くなったお話

先だっての日曜日は、
やった事の無いジャンルの撮影を引き受けて、
大阪に行ってきました。

※この週末はうまく休暇が取れていたら
演劇集団よろずや「バイバイ」の広島公演について行くはずでした。
しかし部署の都合でその日が休めずNG。
元々僕は宣伝美術でしかなく、当日舞台に入る必要は無いのですが
本番の舞台に付けないのはちょっと寂しいものです。
劇団の日記によるとかなり充実した結果を残したようです。
皆さんお疲れさまでした！
さらに土日にもう一件、どうしても仕上げなければならないデザインが
重なった事もあって関西に残りました。
そんな偶然が重なって引き受けたお仕事でした。

そんな中での初めての撮影・・・それは、

竣工写真（しゅんこうしゃしん）。

竣工写真とは、建物が完成して施主さんが入居する前に
まっさらな建物の様子を撮影して残す仕事です。

あくまで「写真が上手いから」で頼まれただけで
「責任」まではない仕事でしたがこれを機に超広角レンズも揃えました。
長らく欲しかったんです。後付けのワイドコンバージョンレンズで誤魔化してきましたがついに。
SIGMA 10-20mm F3.5、ゲットです。舞台撮影にも使えるレンズチョイス。そりゃもうね！

水平垂直角度方角、ピント位置、そして光の回り具合。または自分が映り込まないような位置取り。
三脚を立てるんですが頻繁に移動して再セッティングの繰り返し。床と壁に傷がつかないようにしつつ、手早く。

楽しい。

人ではない被写体でありながら割と激しく変化する室内で、
現実の視野角を超えた超広角で見る広い世界。

ストロボも使いながら、住んだときの様子を想像しながら、シャッター切りました。
きっちり喜んで頂けました。よかった。目標達成です。

広島に行ったとしても新しい体験でしたし、行けなかった結果も新しい体験が出来ました。
今年は色々と動く運命なのかも知れません。