2日目
双六小屋にて 目覚めると外は晴れ
外に出でると、空気はきりりと引き締まり、双六岳が綺麗に見える
(と、その時は双六岳だと思っていたんだけど)
この季節は日によって、また時間帯によってまったく気温が異なる
冬のように寒い日があるかと思うと、暑くてTシャツ1枚でも平気な時もある
今回もクルマを出す寸前までPONちゃんはダウンを持って行こうか迷っていた
実は、前回彼女のバックパックがパンパンで大きかったので、私が思わず
「何がこんなに入っているの?荷物は必要最低限にして軽くした方がいいよ」と言ってしまった
(えらそうに、上から目線じゃないか!!!言ってる本人だって大量のお菓子や
山にはそぐわない大きめの化粧ポーチ入れてるじゃない・・ですよね)
それ以来彼女はすごく持ち物を気にするようになって
でも、あとからわかったんだけど、そのバックパックの形状が
なんだか、パンパンに見えるだけだったんだよね~ゴメンヨ
オスプレーので、女性向けに背中のフィット感がすごくよくて
さらに背中の通気がいいように工夫されてる。
ダウンがいるかどうかはいつも迷うところだが
10月上旬なので
機能性の高いアンダーウエア、半袖Tシャツ、長袖シャツ、フリース、ゴアテックスの雨具
これらを組み合わせれば、早朝の出発や標高の高い頂上付近もいいだろうし
小屋泊まりなので、食料も行動食や昼食用の軽いパンだけでいい、調べたら水も豊富というこで
1日分だけでいい
ということで、荷物はかなりのダイエットができた。
(体のダイエットは未だできてない)
5時半から朝食と聞いていたので食堂に行くと
たった6人 皆さん日の出を見るために、又は縦走される方は早めに出られるので
もう出発されたんだ。
朝食もしっかりしてる
帰りもここを通るので荷物をおかせてもらい
準備を整え
外に出て
いざ私たちも本日の第一歩を 踏みはずした (笑)
なんの迷いもなく双六岳に となるはずだった
この双六小屋は
双六岳、槍ヶ岳などへの縦走路でもある樅沢岳の分岐点に建っている
小屋の前が交差点 という事をうっかりしていた。
昨日大勢の人が登ったり下りたりを見てた、その道を疑いなく進み、
ちょうど反対側の 樅沢岳登っちゃいました~~~ って
しかも頂上で気が付くなんて 本当に恥ずかしい
登山道から小屋を見る
ここで気づく
でも後悔はしてない
だって すばらしい展望だった
あわてて、下山して、何食わぬ顔で双六めざして GO
道はよく整備されてて最初だけ急な登りがあり、20分ほどで広い台地がある
ここに三俣蓮華への巻道、中道
そして、双六山頂への尾根道への分岐の標識がある。
この台地は小屋の人たちが携帯の電波をひろいにくるところだって
ここからは、道の傾斜もゆるくなり
360°の景色を楽しみながらの楽しい尾根歩き
コースタイム1時間のところ
写真撮ったり、広場でうろうろしたり(なんで?)1時間10分かかって
双六岳頂上につく
なんて素晴らしい展望!
先客の若いお兄さん達が
「あれが、黒部五郎岳 三俣蓮華岳 」など教えてくれる
お兄さんが「黒部五郎 カッケー 」としきりに言うので
うんうん 確かにかっこいい と本当に思えてくる
いつか、もっとレベルアップしたら
あそこまで行けるだろうか
彼らは、朝3時に新穂高に着いて、今日中に三俣蓮華縦走して黒部五郎小屋まで
いくそうな・・ な・なんて健脚
しかもスマートで引き締まった 逆三角形ボディ
私のような
エンタシスを思わせる米ナスのような体型とはとは大違いやし
写真をとりまくり
充分この山を楽しんで
名残惜しく、山頂を後にする。
下山途中の鏡池あたりが紅葉真っ盛りだった
鏡平山荘前のテラスで
澄んだ空気を吸いながらランチ 最高
昨日はガスで見えなかった鏡池に
今日は、槍、穂高の山々がくっきりうつる
そしてひたすら下山
転ばないように注意しながら、できる限りスピードは
あげて進んだが
駐車場に着いた時には暗くなっていた。
問題のクマにも会うことなく
キツネにも狸にもダマされることなく帰れてよかった。
今回のまとめ
登山口は奥飛騨温泉郷 立ち寄り温泉施設も多数。 登山者用の無料Pあり
双六岳までは沢を渡る所が1か所あり増水時気になるがあとは、鎖、ハシゴ、危険個所一切なし初心者でも安心して登れる
要所要所に設備の整った小屋があり、トイレ、水、心配無し。双六小屋は快適そのもの
槍ヶ岳が本当に綺麗にみえる いい山だった