岐阜人 ヨーコ です!

岐阜のおばさんです。山登り大好き。岐阜近郊の山や、岐阜の情報を自分の視点で書いていきたいです。

入笠山 (長野県富士見町)

2014-06-20 12:31:29 | 山登り
2014.6.20

山友に「日本すずらん」が見頃と聞いて、昨日19日(木曜日)
行ってきた。

色々調べたら、
富士見パノラマリゾート(スキー場) というところから
「ゴンドラすずらん」に乗ってなんとラクラク「すずらん公園」
標高1780mまで一気に登れるというではありませんか!!

これなら、無駄な汗をかいて化粧が崩れるのはイヤという姉も
行くに違いないと思って、メールしたらOKのこと。
長い時間の運転は不安もあったが、とりあえず見切り発車

6時15分に岐阜を出て中央高速で諏訪南ICで下り
富士見リゾートめがけて走る
途中SAに寄ったり、話に夢中になり分岐で間違えたり
アクシデントはあったものの

10時少し前に駐車場に到着(無料)


ゴンドラ往復乗車券を買う ¥1650


ものすごくいい景色!


山頂駅にある案内板


最初に「日本すずらん」の群生地に
こんなゲートがたくさんある


ゲートを通り林を抜けると
一面のすずらん!!!!
写真で見るとただの草原にしか見えないかもしれないけどすべて満開のすずらんです



日本すずらんは葉の外側に花をつけるので、かがんで
覗き込まないとよく見えないのだけれど
真っ白で とてもかわいい


木の道を下りると、
白い桜のような花をつけた木があって




そこで会ったオジサマとの会話

私 : 「すみません、この木は何ですか?」
オジ: 「こなし だなっしー」
私 : 「そうだなしー?満開だなっしー」
オジ: 「ズミとも言うなっしー」
私 : 「ありがとなっしー」

この「ズミ」の木に囲まれたように庭園があり、黄色いウマノアシガタや
クリンソウが見られた。

ここまでは、気軽に観光として散歩できるエリア

ここから左に行くと
入笠山への登山道がある
トイレあり


舗装された車道もあるけど
うっそうとした、下道の歩道を行く
その道は、湿地帯になっていて
多くの高山植物が見られた

クリンソウは満開


クリンソウ って花が9つあるのかって数えたりもしたけどガイドを読んだら
仏塔の屋根にある「九輪」に花の姿が似ているから と書いてあった


地味だけど
ズダヤクシュ


シロバナノヘビイチゴ


しばらく行くと周りがひらけて、花畑の斜面を登り、本格的な登山道となる
30分ほど 心地よい汗が出たころ
素晴らしい羨望の頂上に着く





八ヶ岳方面
ちょっと雲がかかって残念


北アルプス方面


頂上はかなり広いので、この日小学生の遠足を含め大勢いたが
昼食の場所取りには困らない
みなさん、自由にガスバーナーなども持参で
手作りランチを楽しんでいた

私達も周りをキョロキョロ気にしながらジェットボイルを出して
スープを作り、コンビニおにぎりをいただく。
この日は薄曇りで心地よかったけれど、日陰がないので真夏は厳しそう。

お弁当を食べしばらく景色を楽しんで
帰りは大河原湿原まで足を延ばす
そこにもクリンソウや高山植物が咲いていたが、広いため
周回して戻るのに1時間半かかり、ほとんど人気がなかった

帰り道に咲いていた
ベニバナイチヤクソウ


ゴンドラ駅に戻る道
マイズルソウの群生


個室(屋根)が用意大切に保護されている
釜無ホテイアツモリソウ


ゴンドラ山頂駅を出発して戻るまで
本日5時間の 空中散歩

しめはこれ

ルバーブソフト  甘酸っぱい独特の風味で美味しい!




おまけ


プレゼントにもらった山野草は
なんと
エーデルワイス

家で育つんかいな????

















籾糠山 その2 ~花編~

2014-06-18 10:00:59 | 山登り



山で出会った花の名前を教えてもらって
すっかり高山植物のとりこになりました

それほどこの山は花を楽しませてくれる
岐阜の宝物

忘れないうちに
画像を残そう

ブナ林の下でかわいく咲いていたあのこたちは

スプリング エフェメラル (春の妖精)

と呼ばれている・・・なんてステキ!
ミーハーなんでね

【スプリング エフェメラル は春先に開花し、夏まで葉をつけあとは地下ですごす花々の総称。直訳すると「春の儚いもの」「春の短い命」というような意味で、「春の妖精」とも呼ばれる】

高速でひるがのを過ぎたあたりから、道路の脇の山々に
「タニウツギ」のピンクの花があちこちに咲いていた
登山道入り口にもあった。雨でおしとやかになっている



登り始めからずっと道端をかざっていた
ユキザサ


ツクバネソウ
茎の先端に1個の、淡黄緑色の花を上向きにつける


ツクバネソウに似てるけど、下に車輪のような葉をつけている
クルマバツクバネソウ


水辺が大好き
リュウキンカ


休憩所の足元に
ギンリョウソウ  (リンギョウソウって間違って覚えて訂正)  別名ユウレイソウ?


ホウチャクソウ
先端に長さ2cmほどの花が1-3個垂れ下がって咲く


ツバメオモト
葉は倒卵状長楕円形で、長さ15-30 cm、幅 3-9 cmで、数枚を生じてすべて根生する。葉質は柔らかいがやや厚みがあり、はじめは縁に軟毛がある。


ツマトリソウ
茎の高さは10-15cm。葉は茎に互生し、茎の上部に輪生状につく


ミツバオーレン
花茎は緑色で、高さは5-10cmになり、1個の花を上向きにつける。花の径は7-10mm、白い花弁にみえるのはガク片で5枚あり、長楕円形


マイヅルソウ
。茎は高さ10-20cmほど立ち上がり、途中に2枚のハート形の葉をつける。花期は5-7月。先端から茎を伸ばし、白色の小六弁花を総状花序につける葉の模様が舞う鶴に見えることから、舞鶴草という名がついた。


コバイケイソウ
見事な群生が見られた

アップ


エンレイソウ
3枚の葉の中心から短い花柄が伸びる


ラショウモンカズラ


オオカメノキ
白色の小さな両性花のまわりに大きな5枚の花弁を持つ装飾花が縁どる
山アジサイに花がそっくり  葉が亀の甲羅に似ているのでこんな名前がついた?


今回一番の主役っぽいのは満開でとても立派だった
キヌガサソウ




お目当てのサンカヨウは終わってた
花の命は短い・・・それでも所々探すと花をつけているものも

サンカヨウ


ニリンソウ


頂上付近に、咲いていた花


ムラサキヤシオ


タケシマラン



残念だったサンカヨウは
5月末に林道が開通し、6月の初めから咲き出し
その後温度が上がりぐったりして、私たちが訪れた14日には
もう実になっていた・・・と
公園を守るパトロール中のおねーさんが教えてくれました。

それでも、この山はいつの時期に来ても
素敵なプレゼントを用意して待っていてくれるでしょう
きっと。





籾糠山 (岐阜県飛騨市)その1~山編~

2014-06-17 23:56:45 | 山登り
2014.6.14(土曜日)

籾糠山(もみぬかやま) 1744m 

【飛騨高地の中央部に位置し、山名は飛騨の匠伝説に由来する。登山口は大野郡白川村と
飛騨市河合町にまたがる天生(あもう)峠。この一帯は近年、中部北陸自然歩道として
整備され、天生県立自然公園となっている】

まだまだ山初心者の私が言うのもなんですが
山って本当にそれぞれ個性があって みんな違う (当たり前だ!!って突っ込まないでね)

そして登って見た景色は
その日限定!二度と出会う事のない
かけがえのない一瞬

感動という感情には飽和も終わりもないことに感謝

この日は山の師匠他2人に連れて行ってもらう登山だったので
下調べをあまりしなかったのだけれど、想像と全然違う山だった

朝 6時30分に出発
東海北陸自動車道 関ICから入り
白川郷ICで下りて360号線を東に
天生峠Pに。峠までの道はすごいヘアピンカーブ多し
  (岐阜から約2時間半)

岐阜は晴れていたのに峠に着くと雨が~(泣)
久しぶりのレインウエアの登場 
皆さんよく知ってらっしゃる。テキパキとスパッツも着用
「湿原なのね、私知らなくて・・」ともたもたしているのは私だけ。

この山

う! ちが、ぬかるんでる!のもみぬか山だった

広い駐車場にトイレ完備。

ところが日によってはこの駐車場が満車になり、少し登ったところのスペースにとめなければいけない時も
あるとか。いかに人気の山かわかる
団体さんも多い

入山には整備協力金として¥500を徴収しています(任意)
ここで協力金を渡し、パンフレットをもらう


歩きだしたら、雨が止み
どんどん明るくなり
朝は梅雨空 花は春、やがて初夏の陽気になり、帰りは真夏の空
山の天気はわからない

1年の半分近くを雪で閉ざされる厳しい環境の中
雪解けを待ちわびて、6月になると一面にお花畑になり
秋まで花が絶えることがないのが天生の大きな魅力

ユキザサや、ツクバネソウ、マイヅルソウ
足元の高山植物に気をとられながら、
そして夢中でシャッターをきりながら
(こう書くと、いかにも、私は高山植物には詳しいのよ!って感じだけど
実は全く知らなくて、この年になると聞いたそばから忘れるからメモしながら、
歩いたのである。
この日私は覚えた花を見つけると嬉しくて何度も確認して歩く、うっとしいオバサン
に化していた・・・皆さんごめんなさい)

歩き始めてすぐに出迎えてくれたユキザサ


ブナ林の中、緩い傾斜のぬかるんだ道をいくと
天生湿原がある。
そこは自然の水をいっぱい含んで数えきれない多くの
植物の命を育んでいた


水芭蕉の群生は見事だけれど花は終わっていた
今は、こんなに力強い植物だったの?とびっくりするくらいの
大きな葉っぱが青々と勢いよく伸びていた。

この湿原は木道の回遊コースもあり、ここまでは軽装でのハイキングを楽しむ団体さんで
賑わっていた。

青汁を作ってみたくなるような水芭蕉の葉の見事な青さ


コバイケイソウは満開


湿原から少し下がり天生谷川源流沿いにいくと
林床にサンカヨウがみられるようになり
道は3方向に分岐する


サンカヨウは今年は早かったらしく
林道開通すぐに満開になったらしい
「例年なら、一面可憐な白い花が咲き誇って見事なのに」
と山の師匠は残念がっていた。
そのかわり、キヌガサソウが満開の立派な花を咲かせていた

この日は真ん中のカツラ門を通るコースで頂上に



この辺りからは、本格的な登山者のみとなり、人も少なくなるが
頂上近くの急登は道が狭く、なんと渋滞

頂上は北アルプスの山々、眼下にはブナの森が広がり、
羨望は見事だが なんせ 極狭 人、人、人
手前でお弁当を食べておいて正解だった
この時期、ゆっくり頂上でランチしようなどと決して思わない方が良い






人が多すぎてゆっくり見られなかったけど、どこかの山が
綺麗に見えていた。


帰りは、ブナ探勝路を通り、もう一か所の水芭蕉群生地を見て戻る
こちらは、まだ小さい株のが咲いていた。


とにかくこの山は
貴重な高山植物の宝庫

ひたすら山頂目指して登る登山者は皆無

最初にコースタイムを書かなかったのは
そういう山ではなかったから

9時に着いて
15時頃駐車場に戻った
  
おまけ
帰り道、白山展望台からは雄々しい白山が見えた


そして
白川郷が見渡せる展望台も近くにあって寄ってもらえた。ラッキー



籾糠山で出会った「花編」につづく

蕪山 (岐阜県板取) 

2014-06-16 22:26:22 | 山登り
2014 5月下旬の記録です。

蕪山(かぶらやま)1069m 

中学校の校歌にも出てくる「蕪山
板取を代表する山なんでしょう・・きっと

身内では 子供の頃学校の行事でよく登ったという者もいるけど
私はどこにあるかも知らなかった
今まで無視しててごめんなさい。

てなわけで
新緑がまぶしい5月 ついに登ってきた!

コースタイム 約5時間(昼休憩込み)

登山口は板取の「21世紀の森」公園を登ったところ
広~い駐車場完備 トイレあり  大きな案内板もある

ところでこの案内板を よ~~~く見てみて
頂上に 見慣れたトイレマーク(?) あるではありませんか??
結論から言うと なかった。 見つけられなかっただけか・・謎



駐車場から登山口方向を見る
正面の山が「蕪山」?って思うけど違う  らしい
そういえばかなり、分け入って登っていったもの、見えないよね


ここから登った

まむし や ハチに注意と書いてある


有名な『株杉』に圧倒されながら ロープの張ってある登山道をひたすら登る



左に谷のせせらぎを聞きながら、道に迷うことなく雰囲気のいい道を行く


1時間半くらいするとあたりの景色も変わって
新緑がまぶしい、一面黄緑色の世界になる


板取の山はヒルがいるって聞いてるからこんなものもってきたけど
必要なかったみたい



しっかりした標識

2時間20分で頂上に到着


見晴らしは最高!
ただ、この日は少し曇っていて私の衰えた目のせいではなく
遠くはよく見えなかったのが残念

ちょっとしたテーブルとイスもあって
ランチはゆっくり 本当に気持ちが良い




この日は初めて来たというオジサマ2人がお昼を食べてみえただけで
道中誰にも合う事もなく静かな里山歩きができた

下山は他のコースもあるようだけど、そのまま引き返した。
滝があったり
変化に富んで、飽きる事無く登っておりる、何度も来たいと思えるいい山だった。