キムラトモミの絵と版画 制作ノート

日常の中の非日常、目に見えない大切なものを
少しでも形にしたくて制作しています。猫のいるこの世界が好きです

7月の総括

2013年07月31日 | 作品
恥をさらしながら、ひたむきにやるしかない毎日です。

今月のまとめと反省を、出来る限りポジティブに記録しようと思います。

制作
銅版画 ◆星座シリーズ「virgo(おとめ座)」補足:ヴァルゴと発音するとのこと
    ◆cc・my・mau
    ◆tatu・noko
イラスト◇馬力を駆ける
    ◇奉納
    ◇新年
雑 貨 ◆ホイップにゃんこ(野生バージョン)(えんぴつバージョン)
    ◆樹脂キーホルダー 
印刷 絵葉書「きらめき」「うお~っ」

公募
「某イラスト系コンペ」→銅板画2点出展→一次審査も通らず!あまりのショックに3日間過食
「某イラスト系コンペ」→締切日消印有効ではないことに前日気が付く
 →しかし、この時あみだした技法(笑)【①描画②スキャンプリント③和紙へコラ④珈琲⑤色彩】に
ちょっと感動。勢いで「某年賀状コンペ」に3点出展
  
「市内の若手作家助成制度」に2つ応募、「某c」10日後に落選の通知が!うすうす気が付いていたが
 やはりショック。しかし、うすうす内省はできているため、ワインとビールでやり過ごせた。
 →敗因は理論と実践のひらきにあろう!コンセプトを理論化する作業は、己の無能さに気が付くことの
 出来た辛い作業だった。でも、ウソは書けなかった。ありのままの駄目な自分、過去の仕事から受けた
 人間として表現者としてのあり方うんぬんを等身大にしか書けなかったが書いた。
 もう若年ではないので、来年は支援プログラムを申請する資格もなくなるのはさびしいですが。
 失敗は成功の母。
   
「某国際ミニ版画」何度もくじけそうになったが、やり遂げました(作品送れたという意味)。
支えてくれた安西先生に感謝です。「あきらめたら、そこで試合終了だよ」
うお~ん。と泣きながらあきらめるのをあきらめられました。
まず、ミニとありながらのA4サイズ指定!ぎゃんっ。私にしては大きい・・・。画材屋に走り、銅板を
購入。S先生授業用と安価で手に入れられました。S先生ありがとう。(私の先輩らしいが、先輩は私を知らないでしょうね・・・。16年も前に卒業したのにもかかわらず、まだ構内の画材やに通っている。迷惑なおばはん❤
1cmだけ公募用に合わせてCUTしなければならないという最初の試練!ガッコウになら切断機(シャーリング)で楽々なんですけど。
ここはMY工房(自宅マンションの一室)そんなのあるわけ無いだろ~よ~
小さいサイズは、しこしこアクリル板カッターで線を何度もなぞって、板で押さえながら曲げて折る(切る)ことが可能なのですが。こここっこれは無理でしたので、金属用のノコギリでぎーぎーやりました。
右手が死にそう。ひたすらひたすら、10分で10cmくらいしか進まない。痛くて焦るし。「こんなことしてて何になる?どうせ失敗するのがオチだわよ」と心の声が聞こえてきたので。休憩
安西先生が静かに話しかけてくれました。例のやつ。もっかい頑張ろうと思いました。

(ガッコウに行って機材借りれないかな)と何度もよぎるのだけど、自立して自分の力で切りたいと思いなおし、40分かけて28cmを切りました。手がジンジン痺れて辛いのですが、やっと0から1に変えて、スタート地点に立てたと思うと、胸にぐっとくるものがありました。

次はソフトエッチング。もう本当に16年ぶりでしたが、失敗しながら会得していきます。ウォーマーの代わりに卵焼き機を裏返してガス火であたためて、グランドは薄くひくことを意識して、腐食液も新しいもんにして(このどケチな私が!)15分。琥珀色の腐食液に銅板から黒く浮かぶ煙のように舞う現象!おおおっ。腐食されとるよ・・・おおおっ。神よ・・・。

密度とか、再現性とか、オリジナリティとか、まだまだ課題はあるのだけど、ちょっとは自分に自信持ってもいいのかもしれません。「あきらめない限り」「努力は報われる」
おカネにならないけど身につくものはおカネで買えんしね~

万願寺とうがらし 写生

2013年07月19日 | 作品
緑のつや光
画用紙の白字を残して光を表現したい
うまくいかない
厚塗りをしてホワイトで反射を描きこむ
うまくいかない

賀茂ナス
まるいフォルムは描きやすい
くすんだ紫色はつくりやすい
比較的 満足
3日後 見直してみる
やはり 光が描けていない

今日は木工用ボンドを描いた
人工的なものは 描きやすいのは
何故だろう。

毎日 修行 でも こんな調子で いいわけないなぁ


読書メモ
「カスバの男」大竹伸朗
「すべての色には、それぞれのグレーがある」
「網膜は窓であり、その向こうに人が立っている」
マティスとピカソー芸術家の友情(河出書房新社より)


星座シリーズ

2013年07月17日 | 作品
某日、手売りで銅版画が5枚、絵葉書が40枚。
かって頂いた方に、幸福感を味わっていただけるような
そういう作品であって欲しい。

某日、公募に落選。一次で落選とは!ふがいなく
茫然としている

メモ
絵葉書を買う時
紙面の中で
人は
イメージの中に
放たれて
こころが
自由になるのだ


準備

2013年07月12日 | 作品
未来に備えて準備

他者からの評価が得られない状況は怖い
目をつむってがむしゃらに突っ走る感じ
だけど
内面を掘り下げていけば
自然とこころは外の世界を必要とする

力になってくれる人々に感謝です。
精いっぱいのことを考えよう!

観賞memo
ジミー・ツトム・ミリキタニ
「私は日常の野蛮な争いや醜い国際紛争が嫌いです。ですから、私はどのような政府とも
また、その理念とも関係はありません。私は常に芸術の精神世界の基本理念に忠実でいました。
(1946年釈放を求めて司法省へ送った手紙)

追記 ミリキタニのサイン(?)になぜか「日本画一位川合玉堂」が書き込まれていた・・・。
オマージュ?ファントム?


イメージについて

2013年07月09日 | 作品
シャガールのような浮遊感・ロマンス
クベイタ・パツオウスカーのような面白み
池田遥邨さんのようなひょうひょうさ
デビット・ホックニーのような発想
落田洋子さんのような密度
堀文子さんのようなきらめき
山本容子さんのような努力
ホルスト・ヤンセンのような眼光
グスタフ・クリムトのような性
私には何があるだろう
さすらって
積み立てたいなぁ

星座シリーズ、カニ座の着色
マスクをピンクに塗ると
不思議とよくなった

映画メモの感想
マイケル・ムーア「ボウリング・フォー・コロンバイン」
カナダのおおらかさと対比されアメリカ社会が不安をあおられ怯えているような印象
不安材料が産業や消費を支えているのか・・・。
コロンバインの事件、2003年の「エレファント」では出来事を時間軸を行きつ戻りつして描かれていた

もし、コンビニで銃が売られていて、皆が持っていたら私も欲しいと思うだろうか。
皆が持つと銃での殺人事件が増えるのだろうか