今年も新年のニュースで、お餅を喉につまらせて病院に運ばれた人が相次いだようです。
不幸にして、亡くなった方もいらっしゃった。
昔はお正月くらいしかお餅を食べる機会がありませんでしたが、最近は手軽にお餅が手に入ることもあり、食べようと思えば一年中食べられますよね。
ふと思い出したのですが、お餅は、なくなった父の大好物だったので、ある時期は、お昼ごはんなどに、よくお雑煮を作っていたのです。(最後の方は、万が一を考えて完全介護食に変えましたが・・)
80歳を過ぎて、やはりノドにつまらせる危険がありますから、小さく切った餅で。
そのために、「サトウの切り餅」が大変ありがたかったです。もともとは、きれいに焼けるという目的で、切り込みが十字の形に上下にありました。
このおかげで、手で簡単に4つに割れ、小さくしてからオーブントースターで焼き、汁に入れてふやかして食べる。
固いお餅を包丁で切るのは、案外、力がいるし、焼いたお餅を小さくするのは、ベタベタしてやりにくい。
小さなことですが、日常の繰り返しでは、こういうことが、とってもありがたかったのよ。 (´;ω;`)ウッ
台所で一人、「サトー!ブラボー!介護の友!」 と褒め称えとりましたがな、私。
画像:朝日新聞
かように介護生活中期は、「サトウの切り餅」には、助けられたものですが、ある時、佐藤食品工業は、越後製菓から「切り込み」の件で特許侵害で訴えられるという大変びっくりぽんな出来事が…。
しかも、越後製菓は、四つ割りではなく、お餅の側面に切込みを入れたもので、「お餅が手で割れる」という機能がないにもかかわらず、結果は越後製菓の勝訴になったのです。
参照ニュース:切り餅訴訟、越後製菓が再びサトウ食品工業に勝訴、東京地裁
・・・私、消費者として、内心サトウをがぜん応援していたので他人事ではありますが、非常に残念だなあと。
もう「サトウの切り餅」は、製造中止になってしまうのかとがっくりしてしまいましたが、約7億8300万円の賠償金で解決できるようです。なんとなく「下町ロケット」を思い起こさせる展開ですね・・・餅の値段に影響がなければいいけど、とりあえず製造中止にならなくてよかった。
それにしても、裁判所ももう少し消費者目線持ってほしいにゃっ!
サトウの切り餅 『もちポンクッキング!』篇 15秒
「サトウの切り餅」は、今ではCMでも「きれいに焼ける」よりも、「割れる」をメインに売りだしているみたいですね。
念の為に・・・私は、サトウの回し者ではありませんよ。
お正月。お餅おいしいですが、ノドにつまらせるのは要注意。
あと食べ過ぎも要・要注意ですぜ。
ではでは。(`・ω・´)ノシ