朝からの雪
連絡できそうな喫茶店に入る
「今日はやめよう」とあっさりした声
仕事にあぶれ 寒さが押し寄せる
ジャンパーの雪をはらい
コーヒーを注文する
「お客さん、大学生?」
「いえ・・」
店には歳にそぐわないエプロンをしたマスターと
これまた同じような私だけであった
窓からの寂しげな雪景色に いたたまれず
大きなミュージックボックスにコインを入れると
その頃うろ覚えの曲を押した
*ブルージーンと皮ジャンパー
あのころ・・
ガラス越しに見える レコードの束や
カタコトする音が心地よかった
この店も20年以上前に無くなり
そのあと建ったビルも
もうずいぶん古ぼけてみえる
最新の画像もっと見る
最近の「心の風景」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2019年
2016年
人気記事