天空海闊

ファンタジー③

なんでもアリ得るこの惑星…



○ 過去⇔未来










群衆の想念?




○ 小さな星に生まれて





ただこのひとひらに

命燃やして








13回忌









謹んで哀悼の意を捧げます






私の妄想はあの人の真実で
あの人の妄想は私の真実





サイン…

かいせいくん…

想いは時空を超えて




あくまでも都市伝説、比喩として




現状が如何に醜聞悲惨に見えても

人には他者から短絡的にジャッジされたくない、したくない本能的な衝動あり

人の究極の姿を知らせようと
見えざるところでの日毎の展開

他者にはわからない
体験した本人だけが分かること

「我以外すべて菩薩なり」

万人が複雑な過程を経て
やがて仏性に至る覚醒の為に





○ 夢の如し





未来から過去へ






○ その昔





まだ車の往来も少なく
街の灯りが寂しそうな頃
遠くのビルから響いていたなぁ








○ 星に願いを



冷たい夜中に

虫が騒ぐ庭に出て星空を浴びる

人はこうも情けない者なのか

我先に

田畑を潰して道路を造り

店舗を広げモノと共に

夢も心も砕いていたあの頃

何も変わってはいない

遠くから聞こえるギターが

僅かに心を浮き立たせ

繋いでいたが

やがてその音も消えてしまった

それでも儚いと知りながら

今も夢や願いを

風に震えるあの星に

架空の宇宙に託している













○ 少し頑丈に










 
私がたとえ、あらゆる角で、災難にしか会えなかったとしても

私は顎を少し上げて、もう少し長く、希望を頑丈にする、空中の城を

あなたがそこにいると考えて、私はちょっと早歩きになる




○ 残火



「僕は少し違うんだ!」

大人の世界
汚れ荒んだ世界を否定すれば
自分がピュアな存在になれると
勘違いしていたあの頃…
笑うしかなく
今ではすっかりこの俗世の垢を
使い倒したりもしている

あの世間への反発心
ある種の孤独な戦いが
若い情熱を支えていたのを
懐かしく思い出したり
この世界に来るのが
少し早すぎたような気がしたり…













○ 見果てぬ夢



兎角、男というものは

届かぬ夢を追う、憂い顔の騎士か









遂にファイナル….

ありがとう










○ 陽炎


人は時折
無い物ねだり…

上手くすれば
家族が愛の
基盤になり得る

しかし誰が
それを知るだろう

その実そこには
様々な幻想や
秘密が
立ち込めている










○ 雨





雨で早めの帰宅途中に撮影
この時期では最も好きな花である





幼い頃の雨は

窓の景色

絵描きの親父は

お袋の咎めも構わず

雨の日なぜか

窓を開けっ放すと

よう降るなあ….と

口笛を吹いていた

そんな日に

良く聞いたメロディー

一体だれを思い

吹いていたのか

いつか聞いてみたいものだ















○ ストリート


春になると
どこからか
やってきた
紙芝居

まずは
ほーらどうぞ
割り箸に付いた
ねり飴を
5円で買う

日焼けした
おじさんが
ひとりで
演じるのは
黄金バット

夢中で観ながら
飴を白く練って
懸賞を狙う

芝居が終わり
懸賞(ほぼ飴)を渡すと
ではまた来週
ユラユラしながら
黒い自転車で
帰っていく

不思議な声に
遊びか仕事なのか
謎だらけの
おじさん
一体どこから 
やって来たの






風を集め
音色を作るとは…
まさに
この惑星に於ける
究極の遊びかもしれない




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