天空海闊

アブラクサス

創り 壊し

愛し 憎み

溺死させ

見せしめに

石で 炎で

処刑し

その望むものを

花と 光で

慈しむ

それは

隠喩として

創られた

恐怖と苦痛の最たる存在

癒しと慰めの最たる存在

またの名を

双頭の神 アブラクサス



*ぼくはいつのことかは知らないが、いつしかすべての重大なものには、
つまりは神やら宇宙やら心やら愛などというものには、あるいはまた、
歌や舞踊や大工や文様というものには、最初から矛盾と葛藤の原型こそが
ひそんでいるのであって、その「マイナスの割れ目」をどのように直観するか
ということが、何かを考えるということの根本であると了解できていた。

--デミアンと関連して
                                    (松岡正剛)



コメント一覧

辻風
居心地の悪さこそ、探求者特有のもの(?
・・われらもまた飛び去れり・・
それまで、真にそのような人には、この幽閉された世界では
霧中での苦闘が伴うはずです。

オリーブ
非常に共感します。
きれい事を言うとなんだか居心地悪い自分がいます。
かと言ってそれが偽りの気持ちかというとそうでもない・・
この「・・でもない・・」が真実に一番近いという気がします。
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