至言、名言、放言、声
○ 亡国
石川啄木ではないが、
はたらけど はたらけど
を実感する昨今
何時まで利権は温存され
民衆は下位に甘んじるのだろう…
○ ある狭客(小太刀の使い手)の話
人間は感情の動物!
感情というものは、
どんなに知識があろうと
冷静沈着なギャンブラーであろうと
最後はコントロール困難になり、
それで死ぬこともあれば
生きることもあるよ!
○ 声
「無下でぞんざいな扱い、
ジエンド..
だと?
前から言っただろう
今更何を!」
「この子を助けてほしい」
何年も聴こえる声
救いとは
幸せとは何?
人其々ではないのか?
清水を好む魚もいれば、
泥水を好む魚もいる
煩悩だらけの自分に
今更何ができよう
ただ
不憫な育ちであれ
茶目っ気のある
青空のような笑顔
その子らしさが
もっと輝くところ
人生の奥深さを知る
隠された叡智
今はそれだけ願う
己の非力を感じながら
他人にはどう映ろうと
自分なりに力は尽くした
ここら辺りで
フェードアウト
○ 反響
魚心あれば水心
○ 宝もの
「失敗したことがわたしの宝もの」
富永 愛
○ 以心伝心
「真心の込もった期待に
人は応えようとする」
栗山英樹
出した途端に嘘っぽくなる
言葉..
感情や表現のごく一部である
言葉..
言葉にできない
する必要がない部分が
永続的な関係に寄与する
○ 祈願
痛みが遠のきますように…
○ 有限
花も実もなるところに注げよ
○ 胸に刺さる言葉
醜い嫉妬は
エゴや傲慢さからくる
真の愛は人(相手)
の幸せを
心から喜ぶ
美輪明宏
雨のち晴れ
それから
祝杯…
その試練の日
今よりひと周りもふた周りも大きな存在になれるだろうか
野に咲く花のように、すべてを
甘受できる存在に
厳しい冬のような
その日はもうそこまで
……
誰も死ぬ時はひとり
だが
お別れができたと
自覚できたとは
何としあわせな人生であろうか
….
何故
原爆を落とす決断に
最後の一押しした
あの国の右派を?
この人の背景…
あくまでも話半分として
….
何事にも
その代償は計り知れない
….
ことばだけ
よく聞こえなかった状況
人は「ことば」に関しては、
ある種の発達障害を抱えている。
○ 畑 正憲
放送中、ライオンに中指を千切られ
「治療後直ぐに『オマエ、やってくれたなー』って言いましたけど、怖くなったり恨んだりはしていませんね。ライオンは飼い主に行ってほしくなくて自分の裾を噛もうとして間違って指を噛んだだけ、誰も悪くない。檻に指をかけていた自分の過失だった。」
○ 伊藤中将
大和の注水システム回復せずの報告を受け
「そうか、残念だったね」
そして、特攻命令中止を発令
「皆は生き残って次の日本を支えろ」
…..
今、様々な苦闘にある人たちへ
….ある夕べ、 わたしたちが労働で死ぬほど疲れて、 スープの碗を手に、 居住棟のむき出しの土の床に へたりこんでいたときに、 突然、仲間がとびこんで、 疲れていようが寒かろうが、
『とにかく点呼場に出てこい!』
と急きたてた。
太陽が沈んでいくさまを 見逃させまいという、 ただそれだけのために。
そしてわたしたちは、 暗く燃え上がる雲におおわれた西の空をながめ、 地平線いっぱいに鉄(くろがね)色から 血のように輝く赤まで、 この世のものとも思えない色合いで たえずさまざまに幻想的な 形を変えていく雲をながめた。
わたしたちは数分間、 言葉もなく心を奪われていたが、 だれかが言った。
「世界はどうしてこんなに美しいんだ!」
『夜と霧』V・E・フランクル
○ 悔いなき人生
言わない後悔はしない
言って後悔しそうなら
墓場まで持って行く
ことばにするリスクが過大な世相
ことばに出来ない 出来ていない
世界の真相
ことば(文字)だけのやりとりは
真のコミュニケーションには
遠い
今なら
いえることば
ことばにはしないが
ささやかなものを
大切にして
ことばより大切なことを
教えてくれた
このような人こそ
ほんとうに
大切にされないと
ことばでないと
伝わらないことがある
ほんの一言で
真相が
葛藤の根がわかる
ことば
......
まるで空を駆けるように
自由に空間を走る幼児
まだ片言である
ことばで得られる自由と
失う自由
おそらく人には
失う自由の方が大きい
.....
多彩な色を
白黒に分けた
ことば
型にはまった
上辺(建前)のことば
人により
本質が異なる
ことば
建前と本質にある
深い谷
......
其々が
抱えている
いえない
いえなかった
ことば
時によって
熟成する
ことば