話せども
互いが遠のく
ことばの虚しさ。
自然の移ろいには、
普遍的なことばが
込められている。
15年以上前に植えた紫陽花は、
当初あまり好きな色ではなく、
家族も薄い青が好きなようで、
肥料など色々試したが、
結局はあまり変わらず。
この色あいの良さに気づいたのは
比較的最近である。
最初は小さく、白っぽいが、
やがて少し大きく、色が濃くなり、
青から紫へと変化する。
今の時期は最初の白っぽい色から青や紫、
そしてやがて優性になる赤などが
一連に混じり、ガクアジサイの様も有り、
美しく思える。
しかし、この様相に感嘆しているのは、
家族の中では、今のところ私一人なのである。