天空海闊

夏祭り

大屋根越しに笛太鼓

家族連れが行き交い

店は大賑わい

夜とおし灯が燈り

若女将の笑いが

障子からあふれた

 

季節が巡り

寒空の下

ほろ酔い気分で

坂を登ると

小高い荒れ小屋に

大きな樽が幾つもころがり

風にきしんでいる

それでもまだ 

あの面影を追っている

すべてを味わうまで

我らの物語が

果てることはない

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

人には

魂としての歴史あり

春が必ず訪れるように

やがて縁(えにし)に気づく時が来る

 

 

 

剣客商売ed

 

 

インスピレイション

 

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