雄一郎の半生

こんな人生もあるのですね。ノンフィクションの半生記
全ては、書けませんが。。。

視界から色が消えた

2021年05月04日 06時00分00秒 | 日記
 
雄一郎の半生

 

仕事もバブルの影響で会社が
倒産し、無職になった。
家族は、母は病院に、長男は
なんとか、大学に進学させて
やりたい。
バカ元妻のN子と離婚して
次男は、元妻と出て行った。
長男の親権は取ったが、次男の
親権は、泣く泣く断念した。
次男を高校に進学させるまでの
金は、無かったし、元妻に
洗脳されていて私の言うことは
全く聞かない次男だったことも
考えての事だった。
 
無一文でこれからどうするか。
誰も居ない部屋では、時計の
時を刻む音だけが耳に入る。
外に出ると、全く景色に色が
ない。こんな経験は初めて
だった。
余談だが、この視界から色が
無くなる経験をした方と暫くして
会うことになるが、この方も
家を追われ事業に失敗する
などした方だった。
 
幼いときから、近くの小川で
雑魚釣りなどをしていた私は
30歳ころからアユ釣や渓流釣り
を始めていた。こんな時期は
釣りに行く気力も全く無い。
何をする気も無くなっていた。
 
しかし、長男のためには何と
しても学費を捻出しなくては
ならない。
 
釣り友のY.T君から話があるという
連絡が入った。自分の事情は
知らないと思っていた。
Y.T君の姉の事を聞かされた。
 
釣友の姉との出会いがこの後
あるのだが・・・
 
次回につづく。