雄一郎の半生

こんな人生もあるのですね。ノンフィクションの半生記
全ては、書けませんが。。。

変態坊主の話

2021年03月30日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

興信所の代表と一緒に
素行調査をした時の話だが、
 
依頼者は、お寺の住職の奥様。
依頼内容は、住職の素行調査。
具体的には、住職はお祓いと
称して、女性の股間を開かせて
祈祷をするという。その際に
悪霊にそそのかされて、住職が
女性と性交をしてしまうことが
あるが、住職の意志ではなく
悪霊にそそのかされている為と
言って、信者と性交をしている。
という内容だ。実際にその奥様は
住職が、女の股を開かせて
祈祷をしている姿を一度見ていると
言っていた。しかし、実際に
調査してみないと事実はどうか?
との疑念を抱きながらの調査だった。
 
住職は、車を使わずにいつも
タクシーでの移動だというので、
依頼者の奥様の協力で、
出かける様子が、あれば連絡を
頂き、その後に尾行するという
方法をとった。
 
その日がやってきた。
奥様より連絡があり、翌日に
タクシーで出かけるというので、
お寺の駐車場で待つこと
4時間。タクシーが来て、住職が
乗って出るのを確認。
尾行が始まる。自分たちは車
2台に分乗し、3人で尾行した。
 
暫くして、ある駅に着いた、
すかさず同乗していた、
調査員が車から降りて、徒歩で
尾行。その調査員からの連絡で
自分たちも、車を止めて合流。
3人でそれぞれ、別の角度から
離れて、本人を確認できる位置に
張り込む。
すると、改札から花束を持った
30代の女が現れた。すかさず
カメラのシャターを切る。
住職に嬉しそうに花束を渡して
二人で、出口に向かう。
早速、一台の車に調査員が移動
自分たちも、間を詰める。
すると、タクシーを拾い、二人が
乗り込んだ。
調査員の車の助手席に代表が
乗り、タクシーを追う。
自分も後から車で、尾行する。
暫く走るとタクシーは駅の繁華街を
抜けて、ホタル街へ。タクシーごと、
ラブホテル内に入って行った。
 
このことを依頼者に連絡して、
住職の奥様に現場に来て頂いた。
後は、数時間でまた、タクシーが
来て、自分たちの車に乗った奥様
と尾行開始。駅に着きタクシーを
降りたところで、奥様と代表が
降りて、住職たちと接触したのだが
駅内で、修羅場になり、交番の
警察官が制止にはいった。
依頼者の奥様には、後日
写真とビデオ撮影をしたVTRを
提出して、調査は終了したが。
この後は、どうなったのかまでは
情報がなかった。
 
まだまだ、続きます。
興信所のおかしな話は。
 
 
次回につづく

変態院長の話

2021年03月23日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

興信所では、様々な人間模様を
知ることが出来る。
 
自分が勤めた興信所の代表の話。
代表が以前調査員をしていた時に、
ある、病院の院長先生の素行調査
院長の奥様の依頼でした時の話。
 
依頼者の奥様は、もう暫くの間
院長との夫婦関係が無いという。
院長は変わった趣味の持ち主で、
普通のセックスでは興奮しないという。
 
どんなことをすれば興奮するのかと
尋ねるとためらいながら、
「夫は、排便に興味があり、排便を
しているさまを見ると、異常に興奮
する」のだというのだ。
 
多分、病院の看護婦(当時の呼び名)
とでも、そんな関係になっているのでは?
との事での依頼だったという。
 
早速調査を始め、調査には動体を感知
するカメラを依頼者の協力を得て
設置した。場所は極秘のため伝えられ
ないが、ある部屋に監視カメラを何カ所も
セットして、調査をしたのだという。
 
何日かが過ぎて、ある部屋で院長が
女性に大きなツボの上にまたがせて、
排便をさせている、様子がビデオに
映っていたそうな。
 
この話を聴いたときは、笑いが
止まらなかった。
ツボの上にまたがせてって、
想像しただけで笑えた
 
まだまだ、続きます。
興信所のおかしな話は。
 
 
次回につづく

運転手が不明の事故の話

2021年03月19日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

興信所に入り、様々な調査を
していたが、先輩の調査員から
以前の事故に協力した話を聴いた。
ある雨の降った翌朝の寒さが
一段と厳しい日に起きたらしい。
前日の雨で路面が凍っていて
事故が多い朝だったと言うが、
自損事故があり、運転手の姿が
見当たらず警察と付近の人たち
が探していたという。先輩も
これに協力して探したが、
全く見つからない。
車は、凍った路面を滑って電柱に
激突し、運転者はフロントガラスを
破って飛び出したのではないか?
と、そこはではどこにでもある様な
話だが、その運転手がいないのだ
という。
周りの何処にもいない。ひょっとして
警察と消防は側溝に落ちたのでは。
と、側溝のコンクリート板を剥がした。
しかし、3メートルも剥がしても
見つからない。側溝内の水は
凍っていたというが、ここにもし
落ちてもそうは進まないだろう。
と、しかし、10メートルほど剥が
してみたら、運転手が血まみれで
居たという。しかも、もう少し発見が
遅れたら、側溝の水で溺死して
いたという、お話だった。
そんなことが実際あるんだなぁと
当時は、思っていた。
何せ、調査の待機の時間は
半端なく長いので、いろんな
調査話を聴くこともある。
おかしな話は尽きないが、
次回から少し紹介する。
次回につづく

探偵の仕事

2021年03月16日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

興信所に入り、3年の間は
一般調査のいわゆる、素行や
行動、信用調査を行っていた
のだが、その中でも始め度胸が
いるのが、発信機の取り付け
だった。対象者の車に電波
発信機取り付けするのだが、
当時の発信機は、性能が悪く
重く、大きいもので充電にも
時間が掛かるものだった。
ある調査の時、車に発信機を
付けて尾行したのだが、車が
止まっているのが、会社の
敷地内の駐車場に止めてあり、
尚且つ事務所の窓から見える
場所に駐車している車に
取り付けなければならなかった。
取付方法は極秘のため、詳細は
書けないが、何とか取りつけた。
 
午後5時過ぎに対象者が車に
乗り尾行が始まった。しかし、
交差点で信号が赤になり、
間隔が空いて見逃してしまった。
目視尾行から電波尾行と
なる。発信状態から方向を
確認し、尾行を続けたが
依頼内容とは別の場所に
停止している。おかしい。
停止している場所に着いても
車がいない。周りの家などの
駐車場にも車が確認できない。
電波の強い場所を、確認する
ために、ハンディ受信機を
持って、近辺を歩いていたら
何と、発信機が側溝に落ちていた。
重い発信機で強力な磁石で
金属部分にセットしていたが、
多分、車の振動ではずれた
のだろう。結果、この日は
尾行が失敗する。
しかし、この日の調査には
オチがあった。対象者は
依頼者の奥様で、浮気の
調査だったのだが、何と、会社に
出勤する前からずっと依頼者の
旦那様は奥様の車のリヤの
荷物室に隠れていたという。
何という執念なのだ。
私たちが、調査を開始して
尾行していたことも、分かっており
当日は、買い物をして奥様は
何事もなく帰ってきたという事
だった。継続の調査依頼が
入った。
 
 
次回につづく
 

興味のあった探偵業

2021年03月12日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

裏で2番目の女房のN子は
何をしているかが分らないままに、
自分は母のホテル業を手伝って
いたが景気にも段々と陰りが
見え始まってくると、以前よりは
客も減ってきた。自分たちと
お手伝いの人たちを雇っている
のもきつくなっていた様子が
見えてきた。そこで、
以前から興味のあった興信所に
電話帳の広告をみて連絡を
してみた。何軒かは断られたが
そのうちの1件が、会ってみたいと
言ってきた。そこで、日時を聞き
代表者と会ってみたのだが。
 
面接の当日は、意外にも会社の
前のホテルのロビーでの待ち合せ
だったが、これが時間を過ぎても
代表は来ない。会社に電話を
入れる、何と忘れていたらしい事が
後日分るのだが、何とも代表は
考えていた人とは、感じが全く
違っていた。何か頼りない感じ
なのであった。面接後は直ぐに
採用となり、翌日から事務所に
行くことになる。
すると、事務所には二人の
おばさんが、忙しそうに電話の
応対をしていた。挨拶をしても
一般の会社の事務員とは大差
がある。シカトとしているのだ。
そのうちに代表が入ってきて
「k君(自分の名前)明日は、
一人である人の尾行をして
もらうので資料を受け取ったら、
帰って良いよ。」と言うのである。
出社したばかりで、午前中なのに
帰れという。指示に従い
帰ってから、調査資料を見ると
その対象者は明日、早朝
ホテルから、車で一緒に来ている
参拝者と、神社に行くという内容
の素行調査だった。車がホテル
にあるのかの確認をしてからの
調査だったために、現場には
早めに行かないとならなかった。
早く帰させたのが、納得できたが
早朝と言っても、何時に出かける
のかは、分っていない。
この事を考えていると前夜は
眠れなかったので、深夜に車の
確認へ行くことにした。
この日はとても寒く、車の暖房を
最高にしても、足下がひんやりする
ほど冷えていたが、現場に着くと
車があった。近くで待機しょうと、
車を止めたが、エンジンを止めると
寒くて居られない。かと言って、
エンジかけたままにすると
怪しまれる。考えた末に対象者の
車の見える範囲に車を止めて
エンジンをかけて、待機すること
にした。午前3時頃に現場に着いて
からは、テレビや小説などの物語
とは全く違い、現場はかなり厳しい。
流石に、交代要員もいないため
しびれを切らしていた。
4時間後の7時頃に対象者は車に
乗ってみんなと一緒に出かけた。
 
尾行がはじまる。暫く間をおいて
つけていたが、時々怪しまれない
ように追い越して、対象車が
乗っているのかも確認する。
暫くして、神社に着き他の参拝者
と一緒に参拝が始まった。
歩いて、他の参拝者に混ざり
尾行した。対象者に女性の影は
無く。何ら問題はなさそうであった。
その後は、みんなと別れて自宅に
向かうようなので、代表に連絡し
交代要員と交代した。
この後も、調査員として様々な
依頼に対処していくことになる
のだが。
 
 
次回につづく。