雄一郎の半生

こんな人生もあるのですね。ノンフィクションの半生記
全ては、書けませんが。。。

片腕をもぎ取られる思い

2021年04月30日 06時00分00秒 | 日記
 
雄一郎の半生

 

自分の仕事もバブル崩壊と共に
依頼が減り景気が悪くなっていった。
時期を同じくして、調査会社の代表も
身体を壊して入院となり、本人も会社を
続けていく事に消極的になっていた。
 
そこで、自分には独立して他の地域
調査会社を行えという。
事務所や開業までの費用は全て、
代表が用意してくれると、突然
言い出した。どうして支店にしない
のかと尋ねてももう、代表は会社を
辞めたいと思っていたようだ。
 
自分には、代表の様に警察や、
弁護士、怖い方々とのつながりも
無いので迷った。以前に同じ
調査会社に勤務していた人達が
他の地域に会社を興したが
ことごとく、閉業しているという
事実があった。
なので辞退した。
 
「さぁ、これからはどうしようか?」
思案のしどころだった。
 
収入がなくなると、とたんに
元妻N子は、今までにも増して
自分の洗濯物も洗わない。
それどころか、自分が
することなすことに、いちゃもんを
言い始める。例えばこんな事も。
 
子供達が成長して、自分も含めて
トイレのトイレットペーパーホルダー
が当たるようになり手前過ぎたので
足に当たらないように、移動して
取り付けた。するとバカN子は、
子供達にまで、「移動して不便だとか、
移動なんかして。」などと言い含める。
なので、長男からも理由を聞かれずに
「移動して・・・。」等と言われる。
 
また、N子は結婚当初からたばこを
吸っていた。子供が生まれる時期には
何度も、止めるように言ったが、
聞こうとはしなかった。
私が小言を言い始めると、
次男を連れて家の部屋に立てこもった。
その中は、たばこの煙で照明や壁の
色が変色するほどになっていた。
 
金は盗むし、言うことは聞かない。
母の面倒はみない。
近所からは村八分にされる。
子供達には、全て、父親が悪いと
言い含めていたので、特に次男は
私に反感も持っていた。
勿論私の食事の支度や、
洗濯なども一切しない。
あきれ果てて、やむを得ず
「出て行け」と言った。
母の金品の返還を伝えたが、
知らないの一点張り。らちがあかない。
 
離婚の慰謝料を請求し裁判で白黒を
着けようと思ったが、大学に長男を
次男は、高校へ進学する時期当り
子供達の将来を考えて、
止めることにした。
離婚届けを渡して、自分で役所に
行くように言った。
次男は、幼い頃からN子に
べったりの甘えん坊だ。絶対に
渡さないつもりで居たが、次男も
いうことを聞くような子では無くなって
いた。長男も大学には進学させて
やりたかった。しかし、全ての
預貯金は、N子に遣われていた。
母も病院に入院中で費用が掛かる。
家族はちりぢりに。
自分は5人家族から1人となった。
 
誰も居ない部屋で慟哭した。
 
次回につづく。

仕方なく離婚

2021年04月27日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

 

母は、糖尿病が悪化して、
脳血栓があり、言葉が発声出来なく
なった他に身体も不自由になっていった。
病院の入退院が始まって、看病に
時々は行かなくてはならない。
しかし、元妻のN子は全く看病など
することはなく、湯飲み茶碗も
洗ってやらない。
自分が病院に行った時に、湯飲みを
見たら内側がぬるぬるしていて
驚いた。「こんな湯飲みでお湯を
飲んでいたのか」と、
そればかりでは無い。自宅に
陶器店で買っていた大きな壺が
あって、その直径5センチ程の小さな
穴から小銭を貯めていた。
たまには1000円札や500円硬貨
なども入れ、時々壺を振りたまり具合を
確認していたが、ある日に振ってみると
どうも、音がおかしい。
中をライトで照らしてみると、
札が全く無い。
元妻に尋ねると「知らない」を繰返す。
「では、お金は誰も知らないままに
無くなった。と言うのか」と言っても、
知らぬ存ぜぬの一点張り。元妻は、
手癖が悪く、いつも嘘を
平気で言うやつだった。
 
自分の銀行カードを勝手に作り
カードローンを利用してお金を
引き出したり、その他も全く信用
出来ない。自分も人間不信に
なっていた。
 
仕方なく、長男が大学、次男が高校に
入る年に離婚を決心した。
 
次回につづく。

最低、最悪の元妻

2021年04月23日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

母は、糖尿病が悪化して、
のどの筋肉が弱り発声が
うまく出来ない状態になっていた。
その頃は、まさか、元妻が私の
預貯金から借り入れをしたり、
母の年金までだまし取っていた
事などの疑いは全く感じていなかった。
 
自分の仕事は、調査業なので時間が
不規則なことも有り、全て家のことは
元妻に任せきりになっていたのも
事実だが。
母の言葉がうまく発声出来ない事が
気になっていたが、ある日にまた、
自分が帰宅すると玄関脇の
母の部屋でナイロンブラシをたたく音が
した。
ふすまを開けると母は
○りちゃん、お金、○りちゃん、お金
○りちゃん、お金。を繰返す。
何を伝えたいのか、分らずに元妻に
聞いてみると、「毎日身体が不自由で
部屋にこもっているので、ストレスが
重なっているのでは」と、言うだけで
腑に落ちない。
もう一度、母に聞いてみると、
○りちゃん、お金。を繰返す。
自分も、「お金がどうかしたのか?」と
尋ねても、どんなことを伝え
たいのかも
分らない。当時は、自分も疲れ
きっていた。
母の顔を平手打ちしてしまった。
すると、元妻が意外にも、母の
身体を両手で覆い、
「お母さんは悪くない。」
言う。こんな行動は初めてで
面食らってしまった。
流石に元妻は、自分(元妻)の
遣い込みが原因でこんな状態に
なっていることが
頭に浮かび、一瞬良妻になったのだろう。
 
この晩、母は失踪した。
警察にお願いして
深夜に母の居場所を探したが、
警察は
この日の出来事を子供達に、
尋ねていた
それで、刑事さんに怒られてしまう。
「家で何もないと言っていたが、
お母さんを叩いたりして
いたんだろう?」と。
全く、事情の説明には困った。
しかし、間もなく、
母の居場所が判る。
自分が(母は)以前スナックを
開いていた頃からちょくちょく、
行っていたカラオケに居た。
刑事さんが、優しく母を
説得してくれて
とりあえず、家に戻った。
 
母は、警察なんか頼んで、
大変な騒ぎに
なっていることに、びっくり
している様子が
見て取れた。
 
しかし、女房に恵まれないと、
人生は、
足を引っ張られるだけではなく、
悲惨にものになっていくものだ。
 
 
次回につづく

元女房の悪行

2021年04月20日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

母は、糖尿病が悪化して
恐らく、脳だけではなく全身の
血管ももろくなっていたのだろう。
次第に話も、のどの筋肉が弱り
思うように発声が出来なくなって
いった。
それを良いことに、N子は
悪行の限りを行う。
母の老齢年金の搾取や
母の指輪や、ネックレス等を
質屋に入れて、現金化する。
自分達の預貯金の解約など。
通帳のページをうまく破いて、
発覚されないように工夫も
していた。
それに加えて、自分の弟が
生前、楽しみに収集していた
切手まで売って現金化していた。
全く、人間にあるまじき行いを
平気でしていたのだ。
 
これらのことは、離婚をする頃に
分るのだが、その頃母は
自分が、帰ってくるとブラシを
玄関脇の部屋でたたいて、音を出す
事が度々あった。
「どうしたんだい」と声をかけると
言葉にならない声で
「○りちゃん、お金。
○りちゃん、お金。
○りちゃんお金。」
を繰返す。何のことかと
N子に尋ねると
おかあさんは、毎日部屋
から出ずに居るので、ストレスが
貯まっているんじゃないの」
とだけ、実際は、母はN子に
「死んでも金を使った事を言うな。」と
口止めされていたのだ。
そんな母は孫の事を思い、
自分には知らせることが
出来なかったようだった。
しかし、あまりにひどい
N子の金銭の使い込みに
知らせたのだろう。
この事は、母が
亡くなってから、うまく
動かない手で書いた、
走り書きが何枚か見つかり、そこに
かれていた内容で分った。
 
移り住んだ地区の隣保班は、
10棟あったが、そんな行いは、
近所の人にもわかっていたのだろう。
離婚してから、隣の家の主人から
聞かされたことだが、我が家は
村八分にされていたそうだ。
その頃は、確かに近所の人たちに
挨拶すると、初めは会釈をしてくれて
いたが段々、会釈もしてくれなく
なっていた。何か変だなー。
とは思っていたが、こういった事が
原因だったのだ。
 
 
次回につづく
 

愚妻の行い3

2021年04月16日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

新築の家に引っ越しをしてからは、
母は糖尿病が悪化していった。
でも、俺の反対を押し切って
隣町に小さなスナックを開いた。
細々と今までの知り合いなどを
お客に店を開けていた。
初めは、自宅にタクシー等で帰って
きていたが、段々に、おっくうに
なったのか店に泊まることが多く
なっていった。
この事も後で分ったのだが、母は
N子と一緒に居ることが嫌で、
スナックを始めたらしい。
 
俺は、母は糖尿病なので酒を客と
一緒に飲むことには反対だった。
その後案の定、インシュリンを
打つようになっていった。
そんなある日に、会社に連絡が
入った。「母が病院で動けない様だ」
と言うのだ。あわてて、かかりつけの
病院へ行ってみると、院長先生が
「小さな血栓が脳内に多数あり、
ろれつが回ら無くなっています。」
と言うのだ、母に会ってみると
確かに、言葉がはっきりしない。
何を言っているのかが良く分らない。
 
院長先生は、様子を見るしかなく、
母の症状は悪化するだろうという。
そんな状態では、スナックなど
止めざるを得ないので、自分が
大家さんの家に行き、事情を話して
店をたたむことにした。
俺の仕事は、休むわけには
行かないので、続けたが母に
とっては、体を壊してからの
これからの時期は、まさに
修羅場だった。
 
N子は、母が口がきけないことを
良いことに、数々の悪行を
するのだ。
 
次回につづく