雄一郎の半生

こんな人生もあるのですね。ノンフィクションの半生記
全ては、書けませんが。。。

人生2回目の転機が

2021年01月29日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

すし店に紹介されてからは、

なかなか、踏ん切りがつかずに

いたが、仕方なく勤めることにした。

すしは好きで、この店にも以前

母に連れられて来ており、店の

おかみさんと会ったことがあった。

おかみさんは、女手一つで、

子供を育てて店を向かいの

割烹店と2店舗を経営している。

現在は、板前を雇って自分は

店には立っていないが、以前は

ここの市内の強面の人からも

一目置かれる人だったらしい。

店を手伝っているのは、

おかみさんの一粒種のNちゃん、

と親せきのAちゃんいずれも女性

当時、Nちゃんは二十歳、Aちゃんは

自分より年下の17歳位で、板前の

他に、修行中の先輩が一人、

割烹店にはおばさんが二人の

みんなで7人で営業していた。

当時は、車の免許を取って

いたので車で、通勤していた。

朝、店に入る前に隣の喫茶店で、

モーニングコーヒーを先輩と飲む

のが、日課になっており楽しみでも

あった。いろんな話を先輩から

聞いたりして店の事や、板前の事、

すしの仕込みなどの話から、

Nちゃんの好きな人がここのマスター

だという事まで、話を聞いて

びっくりした。Nちゃんの一方的な

片思いらしいが。

自分は、自宅から隣の市の中ほどの

女性と交際しており、たまたま、

その子もすし店と同じ市内に勤めて

いて、いつも帰りを駐車場で

待っていてくれた。その子の店は

洋品店で、店が終わってから

自分が終わるまでの2~3時間は

時間をつぶして待っていてくれたが

必ず定時に店が終わるとは

限らないのが、すし店である。

店の客が帰ってからは、

先輩たちの包丁磨きや、店の

後かたずけなどなど、やることが

多い。それで、駐車場に行くと

彼女がいないこともしばしば、

そんな時は車のワイパーに

「暫く待ちましたが、帰ります」

のメモ書きがある。

そんなある日、Nちゃんの女友達が

店に食事に来た。それまで何回か

来ていたらしいが、自分は気付かな

かった。そして、その子が帰り際に

何か自分の手に握らせた物が

あった。「後で読んで」と言い

渡された、メモ書きを見ると

はっきりは覚えていないが、

どこかで今日の帰りに待っている。

との内容だった。

自分の彼女はこの時間は、

帰っているので、のどでも潤そうと

この子と会ってみた。すると、

初めて店で見てから気になっていて

のことで、この子とも付合う羽目になる

 

次回につづく

 

 

 

 

 

 

 

取り立てだが運転には、自信が


その後の俺は

2021年01月26日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

すし店に紹介されては、いるが

気が進まずにブラブラしていた。

まだ、普通車の免許は

取り立てだが運転には、自信が

あった。なぜかと言うと車は、

母のところに来る男の車を深夜に

乗り回していたからで、何回かは

事故になりそうに、なったりして

いる。山道のグニャグニャの

上り路で、ハンドル操作誤って、

危うくガードレールを突き破りそう

になったり、何かのランプが点いて

いるけど、と思いながら運転して

いたらそのランプは、

サイドブレーキランプで、

サイトブレーキを引いたまま、

運転をしていたこともあった。

今考えると、よく検問に会わな

かったと思う。

検問にもし会っていたら、免許は

18歳では取得できなかっただろう。

免許を取ってからも、遠くまで

よく運転していた。一番遠くまで

行ったときは、青森県の恐山まで

行った時だった。その頃の車は

オートマではなくギヤ変速だった

ので、変速するたびにクラッチを

踏む。高速道もなかったので、

一般道をひた走り、片道2000Km程は、走ったと思う、帰りは

ハンドルにしがみつきながらの

運転だったが、何とか帰ってきた。

母は「ケツにタコができるほど車に

乗っているんじゃないよ」とよく

言っていた。

で、この時の付き合っていた彼女

の人数は10人はいただろう。

勿論、皆遊びだった。

彼女と、デートする時間を1日

3回ほど設定して、やはり、

最後の子には、時間が遅くなり、

なかり待たせたこともあったが、

毎日が怖いものが無い程の

自己チュウが続いていた。

それで、仕方なく母の言っていた、

すし店に勤めることに、

なるのだが、、、

 

次回につづく


遊びまくり

2021年01月22日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

K子とは、別れていろんな女の子と

付き合った。でも、みな年上の子で

年下の子は、少なかった。まだ、17歳で

そろそろ、普通車の免許が取りたかった。

家にいても、母に反抗して窓ガラスを

割ったり、シン〇ーを吸ったりで

荒れまくっていた。

でも、普通車の免許が取りたいと

母に言うと、許しが出て、勿論

取得の費用は全額出してもらうことに

なった。

隣の市の教習所に、バイクで通った。

腕には自信があり、規定で仮検も

本検も一度で合格し、県の自動車

センターにも学科試験が、一度で

パスし、免許が交付された。1973年の

ことである。

そして、さらに行動範囲が増え

当時は、高度成長の終わりごろ

だったが、一日にガソリンスタンドに

勿論ツケで、2度入れに行くほど

車に乗っていた。

母には、いい加減燃料代が嵩み過ぎ

ガソリンスタンドから二重請求かと疑うほど

燃料代がかかっていた。

車は、最初は中古の当時人気のあった、

ニッサンスカイラインGTでアンテナや

フォグランプを付けたりと費用も

かさんでいた。母からは、仕方なく

隣の市のすし店を永年行っていた

店に紹介するので、

働くように言われたが・・・

 

 

次回につづく

 

 

 


若気の至り

2021年01月19日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

前回の続きから、逆ナンパされた

女の子は、K子といい、遊んでいた

隣の町に住んでいることが分かり

ました。この子とのデートで海に

行くことや、休みにバイクでどこに

出かけるか?などで仕事が手に

着かないほどに熱が上がって

いました。しかし、この子は

当時のプレイガール(古い言い方)

とでもいうのか、男遊びをしている

女の子だったのです。そんな子に

振り回されて、結局遅刻はするし、

ラーメンの仕込みを少しづつ

任されるようになっていたのに、

店を辞める破目になりました。

バカな自分だったなぁと

つくづく反省しています。

この子は、若くは見えましたが

実際は22歳で、私より5歳も年上でした。

そして、1年後に別れました。

その後はと言うと、仕事もしないでまた、

市内をブラブラしている毎日が続き

また、ケンカの毎日でもあり、よく警察の

パトカーが巡回に来ると逃げていました。

この頃は、今の若い方は知らない

でしょうが、シンナーを吸う遊びが

流行ったり、当時は通常使用しても

問題の無かった、○タスという注射が

流行っていて、こんな事にも首を

突っ込んでいました。○タスを打つと

頭髪が逆立ったような感覚になり、

暫くは、眠気が全くなくなります。

当時は、長距離の石材を積んで

夜のうちに運搬する、ダンプカーの

運転手さん達の間で、流行って

いたようで一般の薬局で購入

出来ました。それで、夜通し

遊んでいました。こんな事ばかり

していて、世間に対して唾を吐き

何とも言えない日々を送って

いたのです。そして、天罰が

下ります。

 

次回につづく


ラーメン店では・・・

2021年01月15日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

 

勤め始めたラーメン店では、

朝9時には店に出て掃除を始めます。

その後に、10時の開店までは

朝食をとり、店を開ける準備を

して、忙しい昼を過ぎると交代で

休み時間があります。

この休み時間は、昼食をとり

近くの喫茶店でタバコを吸ったり、

お茶を飲んだりしてゆっくり過ごす

日々です。休みが終わると、店に

行き夕方からの忙しい時間をやり

過ごし、10時には夕食をとり

皆で、銭湯行きます。

店には、店主のほか、店主の妻と店主の

息子二人と私の5人で行っていますが、

もっぱら店主は、パチンコをやったり

室内の釣り堀に行ったりして遊んでいます

風呂から帰ると、店の近くの二階建ての

家に息子二人と泊まっていました。

兄の方が二階に、弟と私は一階に寝ています

ある日の夜中に、「火事だー」という声に

むっくり起きると、目の前の玄関の

ガラス戸が真っ赤になっていました。

びっくりしてただ、呆然としていると、

「水、水をかけろー。」と二階の兄が

飛び出して風呂から水をバケツで

掛けています。私は、手伝ってはいますが、

体があまり動いていません。

兄弟と一緒に、近所の人達も一緒になって、

消火をしています。

ここは、路地ばかりで消防車は入れない

狭い住宅街でしたので、早めに消火しなければ

周りの住宅にも燃え移り、大変なことになって

いたでしよう。しかし、何とか消火出来て

一段落しました。出火の原因は、誰かが

向かいの印刷工場の脇にあった紙の山に

たばこを捨てたのが原因のようでした。

 

そんなこともあった、ある休みの日に

店の近くの喫茶にI君と行っていると、

下から女の子が二人で上がって行きました。

ここの喫茶は4階まであり、4階は

当時あちこちで人気のあった同伴席があり、

1階から3階までが一般席になっており

すべて中二階の構造になっています。

結構な喫茶ブームと相まって

ここの喫茶店も賑わっていました。

そして、上の階に上がって行った

女の子の一人が何かのフルーツを

持って降りてきました。

「これ食べない?」と言って微笑んで

話しかけてきました。見た感じは

当時流行っていた、ミニスカートで

丸顔のどう見ても18歳にしか、

見えない女の子でしたが

これは実は、逆ナンパだったのです。

そして、この子と付き合うように

なるのですが・・・

 

次回につづく