雄一郎の半生

こんな人生もあるのですね。ノンフィクションの半生記
全ては、書けませんが。。。

新寮にて

2021年07月06日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

 
埼玉の社員寮では、前任の管理人が
まだ、引っ越しを終えていなくてこちらの
荷物を引っ越し業者が運び入れるのと
交互になっていた。これまでいた
管理人さんは、某、有名ホテルの中華
のコックをしていたらしく、かなりの自信
を持っていたようだ、しかし、寮生は
たまった物では無い。毎日の食事が
何時も中華料理ではクレームも
出るだろう。寮生に「魚も食わせろ」と
言われたことがあったらしい。
現に私達が担当した初日に、
「いろんなメニューを出せ」と寮生から
言われたほどだった。
「はい、これからはいろいな食材を
使って調理しますので」と伝えた。
この寮生は、京都出身で後に
帰郷するたびにお土産を買って
きてくれる様になった人だが、
仕事がかなりきついのと、家族と暫く
離れて暮らしているので、自宅近くに
転勤を希望していたが、かなわずに
退職してしまった。口うるさいけど、
仕事は出来るらしく、周りの社員も
退職をしないように働きかけて
いたらしい。
こんな、クレームの出ている寮に配属
されたのだ。
そういえば、以前の寮を出るときに
先方の総務部長に挨拶に行った折
「今までいろんな管理人さんに
お願いしたが、貴方たちが一番
良くやってくれた。」とお褒めの
言葉を頂いていた。
なので、この寮でもクレームを
克服して、会社のメンツも
保たなくては。と思った。
 
次回につづく