老害発生の原理 第参章前置き色々
少人数企業(非上場企業)でも健全な運営を行っている企業は多くある半面
BLACK企業の発生そのものは、経営者の運営方法(倫理観念)次第なので簡単に発生します(転職がし難い日本では、社員の出した結果に報いずとも入社後の餌(給与)は減らしても大丈夫だろう的な考えの経営者が多いからです)
では何故BLACK企業でも上場迄出来てしまうのでしょうか
厚生労働省は、一般的なブラック企業の特徴として次の3点を挙げています
- 労働者に、極端な長時間労働やノルマを課している
- サービス残業やパワハラなどが横行し、コンプライアンス意識が低い
- 労働者を公平に扱わず、不当に差別したりする
(労働者に対し、過度の選別を行う)
しかし、ブラック企業は上場出来ないとは言っていませんしブラック企業だから上場廃止なんて基準は一切ありません
上場企業でも有名企業でも内実はブラック企業なんていうのはザラにあります
ブラック企業に多い特徴一覧
- 長時間労働が毎日
- 残業しても残業代は支払われない
- 残業してもタイムカードが無い
- 残業した証拠が残らない様にしている
- 賃金の不払いや遅延がある
- 常識ではありえないノルマを課し、達成できなければ叱責する(そもそも常識が通じない)
- 業務過多で休めない有給が取れない
- セクハラやパワハラ、モラハラ等ハラスメントの横行
- 法的な条件を満たしている労働者に、社会保険への加入をさせない
- 業績等の偽装工作や隠蔽工作をしている
- 仕事と無関係な研修に強制参加
- 成績が悪い社員の切り捨てやいじめがある
- 気に入らない社員を、嫌がらせや暴言で自主退職に追い込む
- 過労死や自殺者が出ている
- 人がどんどん辞めていく
要約すると
給与や待遇に一切の文句を言わず
成績(実績)を出す人だけ低賃金で壊れるまで働いて下さい
と言っているような企業ですね
ここで、地味に問題なのは、気に入らない社員を、嫌がらせや暴言で自主退職に追い込む
要は意見を言う人を無条件で追い込む姿勢です
(能力は一切関係ないのです)
BLACKでなくてもコレさえあれば老害は発生します
⇒ブラック化するのと大差ないでしょう給与が上がらない原因なのですから