碧光老師の着想学

着想学:主に着眼点+想定力から取っています
老害発生の原理 を書いています

第弐章8話 発言を封じておいて建前だけ意見を聞くふりをするな《提案4》

2021-05-02 07:07:07 | 哲学・思想

《提案4》

社内の意見を民主的に採用しましょう

例えば・・・既に老害全開の社内で「改善案を発言して下さい」とか気楽に呼びかけている企業があったとします

[老害の当人達以外の視点]

当然、誰の目から見ても一番の原因は経営者の方針でしょう

意見を言う

 ⇒ 建前で聞いているだけ

  ⇒ 本当は効く耳が無い

   ⇒ 発言者が不利益を被る

としか思えませんよね

この状況で意見を言う人は少ないです

(言っても無駄な相手なのでいう必要は無いと思います)

・意見をメールで送信して下さい

・記名式アンケートを実施します

・イントラネットに意見を書き込みましょう

・社内SNSで発信をして意見を下さい

不利益を被る可能性しか無くて誰が意見を書くのですか

個人特定可能な手段で意見を言わせること自体がナンセンスです

根底には《誰の意見も無いから現状維持出来る》といった心理があるのでしょう

本当に意見を聞く気があるなら、無記名の目安箱(郵送可)でも作って着た意見の内容を全部隠さず公開したうえで(不都合な意見を握りつぶさずに)、内容だけで議論するべきです

無記名だろうが、全体の賛同が得られた後に実施すれば民主的な多数決の結果となり、選んだ側の責任なので全体の総意としては正しいのです

方針が変わり改善されさえすれば、意見を言った人にとっても不利益じゃないので誰の手柄だとかは関係なくなると思います

(海外と違い日本だと優秀な人ほど自己主張しないでしょう)