碧光老師の着想学

着想学:主に着眼点+想定力から取っています
老害発生の原理 を書いています

第弐章3話 どうやって老害を防ぐのか?③一つ目の提案です(やっと)

2021-04-27 07:07:07 | 哲学・思想

第弐章 老害は防げるのか

前提として防ごうという意志が無いと無理です

転職する人には、色々居るでしょうが

ⅰ家の事情で住む場所を変えるために転職

ⅱ起業したが、経営者としては駄目だったので一般企業に就職

( それでも企業する事が大変な事を解っているだけそれなりに優秀だったりする )

今の日本企業では企業に残る人は優秀で転職する人は駄目だというレッテルを張り付ける企業や管理職が物凄く多いです

(文系の徒党理論)

この為に大概の日本企業では転職者は冷遇されます(特に大きい企業)

よって、これを変える必要があります

 

システム的な考え方を変えてみたらいかがでしょう?

( 前提として海外企業の転職システムは知りませんから海外で実施されてとか既出だったら勉強不足で申し訳ない )

一つの案としては、昔 (戦国時代とか) でいう【感状】の復活

(感状とは戦国時代辺りで、戦功等を書き記して領主等が感謝の意を部下に伝えると共に主君が戦死したりして、他の大名に仕官する時に評価内容を客観的に売り込み先に伝え仕官しやすくするという様な書状です⇒wikiより《感状は武人としての力量の裏付けと見なされたため、武士の地位や所属の変動が頻繁であった戦国時代では重視され、特に再仕官の際に重要なものであった》)

転職しやすい制度として、成績表の様な物を毎年企業が発行する制度を義務化する

今の転職時のアピールは結局、何が出来ますか

みたいな聞き取りと本人からのアピールだけです

転職者の中にはアピールは下手だけど実際の実績や能力は高かったりする場合がある

(特に理系型の人に多いです)

企業の評価も変な予算と達成実績が主なので実際には全体に寄与する案を出している等の事は評価されない

(社内の予算達成などは評価基準次第では意味のない事なので能力的な評価とは関係ないと思います)

案を出して採用されたとか案を採用こそされていないが年間で何件出したとか日本的な会社システムと評価では全く評価されない点を改める一手として業務評価に直接関係なくとも何が出来るか等を本人と確認の上で、実際に行った事を中心に記録した紙面を会社の責任で発行する

(他社に知られたくない機密を書く必要は無いと思います)

細かい事を云うとキリは有りませんが、

他の会社が好待遇で買い取る気になる様な内容社外に対して公的に通用する書類を本人の別な評価として残してくれるシステムがあると転職し易くなる上に会社が潰れるまで頑張れると思いませんか

優秀な人を留める方法は、居心地の良さと給与です

日本の大きな会社は変な内輪縛りが多すぎるからダメなのです

出て行って欲しくなければ給与を上げる

出るか出ないかは本人次第で、やった事自体の行動評価を社内予算等(予算は経営側が一方的に高く出来ますからね)に関係なく別視点から評価をして書面として残す

(社外に出さない為に妙な事ばかり書かれることを防ぎ偽造されない為に本人承諾の上で労働組合等と会社責任での発行

こういった取り組みがあればと考えます

というか人権並みの義務みたいにしないと定着しません