第弐章 老害は防げるのか
日本の企業は結局、考え方の基礎が年功序列になってしまっていることも考えると結局、家族単位の延長で会社ごっこが大きくなっているだけだと思います
(全部がダメという訳では無いが、いまだに巨大な同族会社があるのですし)
これにより
ⅰ優秀な人に仕事が集中する
( 仕事量は違うのに同じ給与 )
ⅱ能力的に合わない人に仕事を押し付ける状態
( 誰でも同じことが出来ると考えている )
ⅲ根性論
( 向き不向きを考えない )
以上のような事が多々あります
この時点で既に矛盾しています
ⅰがある=ⅱには、
人事の建前である《向き不向きを考えて配置を行っている》ならば、ありえないのですから
おまけに気軽に転職する事自体を
ⅰ根性が無いから辞めた
( 精神的に弱いから続かなかった )
ⅱ転職者だから忠誠心が無い
( 給与に対する対価として働くのですから給与を相応に払わず横並び以下にしておいて、忠誠心なんて考え方が、そもそも可笑しいと思うのですがね )
ⅲ能力が無いから前の会社を辞める羽目になった
( 実際には能力が高いのに給与や待遇が悪くて転職していることが大半だと思う )
こうやって能力のある人達や若い世代を長年にわたって冷遇するから、利益も増えなくなる
更に給与水準を引き下げる事を継続するから一部の優秀な人が外資系に就職して日本企業を見限り、日本企業に就職しても展望が抱けずに独身者が増え少子化へと繋がっているのです