二日目は八王子からJR線を乗り換えて富士急行線。
外国人観光客の多さを予想して、誰も行かないような
場所からの富士山鑑賞を心掛けた。
降りた駅は富士急行線「葭池(よしいけ)温泉駅」。
次の駅「下吉田駅」で降りれば、右手前に五重塔が
あり、その先に富士山がある、という景色が見られる
わけだが、私は敢えてそれを敬遠したのである。
葭池温泉駅裏手の山を登り、約10分後には絶好の
撮影地を発見できた(写真1)。
周りでは短いミンミン蝉の声が何度か聞こえた。
再び富士急行線に乗って「富士山駅」で下車。
やはり外国人がうじゃうじゃ居たので、わざと生活用
道路をうろうろする。
そして撮影したのが、これ!(写真2・3)
駅に戻って、駅ビルの中に入ると、屋上が富士山を
鑑賞できる場所になっているのを発見。(写真4)
中年の日本人女性二人が富士山を鑑賞していたが、
すぐ私一人になって独占状態になれた。
残雪形で白い鳥が居るように見えるが、あれが農鳥と
地元農家が呼んでいる鳥だろう。
田に水を引く合図になっているのだが、確かに葭池
温泉駅の周りの田圃は水を入れている最中だった。
今度は富士急行バスに乗り、山梨県甲府市まで。
途中の河口湖で一旦下車し、外国人うようよの中に
混じって仕方なく撮影をする。(写真無し)
(富士を観ながら一服したい)と猛烈に思い、煙草と
ライターを買い、味わってみたのだが、頭がくらくらし、
真っ直ぐ歩けない状態に(笑・汗)。
わたくし今度こそ完全に煙草を卒業できたようである。
再びバスに乗り、午後3時頃に山梨県甲府駅に到着。
駅近くに山梨県立図書館があるので、2~3時間ほど
見学できる。全国の県立図書館を巡るのも私の趣味。
さて、山梨県立図書館だが、新しい・巨大・モダン。
沖縄県立図書館も新館になり実に素晴らしかったが、
更にスケールが大きかったし、詩歌コーナーに並ぶ
本の内容も垂涎(すいぜん)だった。
山梨県民は大いに自慢し、喜ぶべきであろう。
あれに比べたら、というよりも比べたら失礼になるほど、
愛媛県立図書館は貧しい。月とスッポンである。
愛媛県立図書館の貧しさとは、県知事・中村時広君の
知的レベルなのだ、と県民は知るべし。(写真5)
【二日目の費用】
宿泊費 2.961円 食費 1.204円
電車 1.970円 バス 2.080円
煙草・ライター 705円
合計 8.920円