一昨日(4日)の岸田首相の発言を覚えてますか。
「異次元の少子化対策」に就いてホイッスルを吹く。
単に吹くのではなく、吹きまくる。
「異次元の少子化対策に挑戦し、若い世代から漸く
政府が本気になったと思っていただける構造を実現
すべく、大胆に検討を進めてもらいます」
「異次元」という言葉から、なんか凄い政策をやりそうな
雰囲気は漂うが、頭の中に「異次元の金融緩和」という
安倍晋三君の弁が残っているから、使い回しの感あり。
実現するために「検討を進めるんだな」と解釈するのが
真っ当な国語理解力で、「検討だけなら猿でもできる」。
そして、「異次元の少子化対策を断行し・・・」ではなく、
「挑戦してみる」と言うのだから、何をかいわんや。
あっ、どっかの宗教みたいに避妊・堕胎禁止ってか!
自民党の本気ほど怖ろしいものは無いのである。
さて、今日になって三兆円とも四兆円とも言われている
少子化対策費を「消費税率アップで・・・」との話が出た。
私は選挙に行かない宣言をしたから、どうでもいいけど、
それで赤ちゃんが増える根拠とは、なんじゃらほい。
断言するが、お金を掛けた割には増えない、と識者なら
必ず言うに決まっている。
第一、手遅れなのだ。遅くても20年前には本気で着手
していなければならない問題だったのだ。
それを「本気になった」と、平気で言う神経がわからん。
得意な「やってる振り作戦」なのだが、それでも選挙で
負けないのが今の日本の政治。
野党が分裂したから、自民党の本音は超強気である。
でなければ、統一教会問題でかなり槍玉に上げられた
選挙に弱い萩生田光一君が「防衛費を税で賄うべきか
解散して国民に問うべき」と言える筈がないのである。
ずっと、これからも統一教会と一蓮托生なのだろう。
もう手遅れなのだから、増やすのではなく、少なくなった
際の困ることに対しての政策を急ぎ考えるべきである。
少なくとも40年後も生きている国民は考えるべきだ。
愚かな政治家どもに翻弄されてはいけない。