ホイッスルバード あいざわぶん

食べ物に困る国になるつもりか

Hba1c数値が12.6になったのを機に米油をオリーブ油に
替えて3年以上が経った。
オリーブ産地での異様な不作と円安が原因で、今年から約40%もの価格上昇となって一瞬ギョッとなったが、まだ
オリーブ油を使う気持ちが勝り、先日もエイヤッと気合を
入れて買ってきた。オリーブ油はやはりいいんですよ。

オリーブ油の件で思うのは、何故不作になったか、という
点である。もしも地球温暖化が主たる原因ならば、ずっと不作は続くわけで、オリーブ油は当分高値が続く。
他の栽培が適した土地で新たに作るとしても、私はそれ
まで生きていないだろうから、溜息が出る。

ニュースでは桜桃農家(40代男性)が涙を流しながら、
「知り合いの桜桃農家が今年で廃業と決めた」と言い、
来年からの収穫を不安視する苦悩をありありと見せた。
不作の原因がこれまでは考えられなかった灼熱だから、
不安になるのは当然であり、桜桃栽培に適した土地が
青森や北海道になるのではと、私でも想像してしまう。
うちの娘の実家は桜桃も作る農家で、孝行娘は収穫の
手伝いに今年も行っている筈。
酷い不作ではなかったことを祈るのみである。

東北人の食卓に太刀魚が登場することはない。
鯛だって余程のことがない限り縁遠い魚である。
理由は簡単で、東北の海では漁獲が少ないからだ。

ところが、函館や岩手で、獲れない真鰯が大量に獲れ、
鯛や太刀魚も獲れるようになっている。
温暖化が海流を変えているからだ。

以上のように不本意にも、農業と漁業がギャンブル化を
しているのだ。
農家・漁師を続けることが既に一か八かの様相を呈して
いるのだ。
高級魚の養殖ばかり考えているようでは、日本の未来は
暗澹でしかない。
裕福層は困らないだろうが、大部分の庶民は困るのだ。

政府は10年後・30年後の食卓をどうしてくれるのか。
それが少しも見えたことがないのである。
莫迦な政治家を選ぶと、自分の子孫を苦しめる。
わかってんのかな!と言いたいのである。

〈東京都知事選に就いて最後の文章〉
東京都民よ、罰が当たれ!あっはっは。

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