ホイッスルバード あいざわぶん

似ていて非なる二人の女性料理人

本日は少々毛色の違った話題を・・・。
似ているが実は大きく異なる二人の女性に触れてみたい。

一人目は、料理研究家・栗原はるみ君(77歳)。
今では亡き夫・栗原玲児君よりも有名になってしまったが、
かつては「モーニングショー」サブキャスターの玲児君が
背中を押してはるみ君は注目されるようになったのである。
はるみ君の料理はお洒落な料理だから、私が真似をする
ことはなく、正直言って詰まらない、という気持ちがある。
先日、テレビで彼女の特集が組まれていたが、亡き玲児君
への愛は強烈で涙を流していたのが印象的だった。
(あの人が居てこそ今の私)と思っているのがよく解る。
だけどなぁ、その割に不思議なことを私は感じているのだ。
それは後ほど触れることにする。

そして二人目は、料理愛好家・平野レミ君(77歳)。
奇しくも同い年の二人だが、私の中ではまるで評価が違う
二人だから話題にしたい、と思ったのだ。
レミ君の亡き夫は、イラストレーターとして一世を風靡
した和田誠君。週刊文春の表紙を手掛けてたり、私が好んで
喫んでいた「ハイライト」のデザインも和田君の仕事。
歌手でタレントとしても働いていたレミ君も愛する夫のため
専業主婦となって手料理に精を出すようになり、いつのま
にかNHK「きょうの料理」に出演する運びに・・・。
ところが、トマトを握り潰したので視聴者からは批難轟轟。
たまたま私は、そのテレビを見ていたので、(平野レミ君は
面白い。こんな人を採用したNHKも素晴らしい)と彼女を
改めて強く認識したのだった。
皆さんもご存知の通り、レミ君はしゃべりがせわしないから
ガサツ者と思われ易い。だから嫌う人も一定数出てしまう。
でも、あの人の目をよく見てほしい。あんなに真っ直ぐな
眼差しはちょっと居ないよ。

さて、夫が原因で料理専門家になった同年齢のお二人。
亡き夫を今でも強く愛し、真っ直ぐな性格のお二人。
ところが、私にはどうしても栗原はるみ君が好きになれない
理由があるのだ。はるみ君の息子さんも料理人なのだが、
はるみ君と同じ所があり、その点が歯と歯の隙間に引っ掛
かる筋肉のようなモノなのだ。

料理のプロなんだから、「食べられる」と言って頂きたい。
ボールを扱うプロならば、「投げられる」と言って頂きたい。
それだけである。

栗原はるみ君も、その御子息も、落ち着きある雰囲気の人
なのに100%「食べれる」と言うのだ。
司会者をしていた栗原玲児君が、自宅では「食べれる」と
言っていたとは思えないから不思議なのである。
平野レミ君は、あんなにそそっかしい人に見えるけれども、
ちゃんと「食べられる」と言うのである。

レミ君の御子息の妻(和田明日香君)も、レミ君の影響を
受けて料理人になった。レタスとキャベツの違いは収穫地で
決まる、と思っていた人が・・・である。それが良い影響
ばかりを受けて、見事なまでに才能を開花させたのだ。
やっぱり、平野レミ君は素晴らしいんだよなぁ!

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