東京五輪に絡んだAOKIと元理事との受託収賄罪に
就いて、スポーツ庁の長官・室伏広治君が昨日、定例
会見で放った感想に愕然とした。
「時間が経ってから、こういった残念で悲しいニュース
が出て、つらい思いをしている」
会見をしている時は既に、AOKIから元首相でもある
森喜朗君に現金200万円が手渡しされた、との情報も
耳にしていた筈である。
だから「悲しい」とか「つらい」とか言っている場合かと、
吾々はがっかりするのである。
スポーツ庁の前長官・鈴木大地君に就いても感じたが、
彼らは自分の意見を何も言えない存在なのだろうか。
年収1800万円、5年任期の単なる人形なのだろうか。
だから「スポーツ庁は必要なのだろうか」と思えてしまう。
普通は、森君と高橋君に対して怒りが湧くでしょうに。
悲しくなってお終いなんですか。
で、「次の札幌は頑張りましょう」とでも言うのだろうか。
税金を投入する事業には必ずと言っていいほど、蠅の
ように集(たか)る政治屋が居る。
「自民党がこしらえたスポーツ庁の人もそうなんですか」
と言いたくなるね。
きっと長官任命前に自民党の政治屋から頭を抑え込ま
れているのだろう。