寳徳山稲荷大社さんの「神幸祭(よまつり)」に行ってきました。
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神社概要
由緒
社伝によれば、縄文時代に殷帝大王(いててのひみこ)の命により、物部美万玉女命(もののべのみのわひめのみこと)が 瓊名乃里(現・越路原)に「日の宮の御社」を建てたことに始まるとされています。
その後、第41代 持統天皇の御代、久辰稲輿玉女命(くしいなごしひめのみこと)が奉幣使の来訪の折りに「日の宮」の改築を請い、勅許を得て社殿を造営に至ったとされ、以後 越国五十六座の第一等社として「越国総鎮守一の宮」の社格を賜わったそうです。
また、第77代 後白河天皇の御代からは各地の争いの影響で度々遷宮し、昭和49年に内宮殿、昭和54年に本宮殿・祖霊殿、平成5年に現在の朱塗りの奥宮大殿堂がついに完成したとされています。
公式サイト: http://www.houtoku.or.jp/index.html
社伝に表されている「殷帝大王(いててのひみこ)の命」は『記紀』には登場せず、これを伝える史料の存在は確認されていないようです。また、創建に当たった人物は「物部美万玉女命(もののべのみのわひめのみこと)」とされています。この名から、恐らく物部氏にまつわる人物であると推測できますが、越国で物部氏と言えば「天香山命(あめのかごやまのみこと)」が思い浮かびます。
この「天香山命(あめのかごやまのみこと)」は、新潟県では彌彦神社の主祭神として知られており、通称「おやひこさま」と呼ばれて親しまれています。
天香山命については、『先代旧事本紀』という文献に「天香語山命(天香山命)は饒速日尊(ニギハヤヒ)の子であり、尾張氏等の祖神である」とあります(当文献では天香語山命は高倉下命であるとされる)。また、「彌彦神社の社伝」には「天香山命は神武天皇の勅命を受け、越国を平定して開拓に従事した」とあります。
その他にも、『ホツマツタヱ』という文献に「神武天皇の御代に越後が初穂を納めなかった際、タカクラシタ(天香山命に当たる)が越後に向って太刀を抜かずに皆を従えた。君はこの功績を讃えてタカクラシタを越国のクニモリ(国守)とし、ヤヒコカミのヲシテ(称号)を与えた」とあります(ただし、当文献ではタカクラシタはカゴヤマの子とされる)。
なお、一般的に物部氏は饒速日尊(ニギハヤヒ)を祖神としているとされ、越国にまつわる物部氏は天香山命に関わると推測されます。よって、当社の創建に当たったとされる物部美万玉女命は、弥彦神社に鎮まる天香山命と何らかの関係があるかもしれませんねっ。
・参考リンク:ホツマツタヱ31文 直り神 三輪神の文:タカクラシタがヤヒコカミとなる【2】
主祭神
・天照白菊宝徳稲荷大神(あまてらすしらぎくほうとくいなりおおかみ):人間の幸せを司る神とされる
・日本古峰大神(やまとふるみねのおおかみ):厄除・病気平癒など祓いを司る神とされる
・八意思兼大神(やこころおもいかねのおおかみ):文化を守る神、学問の神とされる
「天照白菊宝徳稲荷大神」「日本古峰大神」の2柱は『記紀』をはじめとする諸文献には登場しない神であり、これら神々を祀っている神社は他に見られないようです。よって、この2柱について、どのような由来で祀られているのかは一切分かりませんでした。
一方、「八意思兼大神」については、『記紀』における「オモイカネ」を指すものと思われ、オシホミミの后であるタクハタチヂヒメの兄神に当たるとされています。
なお、『ホツマツタヱ』という文献には「オモイカネはヒルコと結婚した後、オシホミミの養育を任させれていた頃にネノクニ(北陸地方)とサホコクニ(中国地方)を兼ね治めた」とあります。このことから、八意思兼大神は これに由来して祀られているのかもしれません。
・参考リンク:ホツマツタヱ6文 日の神 十二后の文:ヒルコの結婚【13】
宝徳山稲荷大社さんが建つ「瓊名乃里(ぬなのさと)」では、毎年11月3日の0時に天の岩戸が開かれて、「幽世の神々の岩磐(いわくら)」「常立の神の岩磐(いわくら)」「神のお遊び」「御息所(みやすところ)」として、全国の千五百万の神々が降臨すると云われています(一説には、この後に神々が出雲に向うと云われる)。
そのため、寳徳山稲荷大社さんでは この日に「神幸祭(よまつり)」が行われ、この際に紅ローソクに願いを書き、幣(みてくら)・供物(くもつ)を捧げて願事をすれば、必ず一つは叶えられるとされているそうです。
なお、瓊名乃里は時代の変遷と共に「朝日長者が原」「太田乃庄」と名が変わり、現在は「越路原」となっています。
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寳徳山稲荷大社 神幸祭 の由来
神の世も人の世と変わる事なく、私達の生活と共になされていることは申す迄もありません。
当瓊名乃里ぬなのさと長者ヶ原ちょうじゃがはら、天の岩戸あまのいわとを開かれ、幽世かくりよの神々の岩磐いわくら、常立とこたちの神々の岩磐いわくら、神遊び、御息所みやすところとして八百万やおよろず(千五百万)の神々が御降臨され、年一回11月2日夜12時を機して奥之宮に集い、国の隆昌、人民の安全、諸産業発展の祈念祭を厳いづしく執り行われる日であります。
この良き日、人の道をつくして神々に御願いをする年一回の絶好の機会であります。
古くから、紅ローソク1対に願いを書き記し、誠心まことのこころの幣みてくら、御供物おくもつを捧げ、一筋に願事をすれば必ず一つは叶えられると伝承されております。(寳徳山稲荷大社HP転記)
神事工程表
11月2日
午前12時 本殿にて大祭奉仕者祓
午後5時30分 本殿にて来賓者式典
午後6時30分 参集殿にて演芸大会開始
午後7時30分 奥之宮にて神幸祭 紅ローソク点火
午後9時40分 本殿にて宝徳会総会
午後10時 宵祭大祭神事開始
11月3日(11月2日夜12時)
午前0時(11月2日夜12時) 奥之宮にて暁之儀大祭神事開始 午前1時30分頃まで
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奥宮への参道
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点火前の ろうそく畑
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夜景工場:奥宮用の駐車場から見える国際石油開発帝石(株)越路原プラント
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県外から参拝(御祈祷を申し込んだ方)の方は、食事を頂くことができます。手作りの優しい味で美味です!
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点火開始です!ガスバーナーを使用し人の手で一個ずつ点火(有難い限りです)
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神事中に花火も打ち上げられます。
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長岡市の不動産屋さんに火の鳥の絵!!
迎神歌
きよきともしび
あかあかと
とよさかいわう
かみんこが
ともにさかえん
このつどい
あめつちのかみ
いまぞ
きませる
きませる
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神社概要
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社伝によれば、縄文時代に殷帝大王(いててのひみこ)の命により、物部美万玉女命(もののべのみのわひめのみこと)が 瓊名乃里(現・越路原)に「日の宮の御社」を建てたことに始まるとされています。
その後、第41代 持統天皇の御代、久辰稲輿玉女命(くしいなごしひめのみこと)が奉幣使の来訪の折りに「日の宮」の改築を請い、勅許を得て社殿を造営に至ったとされ、以後 越国五十六座の第一等社として「越国総鎮守一の宮」の社格を賜わったそうです。
また、第77代 後白河天皇の御代からは各地の争いの影響で度々遷宮し、昭和49年に内宮殿、昭和54年に本宮殿・祖霊殿、平成5年に現在の朱塗りの奥宮大殿堂がついに完成したとされています。
公式サイト: http://www.houtoku.or.jp/index.html
社伝に表されている「殷帝大王(いててのひみこ)の命」は『記紀』には登場せず、これを伝える史料の存在は確認されていないようです。また、創建に当たった人物は「物部美万玉女命(もののべのみのわひめのみこと)」とされています。この名から、恐らく物部氏にまつわる人物であると推測できますが、越国で物部氏と言えば「天香山命(あめのかごやまのみこと)」が思い浮かびます。
この「天香山命(あめのかごやまのみこと)」は、新潟県では彌彦神社の主祭神として知られており、通称「おやひこさま」と呼ばれて親しまれています。
天香山命については、『先代旧事本紀』という文献に「天香語山命(天香山命)は饒速日尊(ニギハヤヒ)の子であり、尾張氏等の祖神である」とあります(当文献では天香語山命は高倉下命であるとされる)。また、「彌彦神社の社伝」には「天香山命は神武天皇の勅命を受け、越国を平定して開拓に従事した」とあります。
その他にも、『ホツマツタヱ』という文献に「神武天皇の御代に越後が初穂を納めなかった際、タカクラシタ(天香山命に当たる)が越後に向って太刀を抜かずに皆を従えた。君はこの功績を讃えてタカクラシタを越国のクニモリ(国守)とし、ヤヒコカミのヲシテ(称号)を与えた」とあります(ただし、当文献ではタカクラシタはカゴヤマの子とされる)。
なお、一般的に物部氏は饒速日尊(ニギハヤヒ)を祖神としているとされ、越国にまつわる物部氏は天香山命に関わると推測されます。よって、当社の創建に当たったとされる物部美万玉女命は、弥彦神社に鎮まる天香山命と何らかの関係があるかもしれませんねっ。
・参考リンク:ホツマツタヱ31文 直り神 三輪神の文:タカクラシタがヤヒコカミとなる【2】
主祭神
・天照白菊宝徳稲荷大神(あまてらすしらぎくほうとくいなりおおかみ):人間の幸せを司る神とされる
・日本古峰大神(やまとふるみねのおおかみ):厄除・病気平癒など祓いを司る神とされる
・八意思兼大神(やこころおもいかねのおおかみ):文化を守る神、学問の神とされる
「天照白菊宝徳稲荷大神」「日本古峰大神」の2柱は『記紀』をはじめとする諸文献には登場しない神であり、これら神々を祀っている神社は他に見られないようです。よって、この2柱について、どのような由来で祀られているのかは一切分かりませんでした。
一方、「八意思兼大神」については、『記紀』における「オモイカネ」を指すものと思われ、オシホミミの后であるタクハタチヂヒメの兄神に当たるとされています。
なお、『ホツマツタヱ』という文献には「オモイカネはヒルコと結婚した後、オシホミミの養育を任させれていた頃にネノクニ(北陸地方)とサホコクニ(中国地方)を兼ね治めた」とあります。このことから、八意思兼大神は これに由来して祀られているのかもしれません。
・参考リンク:ホツマツタヱ6文 日の神 十二后の文:ヒルコの結婚【13】
宝徳山稲荷大社さんが建つ「瓊名乃里(ぬなのさと)」では、毎年11月3日の0時に天の岩戸が開かれて、「幽世の神々の岩磐(いわくら)」「常立の神の岩磐(いわくら)」「神のお遊び」「御息所(みやすところ)」として、全国の千五百万の神々が降臨すると云われています(一説には、この後に神々が出雲に向うと云われる)。
そのため、寳徳山稲荷大社さんでは この日に「神幸祭(よまつり)」が行われ、この際に紅ローソクに願いを書き、幣(みてくら)・供物(くもつ)を捧げて願事をすれば、必ず一つは叶えられるとされているそうです。
なお、瓊名乃里は時代の変遷と共に「朝日長者が原」「太田乃庄」と名が変わり、現在は「越路原」となっています。
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寳徳山稲荷大社 神幸祭 の由来
神の世も人の世と変わる事なく、私達の生活と共になされていることは申す迄もありません。
当瓊名乃里ぬなのさと長者ヶ原ちょうじゃがはら、天の岩戸あまのいわとを開かれ、幽世かくりよの神々の岩磐いわくら、常立とこたちの神々の岩磐いわくら、神遊び、御息所みやすところとして八百万やおよろず(千五百万)の神々が御降臨され、年一回11月2日夜12時を機して奥之宮に集い、国の隆昌、人民の安全、諸産業発展の祈念祭を厳いづしく執り行われる日であります。
この良き日、人の道をつくして神々に御願いをする年一回の絶好の機会であります。
古くから、紅ローソク1対に願いを書き記し、誠心まことのこころの幣みてくら、御供物おくもつを捧げ、一筋に願事をすれば必ず一つは叶えられると伝承されております。(寳徳山稲荷大社HP転記)
神事工程表
11月2日
午前12時 本殿にて大祭奉仕者祓
午後5時30分 本殿にて来賓者式典
午後6時30分 参集殿にて演芸大会開始
午後7時30分 奥之宮にて神幸祭 紅ローソク点火
午後9時40分 本殿にて宝徳会総会
午後10時 宵祭大祭神事開始
11月3日(11月2日夜12時)
午前0時(11月2日夜12時) 奥之宮にて暁之儀大祭神事開始 午前1時30分頃まで
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奥宮への参道
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点火前の ろうそく畑
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県外から参拝(御祈祷を申し込んだ方)の方は、食事を頂くことができます。手作りの優しい味で美味です!
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点火開始です!ガスバーナーを使用し人の手で一個ずつ点火(有難い限りです)
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神事中に花火も打ち上げられます。
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長岡市の不動産屋さんに火の鳥の絵!!
迎神歌
きよきともしび
あかあかと
とよさかいわう
かみんこが
ともにさかえん
このつどい
あめつちのかみ
いまぞ
きませる
きませる
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