魚鳥木、申すか?申さぬか?

ぎょ・ちょう・もく、申すか?申さぬか?
申す!申す! 魚⇒ニシキゴイ。鳥⇒ニホンキジ。木⇒制定無し、花は桜と菊

老子『道徳経』を翻訳してみました。1

2017年08月16日 | 老子『道徳経』
英語と中国語を学ぶため 
老子『道徳経』を 翻訳してみました。
訳に間違いが有りましたら御教示下さい。


老子『道徳経』
Laozi『Tao Te Ching』


第一章
原文
道可道、非常道。名可名、非常名。無名天地之始、有名萬物之母。故常無欲以觀其妙、常有欲以觀其徼。此兩者同出而異名。同謂之玄。玄之又玄、衆妙之門。

英訳文
"A way" you can call it way is not the great everlasting way. "A name" you can call it name is not the true unchangeable name. There was no name when the world was created. After all things were created, they were named. So if you are disinterested, you could see profound forms of all things. If you are greedy, you can see only surface of them. The source of both of them is the same one. I named it "deep mystery". And the further source of the mystery is producing all phenomena and things of the world.

書き下し文
道(みち)の道とすべきは、常(つね)の道に非(あら)ず。名(な)の名とすべきは、常の名に非ず。名無きは天地(てんち)の始め、名有るは万物(ばんぶつ)の母。故(ゆえ)に常(つね)に無欲(むよく)にしてその妙を観、常に有欲にしてその徼を観る。この両者は同じきに出でて而(しか)も名を異(こと)にす。同じきをこれを玄(げん)と謂(い)い、玄のまた玄は、衆妙(しゅうみょう)の門なり。

現代語訳
これが「道」だと言い表せる様な道は、偉大なる不朽の道ではない。これが「名」だと呼べる様な名は、真実不変の名ではない。天地が創られた時には名など存在せず、万物が生み出された後にそれらは名づけられたのだ。だから無欲な心をもってすれば、万物の深遠なる姿を見る事ができるだろう。欲望の虜のままでは、万物の上辺の姿しか見る事ができない。これら万物の二つの姿はそれぞれ名前は違えど、同じ一つの根源から生じている。その根源を「玄 – 深遠なる神秘」と私は名づけたが、その玄のさらに玄、神秘を生み出すさらなる神秘からこの世の全ては生み出されている。

老子『道徳経』を翻訳してみました。2 へ続く。


ビジネスリーダーのための老子「道徳経」講義
田口佳史
致知出版社


コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カッキー!の“Uの青春”は、... | トップ | 右脳開発日記(10) »

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
よろしくおねがいします (TOGZ)
2017-08-16 21:44:43
TOGZと申します。
読者登録をしていただき、ブログでの出会いが始まりました。
当方、団地住まいの退職12年目です。
DNAがど田舎なものゆえ、世間とは少々ずれていると
自覚しています。
色々と学ばせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。
返信する
ありがとう (たにむらこうせつ)
2017-08-16 21:55:31
読者登録ありがとうございます<(_ _)>
まだまだ未熟な詩や短歌ですが、
これからもよろしくお願いします!
とっても嬉しいです(^-^)
返信する
道徳経 (Frank 青井)
2018-10-19 02:18:50
私はアメリカに50年住んでいますが、最近貴方様のWebページを読む機会がありました。 英語と現代訳は素晴らしいと思います。 他の説明よりは、私の心に近いです。 英語に関しては、私としては違う単語を使う章がありますが、まだ私は読み始めたばかりなので此に付いては先にご連絡致します。 でも、素晴らしいのには変りないです。 ちなみに私は碧巌録と道徳経の数章をアメーバのサイトに載せていますので、ご興味があれば読んでみて下さい。 アメリカに居ますので漢文は勉強不足ですが、私なりの意見を出しております。 Frankの悟りブログです。 敬具。 青井
返信する

コメントを投稿

老子『道徳経』」カテゴリの最新記事