魚鳥木、申すか?申さぬか?

ぎょ・ちょう・もく、申すか?申さぬか?
申す!申す! 魚⇒ニシキゴイ。鳥⇒ニホンキジ。木⇒制定無し、花は桜と菊

老子『道徳経』を翻訳してみました。26

2017年09月11日 | 老子『道徳経』
英語と中国語を学ぶため 
老子『道徳経』を 翻訳してみました。
訳に間違いが有りましたら御教示下さい。


老子『道徳経』
Laozi『Tao Te Ching』


第二十六章
原文

重爲輕根、靜爲躁君。是以君子、終日行、不離輜重。雖有榮觀、燕處超然。奈何萬乘之主、而以身輕天下。輕則失本、躁則失君。

書き下し文
重きは軽きの根(こん)たり、静かなるは躁(さわ)がしきの君たり。ここを以(も)って君子は、終日行きて輜重(しちょう)を離れず。栄観(えいかん)ありといえども、燕処(えんしょ)して超然たり。いかんぞ万乗(ばんじょう)の主にして、身を以って天下より軽しとせんや。軽ければ則(すなわ)ち本(もと)を失い、躁がしければ則ち君を失(うしな)う。

英訳文
Heavy things support light things. A calm person controls fussy people. So a good minister goes around the country with a light carriage and a heavy wagon. And he stays calm when he is at home though he works at the gorgeous palace. So a monarch of a large country must not regard himself as lighter than the world. If a monarch is light, he will lose his support. If a monarch is fussy, he will lose his position.

現代語訳
重くどっしりした物は、軽く浮ついた物の支えとなる根本である。静かに落ち着いた者は、騒がしく動き回る者を抑える主である。だから立派な大臣は国中を馬車で行きかっても重い荷馬車から離れず、きらびやかな宮殿を歩き回っても家では静かに落ち着いた暮らしをしている。ましてや大国の王たる者がその身を天下より軽んじて良いものか。軽く浮ついていれば支えを失い、騒がしく動き回れば主としての立場を失う。

老子『道徳経』を翻訳してみました。27 へ続く。




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田口佳史
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