イード・アル=アドハー(日本では犠牲祭と意訳)とは
イスラム教最大のお祭りで、イスラム圏の国々では休日となりヒジュラ暦の12月10日から4日間にわたって行なわれました。
日本の暦では2017年08月31日から4日間。ちょうど各地で風祭りが行なわれている時期で、代表的な風祭りである「おわら風の盆 2017年」をブログ記事で案内してますので、寄ってやってください。
犠牲祭は、コーランに記載されている話が由来となっています。
預言者イブラヒムは、神から息子のイスマイルを生け贄にするよう告げられます。
信仰心厚いイブラヒムは、神の言葉どおり、息子のイスマイルを生け贄に捧げようとしたとき、「代わりに羊をささげなさい」とお告げがあり、そこに一匹の迷子の羊が現れます。そして、イブラヒムは、この羊を生け贄に捧げます。
*このエピソードは旧約聖書にもあります。
犠牲とする家畜の条件
イスラームは犠牲とする家畜に、傍目にも明らかな欠陥がないことを条件づけています。
家畜獣‐羊(あるいは山羊)・牛・ラクダのこと‐であること。
それ以外の動物や鳥類は、犠牲として有効ではありません。
羊一頭、あるいは山羊一頭が、男性とその家族全員分となります。
ラクダ一頭・牛一頭を7人(及びその各々の家族)分として、共同して屠ることも可能です。
犠牲が定められた年齢に達していること。
その年齢とは:羊なら6ヶ月、山羊なら1歳、牛なら2歳、ラクダなら5歳です。
犠牲に、傍目にも明らかな欠陥がないこと。
預言者は、こう仰いました。
「犠牲として許されない4つのもの:明らかに失明しているもの、明らかに病を患っているもの、明らかに足に障害を負っているもの、骨の髄がないほどに痩せ細っているもの。」(アン=ナサーイー4371、アッ=ティルミズィー1497)
犠牲に対してすること
犠牲のいかなる部位も、売ることは出来ません犠牲の肉は3等分することが推奨されます。
そして3分の1を自分たちで食べ、3分の1はプレゼントし、残りの3分の1は貧者に配るようにします。
犠牲を屠り、それを恵まれない人々に配布する信頼できる慈善組織などに金額を渡し、委任することも可能です。
日本において、なじみが薄いイスラームですが理解を深める事で、思い込み、誤解を減らすことができ、くだらない不信感を軽減できるのではないでしょうか?
イスラム教最大のお祭りで、イスラム圏の国々では休日となりヒジュラ暦の12月10日から4日間にわたって行なわれました。
日本の暦では2017年08月31日から4日間。ちょうど各地で風祭りが行なわれている時期で、代表的な風祭りである「おわら風の盆 2017年」をブログ記事で案内してますので、寄ってやってください。
犠牲祭は、コーランに記載されている話が由来となっています。
預言者イブラヒムは、神から息子のイスマイルを生け贄にするよう告げられます。
信仰心厚いイブラヒムは、神の言葉どおり、息子のイスマイルを生け贄に捧げようとしたとき、「代わりに羊をささげなさい」とお告げがあり、そこに一匹の迷子の羊が現れます。そして、イブラヒムは、この羊を生け贄に捧げます。
*このエピソードは旧約聖書にもあります。
犠牲とする家畜の条件
イスラームは犠牲とする家畜に、傍目にも明らかな欠陥がないことを条件づけています。
家畜獣‐羊(あるいは山羊)・牛・ラクダのこと‐であること。
それ以外の動物や鳥類は、犠牲として有効ではありません。
羊一頭、あるいは山羊一頭が、男性とその家族全員分となります。
ラクダ一頭・牛一頭を7人(及びその各々の家族)分として、共同して屠ることも可能です。
犠牲が定められた年齢に達していること。
その年齢とは:羊なら6ヶ月、山羊なら1歳、牛なら2歳、ラクダなら5歳です。
犠牲に、傍目にも明らかな欠陥がないこと。
預言者は、こう仰いました。
「犠牲として許されない4つのもの:明らかに失明しているもの、明らかに病を患っているもの、明らかに足に障害を負っているもの、骨の髄がないほどに痩せ細っているもの。」(アン=ナサーイー4371、アッ=ティルミズィー1497)
犠牲に対してすること
犠牲のいかなる部位も、売ることは出来ません犠牲の肉は3等分することが推奨されます。
そして3分の1を自分たちで食べ、3分の1はプレゼントし、残りの3分の1は貧者に配るようにします。
犠牲を屠り、それを恵まれない人々に配布する信頼できる慈善組織などに金額を渡し、委任することも可能です。
日本において、なじみが薄いイスラームですが理解を深める事で、思い込み、誤解を減らすことができ、くだらない不信感を軽減できるのではないでしょうか?
池上彰が読む「イスラム」世界知らないと恥をかく世界の大問題 学べる図解版第4弾 | |
KADOKAWA/角川マガジンズ |
この度は読者登録して頂き有難うございました。
御記事興味深く拝読させて頂きました。 これからも色々勉強させて頂きたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。