寅さんとウィーン?なんともミスマッチですが、ウィーンの美しい街並みに観ているこちらも癒されます。
確かに旅は心を癒す力があります。納得ですね。
ストーリーは榎本明演じる自殺企図のあるエリートサラリーマンと知り合った寅さんが、休職を機に憧れのウィーンで療養旅をしたいという願いを叶え、お供として珍道中。旅先でガイドをしているマドンナ竹下景子と出会い彼女の悩みにも寄り添う。いつも寅さんは自分をさておいて人助けに尽力するんですよね。
時は平成元年。寅やの店先には、消費税をいただいていませんとの張り紙が。
あ、そうかあ。消費税が導入されたのもこの頃からか。かなり問題になりましたよね。初めは3%だっけね?
昭和懐かしい寅やの台所に電子レンジやオーブントースター登場。
さくら一家の家も何故か変わってる。駅近の川下にある戸建てなのは変わらないけど、間取りや玄関の向きが前とはちょい違う作りでした。
満男は浪人生。両親の期待を背負って受験リベンジを決意したものの、満員電車に揺られて毎日遅くまでモーレツに働くリーマンへの道に早くもうんざりしています。
アウトローの寅さんは反面教師でもあり、憧れでもあるようです。
結構おじ、おばの存在って大きいものですよねえ。
マドンナは寅さんと知り合い、ホームシックとなり帰国を決意しますが、オーストリア人の彼氏に引き留められ、やはりウィーンに残ることに。
またもやお人好しの寅さんの恋叶わず。
だんだん時代の変化を取り入れながら、温故知新で寅さんシリーズは続いていく。
来週の42作も楽しみです。