片手が埋まった五度目の恋。それは上司からの推しもあり、加速がついて急発進の急上昇で。
おめでたい事ですね。交際2ヶ月目にして早くも入籍の日取りを決めたらしい。
隔月の旅行。毎月のアニバーサリーパーティー。
彼女のスゴいところは、今までの恋愛ノートの履歴を新しい恋人でまた更新する。
つまり、相手が変わっただけで、同じようなデートコースで段階を踏んでゆく。慣例が趣味なようで。
自分の書いた脚本があって、その流れに沿って進んでいかねばならないらしいです。
彼氏に対するマインドコントロールの凄まじさたるや。お相手は彼女いない歴10年の三十路間近の好青年。初恋も純愛で終わっているシルクのような男子。
いやあ、若いって激アツですね。恋は魔物です。盲目のまま突き進む。その妄想劇は日々過激さを増してややコワイ。
不思議なもので、のろけられればられるほど、聞き手は冷めていく。妬みかしら？
あーよかったね。おめでとさん。
