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合言葉はヒュッゲ

昨日の寅さん 46作 

昨夜放送の「男はつらいよ 寅次郎の縁談」は第46作。マドンナは松坂慶子でした。二度めのマドンナ、松坂慶子はほんとにきれいだなあ。
1993年、平成5年の公開作。

さくら一家の自宅、諏訪家の玄関が引き戸になっていて驚きました。部屋の間取りとかは変わってないので、改築したのでしょうか。諏訪家も寅やも冷蔵庫が急激にでかくなっていて、時代の流れを感じます。

今回ロケの舞台は香川県志々島。映画の中では琴島と呼ばれていましたね。当時でも島民わずか60人に満たない、現在は10人そこそこだという過疎地の限界集落です。

満男の就活が上手く行かず、満男は悶々とした日々の中、二次試験でまたも失敗。いくら何でも30数件受けて撃沈とは何故?

両親であるさくらもひろしも、愚直な満男をはらはらしながら見守ります。

自暴自棄になった満男は、ひろしと大喧嘩してあてもなく旅に出ます。またかよ的な満男の家出は今度で何回めだろ?

香川県の限界集落の琴島で、満男は島の人々の暮らしを助けながら暮らしていました。島の小さな診療所から往診に来ている看護師と恋仲になりますが、満男は彼女の気持ちを知りながら勇気が出ません。

島で逃避生活を送る満男を案じて、寅さんが連れ戻しに来ますが、なんといってもフーテンの寅さん、島の実家で療養中の美しいマドンナ、松坂慶子と出会い、ついつい長居をしてしまいます。

今回もマドンナからアプローチ。二人だけのデイトを楽しみ、♪瀬戸の花嫁を歌いながら、瀬戸内の海を船で渡る。すごくきれいで心あたたまるシーンでした。

寅さんも満男も互いのマドンナに心を残しながら島を去ります。

ただ好きなだけではうまくいかない。男と女は複雑です。

満男はまるで、寅さんを見習うようにふらりと家出を繰り返すようになりましたよね。
二人のやりとりを見ていると、満男にとって、寅さんの生き方こそバイブルなのでしょうか。会話もすごく息が合って、ぐいぐい引き込まれてしまいます。

何話かの作品の中で、寅さんが「旅をすると人は賢くなる」みたいな事を言っていましたが、確かに満男も旅をするごとに成長していますよね。

今回も瀬戸の美しい風景と、人々の慎ましい暮らし、さまざまな生き方への学びを堪能できました。

寅さんって、ほんと面白い!
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