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合言葉はヒュッゲ

映画 ハイジアルプスの物語

※スーパーののり弁。揚げ物満載ですごいボリュームでしたが、完食してしまいました
アルプスの少女はとても有名な児童書で、子どもの頃読んでいました。
アニメでは1974年頃放送大ブーム。ハイジの無垢な優しさ、明るさとアルプスの大自然の美しさがファンの心を鷲掴み。

でもアニメは原作をかなり変えていて、それが私にとっては少し違和感ありでした。
ハイジもやぎたちもとてもかわいくて和みましたけど。

それに比べ、2017年公開の実写版は、原作に忠実で無駄のない作りで誰もが楽しめる良い作品だと感じました。

私が好きなシーンは、ハイジが無理矢理ドイツに連れて行かれ、ペーターのおばあさんのために柔らかなパンをクローゼットに溜め込んでかびさせてしまう。結局アルプスに戻れた時には新しくおいしいパンをお土産に持ち帰れますが、こういう優しさに打たれてしまいますね。

ハイジはホームシックになって、夢遊病になりクララの主治医の勧めでおじいさんの元へ戻れます。帰りたいのに親友クララの気持ちを思うと帰りたいと言えない苦しさがハイジを追い詰めます。

アルプスへ戻ってからクララが遊びに来てやきもちを焼いたペーターが、クララの車椅子を崖から突き通すシーンも印象的でした。ペーターの気持ちもわかり、おじいさんはペーターを責めたりしなかった。いつもは強面のおじいさんだけど、心の温かさが伝わります。

この物語は、おじいさんやペーター、ペーターのおばあさん、クララやお父さん、クララのおばあさま、女中頭のロッテンマイヤーさんに執事のセバスチャン等ハイジを取り巻く沢山の人々が出て来ます。女中頭のロッテンマイヤーさんは冷たく陰険な印象でしたが、自分の任務をしっかり果たし、野生児のハイジをレディに仕立てようと熱心だった。決して悪い人ではありません。一人悪人を挙げるとしたら、ハイジを勝手に連れてきて、また勝手に連れ去ったデーデおばさん、彼女はハイジの死んだ母親の妹らしいですが、原作でもアニメでも実写映画でも冷たい印象のやな人に見えました。

しかし、諸説あり、デーテおばさんこそ、赤ちゃんの頃から5歳までのハイジを育てた恩人であるとの意見もあります。

ハイジの死んだ父、アルムのおじいさんの息子は結婚に反対されていた?のかな。
親子の確執があり、みなしごになったハイジを引き取ることを拒んでいたおじいさん。過去には色々あったのか、人を避けて
わざわざ人気のない山で孤立した生活を送っていましたが、ハイジの出現で人生が明るく前向きになった。
このあたりは、赤毛のアンと似ていますよね。

ハイジ役の女の子がめちゃくちゃキュートでした。ペーターのちょっとひねた顔も憎めなかった。

やっぱり名作は、映画化アリですね。とても楽しませていただきました。


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