今夏の異様な暑さに葡萄が育たず大変のようで、今まですごく高くて手が出ませんでしたが、800円ほどの値段でスーパーに並んでいました。
私はどちらかと言えば巨峰派ですが、シャインマスカットも大好き。皮がそのまま栄養として摂れるのが素晴らしいですよね。
昨日は公開されたばかりの映画「ミステリと言う勿れ」を鑑賞。原作コミックやドラマで人気なのは知っていましたが、映画で初デビューです。
ドラマ版の映画化ってやはり、手垢ついた感が否めなくて、期待なく行ってみたのですが、なかなか面白い。高評価もうなづけました。
もしゃもしゃ天パ頭で、マフラーぐるぐる巻きのシュールな大学生整君が持ち前の勘の良さと洞察力で難事件解決。プロの刑事じゃないってところがミソですね。
清潔感あまりないのに潔癖症で、拘り強く理屈っぽい。人との距離遠いのに、すごくあたたかな言葉で人を救う。
子どもの心はセメントが固まる前のように、受けたものをそのまま跡として形に残す。
なるほどねえ。だから環境や言葉掛けがとっても大事だってことだよね。
遺産相続に纏わる名士一族の過去と闇。
広島が舞台ということで、広島弁全開。狩集家すごすぎる。江戸時代からそのまま受け継がれているような大屋敷。4つの蔵がそびえ、ホラー感満載です。
原作ファンも多いので、あらすじは省略しますが、民話に基づく先祖代々の怪奇事件、軋轢が相続人となった汐路達孫の代まで持ち越された。
私レベルでも、犯人は途中でわかりますね。高校生汐路役の原菜乃華さんの体当たり演技素晴らしい。
この映画は、原作やドラマを知らない人でもすんなり馴染めると思います。整君のゆるキャラがそうさせるのかな?ほんと、菅田将暉さんの主演作はハズレがないよね。
他出演者全て名演技で、亡くなった祖父の妹役松坂慶子さんがほんわか素敵なおばあちゃんで和みました。
松嶋菜々子さんも最後僅かの出演でしたが、揺るぎない存在感あり。凛とした美しさ。
連休の多いこの季節、観に行って損はない作品です。