主演は藤ヶ谷太輔君と奈緒ちゃん。藤ヶ谷君は若手の起業家で、小さいながらビール工房を成功させている。洗練されたスーツや靴、高級時計をスマートに身に纏い、それなりに遊んできたから女性の扱いにも長けている。これでモテない理由はないよね?
奈緒ちゃんは世間知らずのお嬢様なんだけど、母からの束縛に耐えかね群馬の実家を出て上京。結婚には消極的だったけど、それなりの年齢になった事も意識してか婚活アプリに登録。
そんな2人がマッチして、お付き合いを始めるのですが、婚約後彼女が突然姿を消すと言うミステリアスな内容。
ネタバレになるからどうして彼女が姿を消したかその詳細は控えますが、最近よくある蒸発ものとはまた違う人の脆さ、男女の出会いからゴールまでの心の機微を上手く描いていた。タイトル通りの映画だね。原作も読んでみたいな。
ともかく、主演のこの2人の演技が素敵。藤ヶ谷君はちょっとダメな男を演じるのがとても上手いし、奈緒ちゃんのしっとりした物腰は人を惹きつける。
等身大でいなけりゃ一生を共にすることって難しい。でもなかなか等身大になれない。そもそも真の自分を知らないから相手を理解できない。
前田美波里さんがセリフで放つ「結婚をうまく決められる人の特徴は、自分が欲しい物を知っていること、そしてビジョンがあること」
うーん!参りました。
※肉まんの美味しい季節になりました。二つ蒸して食べたぞー。