今、芸人本ブームに乗っかって麒麟・田村が本を出しました。
彼の有名なヒストリー。
中学生でホームレス。
マジ?
現代においてそんなことが?!
その話は有名ですが、その頃の話です。
大変読みやすく(字が大きく)大体2時間程度で読破出来ます。
この本・・・
めっちゃ泣ける。
そして笑える。
生きていくことの難しさ、生きていける人間の逞しさ。
生きてれば面白いことも辛いことも色んなコトが起きる。
彼の母の記述が多くあるけど、ソレは『東京タワー、オカンとボク・・・」にも優る、文は短くストレートではあったけどその分ココロを動かされた。
よほど文庫が出てから買おうか、とも思ったけど本屋の定員に聞くと
「1年くらいは文庫にはならないと思いますよ~」
と言われ購入。
でも、買って正解!面白かったので皆さんも機会があればどうぞ。
関係ないかも、関係あるかもの話ですが・・・
運動会、近頃の学校は父兄と子供は別々にお弁当を食べるらしいですね。
片親や仕事で来れない子への配慮らしいけど、この制度って誰が考えたんだろうなぁ?!
私は大反対やな。
最近は何でも平等とか気にしすぎ。
優しさとか思いやりのはき違えやと思う。
子供も親も家庭環境も何もかもソレゾレ。
お父さんがいない家。
お母さんが働いている家。
ジジババがおる家。
お母さんとお婆ちゃんが仲悪い家。
お金持ちの家。
貧乏な家。
フツーの家。
カレーは昼しか食べない家。
ウチは夜も食べるわよ、という家。
すき焼きにジャガイモ入れる家。
シチューに白菜入れる家。
(・・・もうええか。)
運動会、家族が揃ってるとこは思いっきり楽しんでイイ思い出をいっぱい作ればいいし、片親だけだったとしてもそれは同じ。
どっちの親も、ジジババも来れないのなら来れない事をどう受けとめるか、それを先生は話してあげたらいいんちゃうのか?!
その子たちに先生がイイ思い出を作ってあげればいいんちゃうのか?!
がばいばぁちゃんにも、洋七が小学校の頃いつも豪華な弁当を替えっこしてくれる先生の話があった。
現実を隠して分からないようにモヤをかけても子供だって現実は分かってる。
嫌でもそれはその状況は現実なんだから、その中で生きる強さを学んでいくしかないのじゃないか、と思う。
思えば、私は母が教員をやってたせいか入学式、卒業式、参観日など、いつもお婆ちゃんが来てた。
自分が子供を持ってから『そういや・・・』と気付いた。
そのくらい気にしたことがなかった。
『お母さんは仕事があるんやから当たり前』と納得してたからだ。
そしてそれは母が私に謝ったことがないからかもしれない。
「行けなくてゴメンね」
聞いた覚えがない。
子供は親の背中を見てる。
大人たちの背中を見てる。
頑張ってるのを見れば「何でやねん!!」とは思わん。
洋七がばぁちゃんに思うように・・・
田村が自分を棄てた父をまだ『親孝行したい』って思ってるように・・・