朝、Tvでよく見てた子が自殺したニュースが流れてきた。
24歳だって。びっくり。
そして、少し苛立つ。
人は追い詰められると何も考えたくなくなって、自分のことも、人のことも。
そして今すぐ全てを終わらせたい、と思うのだろう。
それはちょっとは分る。
切羽詰った人に「生きたくても生きれなかった人の気持ちを考えろ」っつったて無理だろう。自分のことも考えるのが嫌になってるのに。
でも、そんな時、昔TVを見ていて母が言った言葉を思い出す。
災害や事故で沢山命が失われたニュースを見ると「あ~もったいない」と思うんだそうな。
尊い命が、ではない。
ただお葬式をあげ、焼かれ、埋葬される身体がだ。
母はもう10年近く人工透析を受けている。
月・水・金と約4時間かけて身体の血を入れ替える。それが出来ないと死ぬのだ。
何年も前から腎臓移植の移植待ちの登録もしている。
一時は退職金で海外での移植も考えたそうだ。
人の命をモノとして「もったいない」と、海外での移植に人種差別や臓器売買だ、と思う人もいるだろう。
でも、生きたい人が生きる為に、生きる手段を考えればそんなことも思うだろうと思う。
自分が、自分の子供が、って考えれば分る。
毎年、自殺者は3万人を超えるそうだ。
私は思う。
自殺した人の臓器や角膜、脊髄、皮膚、どこでも誰かに提供するようになればいいのに。
死刑になった人も然り。
最後の最後、人の役にたてるではないか。
人の人生を奪った時、自分の人生を奪った時、身体くらいその価値が讃えられてもいいじゃないか。
過激な意見になってしまいましたが、私はそう思うのです。
自殺のニュースは、生きたい、と強く願う人から順に傷つくニュースではないだろうか。