かながわ いーとこ

神奈川県にはいろいろな景色があり、魅力に溢れています。ぶらぶら散策して見た風景・いいところを少しずつ紹介します。

塔ノ岳&鍋割山(その1:表丹沢県民の森~小丸尾根)

2013年04月21日 | トレッキング
<平成25年4月中旬>
<2016.09追記 森林整備による伐採のため平成29年1月31日まで
小丸尾根が通行止めとなっています。ご注意ください。>



昨年度の「やまなみ登頂スタンプラリー」のいくつかがまだ達成だったため、
鍋割山に登ってきました。
「やまなみ登頂スタンプラリー」のホームページはこちらです。
昨年9月にも鍋割山に登っていますが、その際はスタンプラリーの存在を知らず、
再チャレンジです。

前回同様、表丹沢県民の森の駐車場から出発です。

YouTubeに国道246号から表丹沢県民の森までの道順の動画をアップしました。
YouTubeの動画はこちらからどうぞ
※別ウィンドウで開きます。バイクのため画面が揺れます。ご了承ください。

朝7時前に、表丹沢県民の森の駐車場に到着。
すでに5台くらい車がありました。

林道を歩き、四十八瀬川にかかる勘七橋から。

栗ノ木洞方面の新緑と、四十八瀬川。

西山林道に合流し、なだらかな道を二俣方面へ。
すぐに二俣に到着。

沢の水がきれいで、水音にも心洗われます。
前回、表丹沢県民の森の駐車場から二俣まで約30分と記載していますが、
今回は写真であちこち寄り道していないため、20分で到着。

二俣の先、すぐに小丸尾根の分岐になります。(標高約550m)

一旦二俣方面に戻るように登っていきます。
昨年9月は、後沢乗越経由で登り、下りに小丸尾根を使っているので、
今回は逆周りとしました。

登り始めは、比較的なだらかで新緑がきれいな登山道です。


すぐに杉林になり、九十九折に登っていきます。

斜度はありますが、ジグザグのためそんなにきつくなく、気が付くと高度を稼いでいました。

杉林を抜けると、自然林の登山道になります。

木の向こうに大倉尾根が見えます。
ここで標高約700m。

道端には、すみれが咲いていました。

春ですね。

じきに、「小丸まで1500m」の看板が見えてきます。

標高約750m。
二俣から約35分。

歩くことさらに20分で、「小丸まで1000m」の看板を発見。

標高約920m。
このあたりは、右側が植林した杉林。左が自然林という広い尾根を登ります。
ただ、杉の木の根が張っていて若干歩きづらいです。


このあたりは、ほぼ直線的な登りです。

ただ、下が土なのと、木の階段状の登山道ではないため、とても登りやすかったです。

970mを超えたあたりから、左手の後沢乗越から鍋割山へと続く尾根越しに富士山の
てっぺんが見え始めます。

二俣から約1時間経過。

標高1000mを超えたあたりからは、丹沢らしいガレた登山道になります。

ただ、木の階段状の路ではないため、自分にあった歩幅で登れるので楽です。


地質を研究している方なら喜びそうな岩。

木の根が這って、その生命力にびっくりです。

振り返ると秦野平野と相模湾が見えます。だいぶ霞んでいますが。


ところどころで、ミツバツツジが咲いていました。


富士山もだいぶ見えてきました。

標高1100mあたりからは、新芽がまだ芽吹いていない木が多かったです。
このあたりからは斜度がきつくなるため、九十九折(ジグザグ)な道になります。

アセビ

馬酔木と書き、有毒植物で、昔から害虫等の駆除に広く利用されてきたようです。
酔ったように足がふらつくことから付いた名ともいわれています。
花言葉は、清純な心、犠牲、献身とのことです。?

小丸直下の崩落地。


標高1200mあたりからの富士山。

残念ながら、この日見た最後の富士山となってしまいました。

荒地の中を、ジグザグ登ります。


とうとう鍋割山へと続く尾根が近づいてきました。

やはりこのあたりのブナは、まだ新芽には早いようです。

一本のブナ。

隣には枯れた木が。


小丸尾根分岐手前からの景色。

小田原、松田町方面

大山方面。

左端に、大倉尾根の花立山荘、中心に大山山頂レーダー、右端に三ノ塔避難小屋。
わかりにくいですが、三ノ塔左下に、烏尾山荘も見えます。

空気が澄んでいれば江ノ島も見えるのですが。


鍋割山~金冷シを結ぶ尾根道に着きました。

標高約1350m。
二俣からは、約2時間10分。
表丹沢県民の森の駐車場からは、約2時間30分かかりました。

ちなみに、二俣から小丸尾根分岐まで、ひとりも会いませんでした。
表丹沢県民の森駐車場は、そこそこ人がいたのですが人気が無いルートなのでしょうか。


この続きは、次回紹介します。



二俣から小丸尾根分岐までの高度と距離の計測図を参考につけます。


この高度と距離の計測図は、これ↓で記録して作成しました。
※今まで紹介してきたGPSロガー「旅レコ」ですが、2014年4月で生産終了となっています。
Amazonではプレミアが付いて販売されていますが、参考までに希望小売価格8500円です。

東丹沢を歩くときはこの地図が非常に参考になります。
東丹沢登山詳細図 改訂版 :大山・塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳全120コース (首都圏登山詳細図)
クリエーター情報なし
吉備人出版