自らの労働条件は自らの手で! 教え子を再び戦場に送るな!日教組・東京教組と共に闘おう!
NEWS 江戸川区教組
2025/1/10 No.2409 江戸川区教職員組合(江戸川区中央3-7-11-102江戸川区平和運動センター)
明けまして おめでとうございます
新たな年を迎え、健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
昨年末、愕然としたことがありました。
12月、ベースアップの差額支給日のこと。
新採のAさんの支給額は何と45万円!(ボーナス分込み) 40代半ばのBさんは10万円程!
確定闘争で初任者が月額3万円超、中高年者は月額1300円程度の給料引上げになったのは承知していたとはいえ、こんなに差が出るとは!
苛烈な物価高に見舞われているのは若い人も、高齢者も同じはず。
だれもが安心して生活できるように、一律に賃上げをかちとれるように声を上げていかなければならないと思います。
職場には、長時間労働、教員不足、パワハラ、部活指導等様々な課題があります。
調整額が5%になっても、それでは全く解決されません。それぞれの課題にじっくり取り組み、働きやすい職場につくり変えていきましょう。
区教組執行部は、組合員のみなさんと力を合わせて奮闘します。
今年もどうぞよろしくお願いします。
江戸川区教組執行委員一同
【2025年度 東京教組および江戸川区教組 役員選挙について】
2025年度の役員選挙の公示を同封しました。
江戸川区教組の役員選挙に立候補される方は、同封の立候補用紙に記入の上、
1月20日(月)午後5時までに江戸川区教組選挙管理委員長まで提出してください。
投票日は2月13日(木)~2月17日(月)です。
東京教組の役員選挙等についての詳細は後日お知らせします。
“フッ化物洗口” について 区教委に申し入れ!
昨年12月12日、区教委指導課に“フッ化物洗口”と小学校の英語の専科制並びに教科担任制について申し入れを行ないました。
“フッ化物洗口”についてはすでに実施している学校、来年度からの実施の準備をしている学校と各校で違いがあると思います。
しかし、2027年には区内の小・中学校全校で“フッ化物洗口”の実施が予定されており、すべての職場の問題です。
以下、申し入れのQ&A、指導課との意見交換を報告します。今後も継続して話し合っていきたいと思います。
<“フッ化物洗口”について>
区教組 すでに実施されている学校が数校あるが、いつ、誰が、何のために、どのように決定したか知りたい。
また教員が行うことについて問題はないのか。
指導課 ①江戸川区は23区の中でむし歯の罹患率が高い。
教育委員会で改善のための歯科活動の重要性を検討し、R5年からモデル校で実施。
今年度は、複数校から要望があり、施策として実施している。
②むし歯罹患率の改善、歯科衛生習慣、口腔衛生管理の力を身につけることが目的。
歯科予防に関する保護者の意識も高めたい。
③区全体で効果を上げるため全校で実施する。
④養護教員を中心に教員が学校の保健活動の一環として行う。
学務課給食保健係の事案なので、細かいことは給食保健係に問い合わせてほしい。
<意見交換>
区教組 養護教員や担任、他の教員が医療行為を行うことに不安を持っている。
何かあったら学校が責任を問われる。教員に医療行為をさせてよいのだろうか。
歯科衛生習慣を身につけさせるなら、歯みがき指導が大事。
子どもに月一本配られている歯ブラシは十分活用されているのだろうか?
学校教育としては、家庭での歯みがきの習慣化を啓発し、子どもたちに身に着けさせるのが大事ではないか。
指導課 経緯を説明する。R元年(2019年)から歯みがき指導を推進。
R4年(2022年)6月、A小学校長から“フッ化物洗口”の要望があがり、教委で実施を検討。
R5年(2023年)5月モデル校数校で実施。
R6年は複数校で要望があり、順次実施。R10年(2027年)には小・中学校での全校実施を考えている。
医療行為については、医療薬品を保健室で管理し、歯科医の指示書のもとづいて行うことで医療行為には当たらないとされている。
区教組 “フッ化物洗口”をすでに実施している。歯科医がいるときにのみ行っているわけではない。
学習指導や授業とは違う医療行為を一般教員が行っている。
医療行為に当たらないとしたら、法的な根拠を明らかにしてやらなければならない。法的な根拠があるのかどうか?
区教組 薄めて使用する“フッ化物洗口”の「ミラノール顆粒」は保健室の鍵のかかる保管庫に置いてある。
これは理科室の薬品庫の劇物と同じ扱いではないか。“フッ化物洗口”は安全と言えるのかどうか疑問。
区教組 業務を削減して「働き方改革」を進めてきている。
“フッ化物洗口”は働き方改革に逆行するのではないか?と懸念している。
文科省は教員の業務を削減するために、教員の本務以外の業務を①「基本的には学校以外が担うべき業務」
②「学校の業務だが、必ずしも教師が担う必要のない業務③「教師の業務だが、負担軽減が可能な業務」に3分類して業務削減を促している。
“フッ化物洗口”はこれらのどこに位置づけられるのか?
指導課 医療行為について、また文科省の「学校・教師が担う業務に係る3分類」については調べてみる。
必要があれば後日、連絡したい。詳しいことについては学務課給食保健係に連絡してもらいたい。
区教組 学務課給食保健係の事案ということだが、指導課としてはどのように考えているか。
指導課 事故のないようにしなくてはいけない。
区教組 むし歯の予防については、教員ならば保健教育で行ないたい。医療行為は教員の本務ではない。
今後、学務課給食保健係にも申し入れをしていきたい。
<小学校の英語の専科制ならびに教科担任制について>
区教組 学級数減で英語専科が削減されることになった。英語専科の配置で授業展開や英語活動が充実した。
22学級以上の学校に配置ということだが、英語専科の異動期限まで配置の据え置きができないか。
指導課 22学級以上から配置していく。余裕がある場合は、21学級などにも配置可能。
まず学校から要望を出してほしい。江戸川区の教科担任制の現状は、小学校全校で高学年が実施。
教科は社会、理科や所属教員の専門性を生かして国語、体育、外国語等がある。
教科担任制のデメリットとしては時間割の煩雑性がある。
メリットは教科の専門性、教科の内容の向上、また学年全体で児童理解できる、担任以外の教員とのつながりができる等があげられる。
区教組 教科担任制について、アンケートを実施した。
現場からは、「担当ではない理科も教えたい」
「学校の状況によっては理科を全くやらないままのこともあるのが心配(先輩教員から)」と声が上がっている。
区教組 葛飾区では区独自の予算で理科支援員を配置。理科は実験準備、片づけなどあり、担任の負担が大きい。
支援員は授業ができないので、私は時間講師になって5・6年生の交換授業を行っている。
区独自で採用枠を増やし、理科指導がやりやすいように予算もつけてほしい。
指導課 学校から、支援員の希望があがって来ない。希望があがれば、都の助成もあるのでつけられる。
支援員制度を知らない訳はないので、周知を図るようにする。教科担任制についてはメリットを感じている。
そのうちメリットも感じてもらえると思う。区全体で楽しく学べるための授業改善を教科担任制のなかでやっていく。
長い目で見たとき、よくなっていることもある。
区教組 今後も継続して話し合っていきたい。
<今 後 の 予 定>
・1月10日(金) 18:00~ 分会代表者会議 タワーホール船堀405
・1月13日(月) 14:00~16:00 女性部 冬の講座 東京教組会議室(日本教育会館B1F)
・1月14日(日) 13:30~ 教育委員会 *傍聴は15分前に教育推進課で受付を!
・1月16日(木) 18:30~20:10 日教組全国教研全体会オンライン開催 東京教組会議室でも視聴可
・1月24日(金)~26日(日) 日教組全国教育研究集会分科会 各会場
・1月28日(火) 14:30~ 教育委員会 執行委員会
・2月07日(金) 18:00~ 分会代表者会議 タワーホール船堀304
・2月11日(火) 9:55~15:30 日朝教育交流のつどい 東京朝鮮第五初中級学校 八広駅徒歩10分 *申し込み締め切り1/24資料代500円、昼食込み2500円
・2月12日(水) 13:30~ 教育委員会
・2月24日(月・振休)13:45~17:00 第36回女性部定期大会
*代議員2名 申し込み締め切り 1/20(月) 書記長まで
NEWS 江戸川区教組
2025/1/10 No.2409 江戸川区教職員組合(江戸川区中央3-7-11-102江戸川区平和運動センター)
明けまして おめでとうございます
新たな年を迎え、健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
昨年末、愕然としたことがありました。
12月、ベースアップの差額支給日のこと。
新採のAさんの支給額は何と45万円!(ボーナス分込み) 40代半ばのBさんは10万円程!
確定闘争で初任者が月額3万円超、中高年者は月額1300円程度の給料引上げになったのは承知していたとはいえ、こんなに差が出るとは!
苛烈な物価高に見舞われているのは若い人も、高齢者も同じはず。
だれもが安心して生活できるように、一律に賃上げをかちとれるように声を上げていかなければならないと思います。
職場には、長時間労働、教員不足、パワハラ、部活指導等様々な課題があります。
調整額が5%になっても、それでは全く解決されません。それぞれの課題にじっくり取り組み、働きやすい職場につくり変えていきましょう。
区教組執行部は、組合員のみなさんと力を合わせて奮闘します。
今年もどうぞよろしくお願いします。
江戸川区教組執行委員一同
【2025年度 東京教組および江戸川区教組 役員選挙について】
2025年度の役員選挙の公示を同封しました。
江戸川区教組の役員選挙に立候補される方は、同封の立候補用紙に記入の上、
1月20日(月)午後5時までに江戸川区教組選挙管理委員長まで提出してください。
投票日は2月13日(木)~2月17日(月)です。
東京教組の役員選挙等についての詳細は後日お知らせします。
“フッ化物洗口” について 区教委に申し入れ!
昨年12月12日、区教委指導課に“フッ化物洗口”と小学校の英語の専科制並びに教科担任制について申し入れを行ないました。
“フッ化物洗口”についてはすでに実施している学校、来年度からの実施の準備をしている学校と各校で違いがあると思います。
しかし、2027年には区内の小・中学校全校で“フッ化物洗口”の実施が予定されており、すべての職場の問題です。
以下、申し入れのQ&A、指導課との意見交換を報告します。今後も継続して話し合っていきたいと思います。
<“フッ化物洗口”について>
区教組 すでに実施されている学校が数校あるが、いつ、誰が、何のために、どのように決定したか知りたい。
また教員が行うことについて問題はないのか。
指導課 ①江戸川区は23区の中でむし歯の罹患率が高い。
教育委員会で改善のための歯科活動の重要性を検討し、R5年からモデル校で実施。
今年度は、複数校から要望があり、施策として実施している。
②むし歯罹患率の改善、歯科衛生習慣、口腔衛生管理の力を身につけることが目的。
歯科予防に関する保護者の意識も高めたい。
③区全体で効果を上げるため全校で実施する。
④養護教員を中心に教員が学校の保健活動の一環として行う。
学務課給食保健係の事案なので、細かいことは給食保健係に問い合わせてほしい。
<意見交換>
区教組 養護教員や担任、他の教員が医療行為を行うことに不安を持っている。
何かあったら学校が責任を問われる。教員に医療行為をさせてよいのだろうか。
歯科衛生習慣を身につけさせるなら、歯みがき指導が大事。
子どもに月一本配られている歯ブラシは十分活用されているのだろうか?
学校教育としては、家庭での歯みがきの習慣化を啓発し、子どもたちに身に着けさせるのが大事ではないか。
指導課 経緯を説明する。R元年(2019年)から歯みがき指導を推進。
R4年(2022年)6月、A小学校長から“フッ化物洗口”の要望があがり、教委で実施を検討。
R5年(2023年)5月モデル校数校で実施。
R6年は複数校で要望があり、順次実施。R10年(2027年)には小・中学校での全校実施を考えている。
医療行為については、医療薬品を保健室で管理し、歯科医の指示書のもとづいて行うことで医療行為には当たらないとされている。
区教組 “フッ化物洗口”をすでに実施している。歯科医がいるときにのみ行っているわけではない。
学習指導や授業とは違う医療行為を一般教員が行っている。
医療行為に当たらないとしたら、法的な根拠を明らかにしてやらなければならない。法的な根拠があるのかどうか?
区教組 薄めて使用する“フッ化物洗口”の「ミラノール顆粒」は保健室の鍵のかかる保管庫に置いてある。
これは理科室の薬品庫の劇物と同じ扱いではないか。“フッ化物洗口”は安全と言えるのかどうか疑問。
区教組 業務を削減して「働き方改革」を進めてきている。
“フッ化物洗口”は働き方改革に逆行するのではないか?と懸念している。
文科省は教員の業務を削減するために、教員の本務以外の業務を①「基本的には学校以外が担うべき業務」
②「学校の業務だが、必ずしも教師が担う必要のない業務③「教師の業務だが、負担軽減が可能な業務」に3分類して業務削減を促している。
“フッ化物洗口”はこれらのどこに位置づけられるのか?
指導課 医療行為について、また文科省の「学校・教師が担う業務に係る3分類」については調べてみる。
必要があれば後日、連絡したい。詳しいことについては学務課給食保健係に連絡してもらいたい。
区教組 学務課給食保健係の事案ということだが、指導課としてはどのように考えているか。
指導課 事故のないようにしなくてはいけない。
区教組 むし歯の予防については、教員ならば保健教育で行ないたい。医療行為は教員の本務ではない。
今後、学務課給食保健係にも申し入れをしていきたい。
<小学校の英語の専科制ならびに教科担任制について>
区教組 学級数減で英語専科が削減されることになった。英語専科の配置で授業展開や英語活動が充実した。
22学級以上の学校に配置ということだが、英語専科の異動期限まで配置の据え置きができないか。
指導課 22学級以上から配置していく。余裕がある場合は、21学級などにも配置可能。
まず学校から要望を出してほしい。江戸川区の教科担任制の現状は、小学校全校で高学年が実施。
教科は社会、理科や所属教員の専門性を生かして国語、体育、外国語等がある。
教科担任制のデメリットとしては時間割の煩雑性がある。
メリットは教科の専門性、教科の内容の向上、また学年全体で児童理解できる、担任以外の教員とのつながりができる等があげられる。
区教組 教科担任制について、アンケートを実施した。
現場からは、「担当ではない理科も教えたい」
「学校の状況によっては理科を全くやらないままのこともあるのが心配(先輩教員から)」と声が上がっている。
区教組 葛飾区では区独自の予算で理科支援員を配置。理科は実験準備、片づけなどあり、担任の負担が大きい。
支援員は授業ができないので、私は時間講師になって5・6年生の交換授業を行っている。
区独自で採用枠を増やし、理科指導がやりやすいように予算もつけてほしい。
指導課 学校から、支援員の希望があがって来ない。希望があがれば、都の助成もあるのでつけられる。
支援員制度を知らない訳はないので、周知を図るようにする。教科担任制についてはメリットを感じている。
そのうちメリットも感じてもらえると思う。区全体で楽しく学べるための授業改善を教科担任制のなかでやっていく。
長い目で見たとき、よくなっていることもある。
区教組 今後も継続して話し合っていきたい。
<今 後 の 予 定>
・1月10日(金) 18:00~ 分会代表者会議 タワーホール船堀405
・1月13日(月) 14:00~16:00 女性部 冬の講座 東京教組会議室(日本教育会館B1F)
・1月14日(日) 13:30~ 教育委員会 *傍聴は15分前に教育推進課で受付を!
・1月16日(木) 18:30~20:10 日教組全国教研全体会オンライン開催 東京教組会議室でも視聴可
・1月24日(金)~26日(日) 日教組全国教育研究集会分科会 各会場
・1月28日(火) 14:30~ 教育委員会 執行委員会
・2月07日(金) 18:00~ 分会代表者会議 タワーホール船堀304
・2月11日(火) 9:55~15:30 日朝教育交流のつどい 東京朝鮮第五初中級学校 八広駅徒歩10分 *申し込み締め切り1/24資料代500円、昼食込み2500円
・2月12日(水) 13:30~ 教育委員会
・2月24日(月・振休)13:45~17:00 第36回女性部定期大会
*代議員2名 申し込み締め切り 1/20(月) 書記長まで