昨年末から腰が痛くなり医師の診断で左下半身の座骨神経痛と診断され、立ち上がると痛くなり歩行困難な状態が続いています。
その中で外出が出来ないので私のHPに掲載されている中国旅行記録もExploerからEdgeに変わると閲覧が駄目になるのでブログにコピーをする事にしましたのでご覧下さい。今から44年前の中国の姿です。それ以降中国には2015年迄44回のお仲間で中国各地を訪ねました。随時ブログに掲載します。
先ず第1回目は
旅行時期1978年1月10日~24日
北京~南京~無錫~上海
全電通関東第1回訪中団として4人組み粉砕後の近代化をすすめてきている中国を見聞してきました。HPを開設したのは丁度あれから30年経った2008年1月3日です。今の中国を見聞しますと当時と大きく様変わりがしています。
訪問都市および訪問先
北京市(1978年1月11日~13日)
●天安門広場 故宮 ●西城区517幹部学校見学・交流 ●万里の長城 明の13陵 ●地下壕見学 ●北京電信局46分局見学・交流 ●毛主席記念堂
見送りの家族と神奈川の仲間(当時は羽田空港から)
北京までの中国民航機内食
北京到着日の夕食
天安門広場で
八達嶺万里の長城で
北京・人民公社で
北京・定陵で
南京市(1月14日~17日)
●中山陵見学 ●長江大橋 ●南京博物院 ●南京タービン発電機工場見学・交流 ●泰淮小学校見学・交流 ●梅園新村見学 ●白下病院見学・交流 ●太平天国歴史博物館見学・交流
南京の雪景色
南京・中山陵で
南京にて
無錫市(1月18日~20日)
●第1中学校見学・交流 ●太湖遊覧 ●太湖労働者診療院見学・交流 ●無錫市総工会と交流 ●河埒人民公社見学・交流 ●泥人形工場見学・交流 ●恵山公園見学
無錫・太湖畔にて
無錫・中学校の歓迎の文字
無錫市総工会幹部と団長
無錫にて
上海市(1月21日~23日)
●江南工人新村見学・交流 ●中国共産党第1次全国代表者大会記念館見学 ●上海工業展覧会見学 ●魯迅記念館見学 ●上海市内見学 ●現地訪中団総括会議
3枚は何れも上海にて
中国とはどんな国か、私の感想もまじえて
社会主義国家中国では、日本のように資本主義における搾取がありません。従って労働者全員が国のために働いています。バスの運転手・ホテルのボーイ・店員・通訳等すべてが公務員で工場労働者も同様で資本家に奉仕する人はいません。
<働かざる者食うべからず>
中国は8億人民がいます。その人達には贅沢はなくとも「衣・食・住」を完全に保障し、労働者は国の主人公であると言う考えで「生老病死」即ち「ゆりかごから墓場まで」国によって保障されています。停年退職後は60%から80%の年金が支払われ、退職者は地域毎にある託児所で両親、家族の働いている子供の面倒をみています。その中で就学前の子供に資本主義社会当時の話しをし、毛思想を中心とした社会主義国家建設に役立てています。中国では「いかなる仕事も社会主義建設であり、国家は人民の利益を守るためにあり、国家が大きくなれば個人も大きくなる」と言う考えです。
賃金も8ランクの格差があり、最低と最高は大体3倍位の格差があり、このランクは労働者が自ら評定し、申告したものを基準とし、大衆がその人物の経験・技術・社会的貢献度を考慮し大衆討議で決定されます。社会主義国家中国では全員「衣・食・住」を保障するためには、働ける人は全員が労働に参加し、先に述べたように搾取されることなく、働けば働くほど生産が向上し、国家の利益となることも十分理解できますし、8億人民に職を与えること、それに反比例する近代化・合理化の進歩も理解出来ます。8億人民がもし、賃金に格差がなければ、人間はサボる方に向かうでしょうから、中国でも格差がないと、国家の発展にならないようことも判るような気がします。
<天の半分は女性が支える>
中国の8億人口の55%が女性であり女性の地位は高く、工場、地域の革命委員会の主任(工場長、市長に相当する人)、人民公社病院の2/3が女医、通訳、工場労働者、電信局等、何処の職場でも半数以上の女性が堂々と働いています。上海ではプラタナスの木に登り枝を切っている女性も見ました。中国では仕事上は男女は完全に同等で男に出来ることは女にも出来るとの考えてあり、深夜労働、高所作業、重労働等もしています。日本流に考えれば、母体保護上疑問が残りますが、中国ではそのようなことは気にしていないようです。また、化粧をしている女性もみあたりませんでした。
<暖房設備がない>
北京では暖房設備がありましたが、それ以外の都市では、ホテルを除き暖房が無く、南京では生憎雪が降り、その雪が凍り冷蔵庫の中にいるようでした。訪問した学校、工場等には一切暖房の設備がなく街の軒先には炭・練炭が見受けられる程度で、これも暖房で無く家事に使用しています。日本人としてこれを反面教育として考えると、日本で大地震等で、ガス・電気・水道が止まった場合に、どのような生活をするのかと、つくづく考えさせられました。耐乏生活の非常時用に、炭・コンロが必要ではないかと思いました。
<賃金は>
南京タービン発電機工場の例 最低32元 平均55元 最高96元
<物価は>
家賃5元 米1㎏0・3元 野菜1㎏0.1元 食油1・5元 ラッキョーの漬け物250㌘0・46元
映画0・3元 食堂0・3元~0・5元
日本円に換算しますと、現在1元が145円ですから大体平均7,000円位の賃金が支払われています。食費は月に20元(2900円)あれば十分です。又、全家庭が共稼ぎであるので余裕があり、日本の様にテレビのコマーシャルで消費を煽ることもありません。又、民衆の生活に直接関係ある食糧、綿布、食用油は切符制として計画経済を実施しています。このように中国は労働者が主人公であり国と人民の利益が一致している国であると言うことでした。
その中で外出が出来ないので私のHPに掲載されている中国旅行記録もExploerからEdgeに変わると閲覧が駄目になるのでブログにコピーをする事にしましたのでご覧下さい。今から44年前の中国の姿です。それ以降中国には2015年迄44回のお仲間で中国各地を訪ねました。随時ブログに掲載します。
先ず第1回目は
旅行時期1978年1月10日~24日
北京~南京~無錫~上海
全電通関東第1回訪中団として4人組み粉砕後の近代化をすすめてきている中国を見聞してきました。HPを開設したのは丁度あれから30年経った2008年1月3日です。今の中国を見聞しますと当時と大きく様変わりがしています。
訪問都市および訪問先
北京市(1978年1月11日~13日)
●天安門広場 故宮 ●西城区517幹部学校見学・交流 ●万里の長城 明の13陵 ●地下壕見学 ●北京電信局46分局見学・交流 ●毛主席記念堂
見送りの家族と神奈川の仲間(当時は羽田空港から)
北京までの中国民航機内食
北京到着日の夕食
天安門広場で
八達嶺万里の長城で
北京・人民公社で
北京・定陵で
南京市(1月14日~17日)
●中山陵見学 ●長江大橋 ●南京博物院 ●南京タービン発電機工場見学・交流 ●泰淮小学校見学・交流 ●梅園新村見学 ●白下病院見学・交流 ●太平天国歴史博物館見学・交流
南京の雪景色
南京・中山陵で
南京にて
無錫市(1月18日~20日)
●第1中学校見学・交流 ●太湖遊覧 ●太湖労働者診療院見学・交流 ●無錫市総工会と交流 ●河埒人民公社見学・交流 ●泥人形工場見学・交流 ●恵山公園見学
無錫・太湖畔にて
無錫・中学校の歓迎の文字
無錫市総工会幹部と団長
無錫にて
上海市(1月21日~23日)
●江南工人新村見学・交流 ●中国共産党第1次全国代表者大会記念館見学 ●上海工業展覧会見学 ●魯迅記念館見学 ●上海市内見学 ●現地訪中団総括会議
3枚は何れも上海にて
中国とはどんな国か、私の感想もまじえて
社会主義国家中国では、日本のように資本主義における搾取がありません。従って労働者全員が国のために働いています。バスの運転手・ホテルのボーイ・店員・通訳等すべてが公務員で工場労働者も同様で資本家に奉仕する人はいません。
<働かざる者食うべからず>
中国は8億人民がいます。その人達には贅沢はなくとも「衣・食・住」を完全に保障し、労働者は国の主人公であると言う考えで「生老病死」即ち「ゆりかごから墓場まで」国によって保障されています。停年退職後は60%から80%の年金が支払われ、退職者は地域毎にある託児所で両親、家族の働いている子供の面倒をみています。その中で就学前の子供に資本主義社会当時の話しをし、毛思想を中心とした社会主義国家建設に役立てています。中国では「いかなる仕事も社会主義建設であり、国家は人民の利益を守るためにあり、国家が大きくなれば個人も大きくなる」と言う考えです。
賃金も8ランクの格差があり、最低と最高は大体3倍位の格差があり、このランクは労働者が自ら評定し、申告したものを基準とし、大衆がその人物の経験・技術・社会的貢献度を考慮し大衆討議で決定されます。社会主義国家中国では全員「衣・食・住」を保障するためには、働ける人は全員が労働に参加し、先に述べたように搾取されることなく、働けば働くほど生産が向上し、国家の利益となることも十分理解できますし、8億人民に職を与えること、それに反比例する近代化・合理化の進歩も理解出来ます。8億人民がもし、賃金に格差がなければ、人間はサボる方に向かうでしょうから、中国でも格差がないと、国家の発展にならないようことも判るような気がします。
<天の半分は女性が支える>
中国の8億人口の55%が女性であり女性の地位は高く、工場、地域の革命委員会の主任(工場長、市長に相当する人)、人民公社病院の2/3が女医、通訳、工場労働者、電信局等、何処の職場でも半数以上の女性が堂々と働いています。上海ではプラタナスの木に登り枝を切っている女性も見ました。中国では仕事上は男女は完全に同等で男に出来ることは女にも出来るとの考えてあり、深夜労働、高所作業、重労働等もしています。日本流に考えれば、母体保護上疑問が残りますが、中国ではそのようなことは気にしていないようです。また、化粧をしている女性もみあたりませんでした。
<暖房設備がない>
北京では暖房設備がありましたが、それ以外の都市では、ホテルを除き暖房が無く、南京では生憎雪が降り、その雪が凍り冷蔵庫の中にいるようでした。訪問した学校、工場等には一切暖房の設備がなく街の軒先には炭・練炭が見受けられる程度で、これも暖房で無く家事に使用しています。日本人としてこれを反面教育として考えると、日本で大地震等で、ガス・電気・水道が止まった場合に、どのような生活をするのかと、つくづく考えさせられました。耐乏生活の非常時用に、炭・コンロが必要ではないかと思いました。
<賃金は>
南京タービン発電機工場の例 最低32元 平均55元 最高96元
<物価は>
家賃5元 米1㎏0・3元 野菜1㎏0.1元 食油1・5元 ラッキョーの漬け物250㌘0・46元
映画0・3元 食堂0・3元~0・5元
日本円に換算しますと、現在1元が145円ですから大体平均7,000円位の賃金が支払われています。食費は月に20元(2900円)あれば十分です。又、全家庭が共稼ぎであるので余裕があり、日本の様にテレビのコマーシャルで消費を煽ることもありません。又、民衆の生活に直接関係ある食糧、綿布、食用油は切符制として計画経済を実施しています。このように中国は労働者が主人公であり国と人民の利益が一致している国であると言うことでした。