今朝から曇り空で晴れ間が出ることになっていますが、相変わらず座骨神経痛の痛みがあるので炬燵の中で、テレビの国会中継を観ながらHPから過去の中国旅行を思い出しています。
訪問地 西安・敦煌・上海
旅行時期 1993年9月22日~28日
34名で敦煌莫高窟参観と鳴沙山砂漠でラクダに乗り移動する。
9月22日
全日空905便は、定刻10時25分成田空港離陸。北京空港で西北航空2108便に乗り換え、18時50分、西安空港に定時?着陸。ホテルは市の南部、東雁引路の「唐華賓館」有名な大雁塔に隣接するこのホテルは4層の中国風建築。唐代の美女「楊貴妃」の夢など見て、先ずは古都西安の一夜を過ごす。
9月23日
敦煌行きの便が午後に変更。それではと、午前は「陝西省博物館」参観。故周恩来首相の生前の指示により、1991年に完成したいうこの博物館の収蔵品は11万7千点。中国の地方博物館では最大で、北京の故宮博物館に比に非らず、とか。古代から近代まで時代順の展示品の質量に圧倒される。昼食は市内のレストラン「唐楽宮」。唐代宮女の服装をした美女のお出迎えはよろしいが、なんと昼食もバイキング方式。空腹を抱え、お皿を持って長蛇の列。「中国開放政策即日本的合理化空腹暫時是我慢乞協力」といったところか。15時10分、西安空港を離陸した「西北航空」2212便は、傾く夕日を追って、黄河流域の黄土に続く砂漠地帯を眼下に西進。経由地「蘭州」は「乗客此皆無着陸即無駄」とばかり、着陸省略。敦煌めざし直進。17時40分、砂漠のど真ん中の敦煌空港に安着。タラップを降りる一行に乾いた砂漠の強風が熱烈歓迎。はるばる来た辺境の地の敦煌にしばし感無量。出迎えの女性ガイドは「王建華」さん。スラリとした敦煌美人だ。夕食もそこそこに、待機した駱駝に分乗。上空の十日月を眺め、砂漠をキャラバン気取りで「鳴沙山」「月牙泉」付近を一廻り。ホテルは市内一流の「敦煌賓館」。砂塵を流し、辺境の宿に夢を結ぶ。
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西安・狭西省博物館
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鳴沙山砂漠
9月24日
今日は、市内の東南25㌔にある、旅のメイン「莫高窟」参観。鳴沙山大砂丘東麓の断崖に開かれ、かって千仏洞と呼ばれた千を越す窟院も、今は492窟が残り、断崖にアパートのような三層、四層の石窟が並んでいる。「遠く前秦の建元2年に開さくされたこの石窟に、今、保存されているのは、北魏より元代までの壁画や彫像で・・・・・壁画は延べ4万5千余㎡、彩色像2千体、まさに、古来からの『シルクロードの珠玉・極楽』である」。莫高窟専属女性説明員の名調子がつづくなかで、暗い洞窟に持参の懐中電灯の光を交錯させ、一同しばし感嘆。「これこそまさに敦煌芸術の魅力」、との説明員女史もぐっと胸を張る。昼食を済ませ、午後は「陽関」へ。北の「玉門関」と並ぶ往時の沙州(敦煌)城防衛の拠点も、砦とは名のみで、小高い砂山の上に、崩れかかった当時の「烽台」が一つぽつんと残っているだけだった。帰途は、砂漠のどまん中の「映画村」を背景に記念写真を一枚、日中合作映画「敦煌」ロケのために造られた「敦煌城」が中国側の要請でそのまま残され、入場料を徴収して新たな観光名所?になっていた。オアシスのなかの葡萄園に立ち寄り、トイレ休憩を兼ねて葡萄狩り。料金は25元(500円)は安くはないが、もぎとり放題、食べ放題。緑色の細長い「トルファン葡萄」で渇いたのどを潤す。莫高窟の楼門を模して造られた三層の赤い屋根の門をくぐって敦煌市内に戻る。辺境の町敦煌も、観光の目玉の外資獲得と開放政策で、街並みもぐっと近代化。ビル建築のラッシュのなかで商店街も活気ついている。敦煌旅行会社直営の餐庁(レストラン)で敦煌お別れの晩餐会、オアシスで買った乾し葡萄をつまみ、名産「夜光杯」に老酒を充たして乾杯。
敦煌莫高窟
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陽関の烽火台
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前方は映画敦煌セット
9月25日
砂漠の駱駝に別れを告げて、再び「西安」へ戻る。ホテルは1日目の「唐華賓館」、お帰りなさいと、大雁塔と預けた荷物がお出迎え。
9月26日
今日はシルクロードの起点「西安」観光。何はともあれ郊外の「兵馬俑博物館」へ。推定8千体といわれる秦始皇帝の地下軍団に圧倒される。帰途は始皇帝の陵墓を遠望。周辺はザクロの産地で、沿道にザクロ売りの声が交錯する。つぎは「華清池」、市の東北30㌔にある温泉保養地で、唐の玄宗皇帝がここに華清宮を造り、楊貴妃を寵愛したことから有名になったとか。8年前に覗いた?「楊貴妃の風呂場」は消えて、今は市民の浴場になっていた。市内に戻り、午後は「大雁塔」「西安碑林」を参観。「西門城壁」に登り小手をかざしたが、あいにくの小雨模様で、シルクロード原点の街並みは霞んでいた。
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西安・兵馬俑
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西安・華清池
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西安・碑林にて
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西安・食事の前菜
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西安・大雁塔
9月27日
訪中の旅もあと2日、「西北航空」2509便で今日は上海へ移動。明るい秋の日差しの「上海紅橋空港」着陸。中国最大の都市「上海」は、開放政策のもと、凄まじい建築ラッシュや、人、車、自転車の洪水。エネルギッシュな雰囲気につつまれていた。おなじみの上海。陳ガイドもマンネリ説明ぬきで、車窓に屹立するビル、ホテル群を指さして、近代化上海を誇示。昼食後は、「豫園」「玉仏寺」など観光メイン探訪組と自由行動組に分散。夜は「上海雑伎」参観
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上海・黄浦公園にて
9月28日
午後の「全日空」920便で18時に全員無事元気で成田に帰国。
訪問地 西安・敦煌・上海
旅行時期 1993年9月22日~28日
34名で敦煌莫高窟参観と鳴沙山砂漠でラクダに乗り移動する。
9月22日
全日空905便は、定刻10時25分成田空港離陸。北京空港で西北航空2108便に乗り換え、18時50分、西安空港に定時?着陸。ホテルは市の南部、東雁引路の「唐華賓館」有名な大雁塔に隣接するこのホテルは4層の中国風建築。唐代の美女「楊貴妃」の夢など見て、先ずは古都西安の一夜を過ごす。
9月23日
敦煌行きの便が午後に変更。それではと、午前は「陝西省博物館」参観。故周恩来首相の生前の指示により、1991年に完成したいうこの博物館の収蔵品は11万7千点。中国の地方博物館では最大で、北京の故宮博物館に比に非らず、とか。古代から近代まで時代順の展示品の質量に圧倒される。昼食は市内のレストラン「唐楽宮」。唐代宮女の服装をした美女のお出迎えはよろしいが、なんと昼食もバイキング方式。空腹を抱え、お皿を持って長蛇の列。「中国開放政策即日本的合理化空腹暫時是我慢乞協力」といったところか。15時10分、西安空港を離陸した「西北航空」2212便は、傾く夕日を追って、黄河流域の黄土に続く砂漠地帯を眼下に西進。経由地「蘭州」は「乗客此皆無着陸即無駄」とばかり、着陸省略。敦煌めざし直進。17時40分、砂漠のど真ん中の敦煌空港に安着。タラップを降りる一行に乾いた砂漠の強風が熱烈歓迎。はるばる来た辺境の地の敦煌にしばし感無量。出迎えの女性ガイドは「王建華」さん。スラリとした敦煌美人だ。夕食もそこそこに、待機した駱駝に分乗。上空の十日月を眺め、砂漠をキャラバン気取りで「鳴沙山」「月牙泉」付近を一廻り。ホテルは市内一流の「敦煌賓館」。砂塵を流し、辺境の宿に夢を結ぶ。
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西安・狭西省博物館
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鳴沙山砂漠
9月24日
今日は、市内の東南25㌔にある、旅のメイン「莫高窟」参観。鳴沙山大砂丘東麓の断崖に開かれ、かって千仏洞と呼ばれた千を越す窟院も、今は492窟が残り、断崖にアパートのような三層、四層の石窟が並んでいる。「遠く前秦の建元2年に開さくされたこの石窟に、今、保存されているのは、北魏より元代までの壁画や彫像で・・・・・壁画は延べ4万5千余㎡、彩色像2千体、まさに、古来からの『シルクロードの珠玉・極楽』である」。莫高窟専属女性説明員の名調子がつづくなかで、暗い洞窟に持参の懐中電灯の光を交錯させ、一同しばし感嘆。「これこそまさに敦煌芸術の魅力」、との説明員女史もぐっと胸を張る。昼食を済ませ、午後は「陽関」へ。北の「玉門関」と並ぶ往時の沙州(敦煌)城防衛の拠点も、砦とは名のみで、小高い砂山の上に、崩れかかった当時の「烽台」が一つぽつんと残っているだけだった。帰途は、砂漠のどまん中の「映画村」を背景に記念写真を一枚、日中合作映画「敦煌」ロケのために造られた「敦煌城」が中国側の要請でそのまま残され、入場料を徴収して新たな観光名所?になっていた。オアシスのなかの葡萄園に立ち寄り、トイレ休憩を兼ねて葡萄狩り。料金は25元(500円)は安くはないが、もぎとり放題、食べ放題。緑色の細長い「トルファン葡萄」で渇いたのどを潤す。莫高窟の楼門を模して造られた三層の赤い屋根の門をくぐって敦煌市内に戻る。辺境の町敦煌も、観光の目玉の外資獲得と開放政策で、街並みもぐっと近代化。ビル建築のラッシュのなかで商店街も活気ついている。敦煌旅行会社直営の餐庁(レストラン)で敦煌お別れの晩餐会、オアシスで買った乾し葡萄をつまみ、名産「夜光杯」に老酒を充たして乾杯。
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敦煌莫高窟
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陽関の烽火台
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前方は映画敦煌セット
9月25日
砂漠の駱駝に別れを告げて、再び「西安」へ戻る。ホテルは1日目の「唐華賓館」、お帰りなさいと、大雁塔と預けた荷物がお出迎え。
9月26日
今日はシルクロードの起点「西安」観光。何はともあれ郊外の「兵馬俑博物館」へ。推定8千体といわれる秦始皇帝の地下軍団に圧倒される。帰途は始皇帝の陵墓を遠望。周辺はザクロの産地で、沿道にザクロ売りの声が交錯する。つぎは「華清池」、市の東北30㌔にある温泉保養地で、唐の玄宗皇帝がここに華清宮を造り、楊貴妃を寵愛したことから有名になったとか。8年前に覗いた?「楊貴妃の風呂場」は消えて、今は市民の浴場になっていた。市内に戻り、午後は「大雁塔」「西安碑林」を参観。「西門城壁」に登り小手をかざしたが、あいにくの小雨模様で、シルクロード原点の街並みは霞んでいた。
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西安・兵馬俑
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西安・華清池
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西安・碑林にて
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西安・食事の前菜
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西安・大雁塔
9月27日
訪中の旅もあと2日、「西北航空」2509便で今日は上海へ移動。明るい秋の日差しの「上海紅橋空港」着陸。中国最大の都市「上海」は、開放政策のもと、凄まじい建築ラッシュや、人、車、自転車の洪水。エネルギッシュな雰囲気につつまれていた。おなじみの上海。陳ガイドもマンネリ説明ぬきで、車窓に屹立するビル、ホテル群を指さして、近代化上海を誇示。昼食後は、「豫園」「玉仏寺」など観光メイン探訪組と自由行動組に分散。夜は「上海雑伎」参観
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上海・黄浦公園にて
9月28日
午後の「全日空」920便で18時に全員無事元気で成田に帰国。